ナツノヒ

UNISON SQUARE GARDENについて色々触れちゃうブログです。語彙がないから複合技でお送りしております。

fun time 724 視聴レポ

今日は7月24日、祝日だ。

 

今年のみの新設された「スポーツの日」であり、本来開催されていたオリンピックに合わせて設定された日だそうだ。

 

とはいえ、そんな体育会系満載の日にまったく似合わないバンドが結成16周年を迎えた。

 

そう、我らがUNISON SQUARE GARDENだ。まあ「スポーツの日」は今年できたので、そこにとやかく言われる義理はないのだけど。

 

どんな理由であれ、結成日が祝日であることはライブ的な意味で嬉しいので、ぜひとも来年以降も残して欲しいところです。

 

16周年を迎えた彼らは今年は通常営業に戻ることを強調していながらも、昨今のコロナウィルス流行により、それが不可能になってしまった。

 

結果的に今の情勢に合わせた生配信というかたちでもライブを先日開催し、やり方は異なれど、いつも通りのカッコ良い彼らを見せてくれたばかりである。

 

この内容に関しては、ブログでの記事にしているし、音楽文にも一文投稿した。時間があれば読んでみて欲しい。時間がなければこの記事だけ読んでいって。

 

そんななかでの結成日という記念すべき日を迎えるなかで、自分にもできることがないか…と考えたのが、やはり文を書くこと。

 

ふと頭をよぎったのが「fun time 724」、2015年7月24日に日本武道館で開催されたライブだ。

 

日本武道館といえば、アーティストにとって一種のステータスになっており、ここでライブすることが実績として数えられることも多い。

 

そのため、ユニゾンも武道館でライブをすること関してドラマがあったことがインタビューでも推察される。

 

それ故にライブ自体にもグッと来るポイントが数多くあった。あったのだけれども。

 

個人的な話をすると、この頃からユニゾンを聴いていた僕はこのライブには参加していない。

 

当時は1人でライブを行くことはまだ少なかったし、遠征なんてもってのほかだった。

 

SNSもそんなに手広くやってなかったし、誰かと共有できないライブにはちょっとだけ寂しさを感じる頃でした。

 

何より社会人1年目だったので、音楽に対しての距離感もだいぶと遠ざかってしまったように思える。

 

…いやーあの頃は大変だったなぁ(しみじみ)

 

学生諸君はただでさえ就活が大変なときだと思いますが、社会人になると良くも悪くも音楽との接し方が変わってしまうので、心づもりだけはしておいた方が良いと思います。

 

何だか説教っぽくなっちゃったかな?閑話休題

 

実はあまり視聴機会のないfun time 724 、時間が経つにつれて行けなかった後悔が増すので、購入もしてなかったり。

 

昨年の15周年の一環でGYAOの無料視聴を見たことはあるんですが、これを機にライブDVDを買いました。

 

なので、今回は初めてライブを見た気持ちになったつもりで視聴レポを書いていこうと思います。

 

…決めてから約3日でここまで動けるのは、自分的にはなかなかのフットワークの軽さでした。

 

好きの力ってすごいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SE.絵の具

 

まずは登場SEの絵の具から。

 

武道館の360°の客席が普段のライブと異なるのが印象的です。

 

ステージ入りする順番は貴雄→田淵→斎藤さんのいつも通りの入り方。

 

スタッフと談笑する斎藤さんが印象的で、この頃はいつもの白いギターではないものも頻繁に使っているのも目を引きます。

 

「絵の具」も普段とは違う特別仕様。15周年のときはある程度予想もできたので、前情報なしでこれを聴いた人の感想がぜひ聴きたいですね。

 

そして、全員の準備が完了すると、「fun time 724 」の文字が画面に浮かび、「絵の具」の音が消える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと

 

この時期にこれを1曲目に持ってくること自体が、まさに「UNISON SQUARE GARDEN」って感じだよなぁ…。

 

自分がもし参加してたら、間違いなくきょとん…としていた自身があります。

 

1曲目は「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと」でした。

 

当時はB面の曲であり、その2日前に発売された「DUGOUT ACCIDENT」に収録されたばかりの曲でした。

 

B面ゆえに知名度は決して高くなく、ファンとしても隠れた名曲的な認識でいたと思うので、これが幕開けに選ばれるとというのはかなりのサプライズだったと思います。

 

ガリレオの除くB面は基本的にライブでやらないというユニゾンのルールを、D.Aに収録された途端に披露されるという満を持して感に、田淵のニヤっとした顔が想像できます。

 

田淵がB面に入れたことを後悔するぐらいに思い入れのある曲みたいなので、ライブしてて楽しかったんだろうな…っていうのも表情を見ながら感じました。

 

1曲目に選ばれたのは、001=1曲目ぐらいしか思い浮かばないですけど、どうなんでしょうね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.リニアブルーを聴きながら

 

斎藤さんの「ようこそ!」からの2曲目は「リニアブルーを聴きながら」でした。

 

この溜めた感じの「ようこそ!」がかっちょええんだよなぁ。

 

当時は「シュガーソングとビターステップ」という超新星はいましたが、「オリオンをなぞる」と「桜のあと(all quartets lead to the?)」との安定の3本柱だったイメージなので、この選曲にも納得です。

 

マイナーな選曲から誰もが知っている曲に引き戻す手法、相変わらずジェットコースターみたいで感嘆です。

 

何となしに舞洲の「お人好しカメレオン」→「シャンデリア・ワルツ」を思い出してしまうのは僕だけだろうか?

 

最近の曲はどれもパワーが溢れているので、それ一つで曲が成立してしまうことも多いですが、こうやってあえて爽やかさに寄って他の曲も引き立ててくれるような立ち位置も良い味出しているなと思います。

 

特にこの頃のユニゾンでは、かなり特別な存在な気がしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.MR.アンディ

 

"悩んでないのに 朝が来て 悩んでないのに 夜が来る"

 

そんな特別なアレンジから入ったのは、「MR.アンディ」です。

 

何となくparty styleを彷彿とさせるアレンジですが、披露されたのは通常バージョン。

 

この曲はライブで入れるには少々特殊な置き方が必要だと思うんだけど、それでもいつも他の曲に浮くことなくセトリに入ってくるのがすごいと思う。セトリおじさんの手法に脱帽です。

 

余談ですが、party styleが未だに聞けてないので、どこかのライブでやってください。お願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.ため息 shooting thn MOON

 

よん、まい、めぇぇぇぇ!!!!

 

実際行けてたら発狂するだろうねぇ…。

 

4曲目に4枚目のアルバム「CIDER ROAD」の曲を持ってくる手法、控えめに言って大好きです。

 

ここらへんからロック調の曲が増えてきたので、田淵の暴れぶりが気持ちよくなって参りました。

 

ラスサビ前にメンバー3人にそれぞれスポットが当てられる演出も良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.マスターボリューム

 

はい、推し曲!死んだ〜!!

 

5曲目は「マスターボリューム」、おそらくこの頃としてはキラーチューンを連発しまくっている気がするので、武道館という場所に特別感を与えてくれます。

 

語彙が乏しくて申し訳ないんだけれど、この曲はとにかくカッコ良い。

 

貴雄のドラムのチキチキ音も、合間に挟まれる田淵のベースも、斎藤さんのギターソロも唸り声も全てがカッコ良いに振り切っていて、聴いてて気持ちが良くなる。

 

斎藤さんの「UNISON SQUARE GARDENです!」も、心なしか普段よりカッコ良く聞こえてしまう。

 

実は全国的なイベントでは、このライブ以来登場していないので、そろそろ聞きたいのが本音です。来月のライブに期待したいところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.サンポサキマイライフ

 

斎藤さんの「今日は長いよ〜!」とイタズラっぽい表情からの「自由に楽しんでいってください、よろしく〜!」は絶対に楽しい…そんな思いが溢れたのは「サンポサキマイライフ」です。

 

壮大な前奏からの「ハイ!」はいつ見ても楽しそう。

 

斎藤さんのMC後に置かれる曲で、何となくライブの方向性がわかってしまうところもあるんですが、今日のライブがとんでもないことになる…もし参加できたらそんな予感に包まれていたと思います。

 

いやーしかし、メンバーもお客さんも楽しそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.ワールドワイド・スーパーガール

 

ファンから思わず歓声から漏れてしまう登場をしたのは、「ワールドワイド・スーパーガール」です。

 

今じゃめっきりやらなくなってしまったレア枠の曲ですが、この時期はもうちょっと頻度が高かったような…ツアーのセトリにも入ってたし。

 

とはいえ、それでも披露されるのは意外だったと思うので、この歓声には納得です。

 

あとこの曲は首を360°動かしたり、"もう1回"のときに指を1本あげる等…とにかく田淵がかわいかった印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.like coffeeのおまじない

 

「Hey,Lady's&Gentleman!Boys&Girls〜!やっぱり!東京!like coffee…カモン!」

 

これを聞けるだけで優勝だと思います。お前がNo.1だ。

 

そんな冗談は置いておいて、レア曲が続きます。

 

8曲目は「like coffeeのおまじない」です。

 

武道館が舞洲と異なるのが、必ずしもメジャーな曲をやりすぎていないこと。

 

10周年は"何気ない記念日"であることを押していたので、本人たちが"やりたい曲""やるべき曲"がセトリに入っていた印象があります。

 

本人たちが楽しいライブをファンが同じくらいに負けじと楽しむ、そんないつもの彼らのライブをちょっとだけ特別な気分で見れるのが嬉しくなりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.スカースデイル

 

世に言う「アナザーワールド詐欺」といわれるイントロから始まったのは、「スカースデイル」です。

 

改めて聴くと、確かにまぎらわしい。そして、多分それはワザとだね。笑

 

その頃からほとんどやらなくなっていたミニアルバム収録の楽曲である「アナザーワールド」を彷彿とさせるメロディから始まり、徐々に本来のメロディに戻っていく演出から始まりました。

 

色んな楽曲を織り交ぜたセッションはユニゾンではよくある話だけど、これは残念がる人は多かったかも。

 

まあでも、メロディとしては完成度が高く、ひきこまれるものがあったと思います。

 

どうしても先日の配信ライブと比べてしまうんだけど、やっぱりコーラスの質が全然違うな…という印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.シュガーソングとビターステップ

 

この頃はまだ発売して2か月の新曲でしたね。何だか懐かしくなってしまいます。

 

どこか初々しさも残しながら、抜群のパフォーマンスで盛り上がる姿は当時からその面影を感じさせますね。

 

発売してから初のワンマンが武道館というのも出来過ぎな気もしていますが、それも今考えると必然なのかも。

 

この曲に関して色んなことを語っているけれど、それでも言葉が出てくるのはポテンシャルの高さ故かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11.23:25

 

めちゃくちゃにカッコ良いセッションから始まったこの曲、2ndアルバム「JET CO.」からは唯一のセトリ入りになりました。

 

相変わらず多幸感満載で、(多分)田淵のお気に入りなので、やはりこのライブでも登場しました。

 

「JET CO.」はいわゆる闇期にできたアルバムゆえに、何となくセットリストにも入りにくいイメージがあります。

 

最近はそうでもなくなったか?ということも増えてきたけれど、やはりこの時期は顕著な気もする。

 

一つはあんまり思い出したくない時期…ということもあるんだろうけど、「23:25」がライブで役割を十二分に担えてしまうというのもあるんだろうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12.天国と地獄

 

この曲もまだまだ新顔でしたが、ライブで猛威を奮っていたことが想像できますね。

 

舞洲でも披露した特別なイントロから、ユニゾンでは珍しい火を吹く演出も飛び出したり、曲としてもかなり優遇されていたように思います。

 

それが今でもライブの第一戦で活躍しているので、この頃の扱いもシュガビタ同様にある種の必然だったんですね。ランキングは30位以下だったけども。

 

斎藤さんの今世紀最高にカッコ良い巻き舌と田淵の暴れっぷりが目を引く曲なので、またライブでやって欲しいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜MC〜

 

360°の客席を見て、「三十路3人の後頭部は大丈夫ですか?」って咄嗟に言える斎藤さんはやっぱりすごいなぁ。これぐらいトークが上手くなりたい。

 

あと「はじめてのおつかい」はあまり鉄板ネタすぎるので、いつも笑ってしまう。

 

普段はめちゃくちゃにカッコ良いのに、こういう時に出るしょーもないトークも好きだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13.プログラムcontniued

 

通常版を視覚的に聞くのはかなり久しぶりな気がします。

 

この曲は武道館とツアー「プログラムcontniued」でしか披露されておらず、、かなり限定的な人しか聞けていないレアな立ち位置なはず。

 

15th style以上に"何気ない記念日"であることが強調されているので、これぐらいの温度感がちょうど良いのかもしれませんね。

 

20周年時は20th styleなのか、それとも新曲が出るのか…そこらへんも注目ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14.光のどけき春の日に

 

時期的にも、曲的にも、001並みに選出が意外だった曲かもしれませんね。

 

あえて意味を考えるとしたら、記念日にライブを行うという感謝の気持ちとそれを隠そうとする照れ臭さでしょうか。

 

"もう少しこのまま"

 

そんな気持ちも込めているのかな?

 

春をイメージしたピンクの照明も、この頃は珍しいので、よく映えていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15.クローバー

 

この並びは単純に美しかったです。

 

桜舞う春の午後から、一気に時を飛び越えてクローバー畑が見えるような…そんな景色が頭の中に入り込んできました。

 

この曲はホールや武道館みたいな広い会場がよく映えますね。

 

"君がここにいないことで あなたがここにいないことで まわってしまう地球なら 別にいらないんだけどな"

 

そんな言葉が染み渡ります。

 

斎藤さんのアルペジオもいつ聴いても素晴らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16.harmonized finale

 

このライブの肝のひとつは、バラードがとにかく美しいの一言に尽きる。

 

メロディもさることながら、言葉のキレイさ…彼らの思いを余すこと込めた純粋さが耳に残るような。

 

ラスサビ前の斎藤さんの歌う表情にもそれが垣間見えていますね。

 

滲み入るように歌っている田淵の顔も素晴らしい。

 

この曲はいつ出会っても、メンバーが良い表情しているのも最高なんだよな。

 

何よりこの位置で登場することに、ライブがもうすぐ終わってしまう…そんな悲しい予感もつきまとう宿命な曲ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜MC2〜

 

せっかくなら他のメンバーも喋ってもらうことに。

 

貴雄のタクシー話もだいぶ出来上がっていたし、田淵の言葉に注意…の話もめちゃくちゃ構成うまかくて笑ってしまった。

 

個人的に田淵の喋り方にちょっとだけ若さを感じるので、何か新鮮でした。

 

斎藤さんのバンドの方向性や自信について語ってくれた後に、登場した曲は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17.シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜

 

「どの斎ちゃんの歌い出しがカッケェ選手権」が開催されるとしたら、間違いなくこの曲が上位に入る自信はあります。

 

斎藤さんの色気満載な"古い…"の歌い出しから始まったのは、「シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜」です。

 

先ほどまでの美しいバラードから打って変わっての薄暗さも感じる、彼らの思いが吐露されるナンバーですね。

 

このライブは本当に今やって欲しくてたまらん曲がたくさんセトリ入りしています。

 

"今世紀には今世紀のやり方がある"

 

この言葉は今のご時世にも通ずるものがあるので、31位〜70位ランクインしていれば、ぜひ来月のライブでもやって欲しいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18.桜のあと(all quartets lead to the?)

 

ここからはもう怒涛の展開ですね。もはやUNISON SQUARE GARDENお家芸といっても過言じゃないかと。

 

先陣を切るのは「桜のあと(all quartets lead to the?)」、アルバムツアーを経て、すっかりライブの定番曲に仲間入りした印象があるのがこの時期です。

 

CIDER ROAD」の後に制作された曲であり、「Catcher In The Spy」に収録されたこの曲は、ポップとロックと塩梅がこれまた絶妙で。

 

ニゾンを新しいステップに押し上げた曲だと信じて止みません。

 

今の慣れ親しんだ歌い方も好きだけど、この時期のまだまだ勢いが感じられる歌い方も好きですな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

19.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

 

からの今度はロックに振り切った曲の登場です。

 

「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」、満を持してファンの周知の元での登場となりました。

 

元々ライブ限定で披露されていたこの曲は、音源として残ることはなく、約2年間ライブのみで知られていく曲となりました。

 

それが10周年記念の「DUGOUT ACCIDENT」でついに収録されることとなり、その2日後のライブでさっそく披露されることとなりました。

 

今でこそ定番曲ですが、当時は音源収録もされていないマイナー曲なはず…そんな予想も裏切るぐらいの客席のノリ具合はどれだけユニゾンのライブを愛する人が多いのかを示す結果となりました。

 

音源収録前にライブで一度聞いたことがありますが、そのときでさえ熱量は凄まじかったので、この時期にライブで聞けた人は感慨深いものがあったと思う。

 

願わくばここで聞きたかったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20.シャンデリア・ワルツ

 

YouTubeで公開されていることもあり、何度も見ている映像ですが、こうやって一つの流れとして見るとまた違った印象を受けます。

 

とにかく序盤の斎藤さんのギターソロが死ぬほどカッコ良い。

 

客席まで近づいての演奏なんて、きっと武道館でしかやってくれない演出のはず。

 

腕を振り上げ感情を表にする斎藤さんなんて、滅多に見れるものじゃないしね。

 

会場も一体感となる多幸感、うらやましいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21.ドラムソロ〜場違いハミングバード

 

斎藤さんによる2度の「オンドラムス!」から放たれるのは静かなるトーンでの「オンドラムスタカオスズキ!」

 

毎回勢いのあるパフォーマンスを披露してくれますが、今回もそれは現在でした。

 

いつもの手数の多いドラムだけでなく、スティックを口に加えて手を叩いたり、どんどんテンポを上げていったり…普段より長尺な分やりたい放題でした。

 

最後にはステージごと上昇してしまったり…演出面では圧倒的に優勝だったと思います。

 

そこからの今度は田淵と斎藤さんが地下からステージに戻ってくる演出も、演奏も相まって最高にカッコ良かったです。

 

からの貴雄の「1.2.3.4!!」はいつどんな場所で聴いてもアガりますねぇ。

 

新米も備蓄米も問答無用でノセてしまう、ある意味最強のナンバーなので、やはり終盤がよく似合うと思います。

 

縦横無尽に動く田淵智也も徹頭徹尾気持ちが良い。

 

このときの斎藤さんの舌打ちも今世紀最高にエロかったです。

 

そこから間髪入れずに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

22.ガリレオのショーケース

 

B面でありながら、今もライブの定番曲に名を連ねる「ガリレオのショーケース」…武道館でもめちゃめちゃ良い位置で登場しました。

 

楽曲としての立ち位置に反して、ライブで盛り上がる力も相当なものがあるので、「DUGOUT  ACCIDENT」に収録されるまでは見つけるのに一苦労だった人も多いと思います。僕もその1人です。

 

でも、知ってる人だけがダントツに楽しめる空間…誰に対しても優しくないからこそ見える景色は、そこに到達したときに自分にしかわからない感動に出会えるのが素敵ですね。

 

ラスサビ前に斎藤さんと田淵が一瞬だけ向き合って、お互いのポジションと逆方向に走っていくのはこのライブのベストシーンだと思うし、"毎日が、そう!"で駆け抜けながら歌う田淵も見応え抜群だと思います。

 

何気に本編終盤のガリレオに出会ったことはないので、いずれ再会したいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

23.センチメンタルピリオド

 

本編最後を締めるのは、メジャーデビューシングルでもある「センチメンタルピリオド」でした。

 

終わるを感じさせる壮大なイントロからの「ラスト!センチメンタルピリオド!!」は、記念ライブのお約束になりつつありますね。

 

このイントロの意味はラジオで知ったんだけど、それ抜きにしても特別な感じがして好きですね。

 

"高性能のヘッドホンなんで 世界の音も聞こえません"

 

"ロックだけで暮らしていけるなんて 言い訳にしか聞こえません"

 

ニゾンらしい矛盾が両立している歌詞が何とも言えないんだけど、11年経っても変わらずに昔の曲が愛されているのは何だか嬉しくなってしまう。

 

僕らの大好きなロックバンドは最高だ。そう言いたくなるぐらいに。

 

斎藤さんの「バイバイ!」とともに本編は終了し、楽しい時間は一度幕を閉じる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜MC3〜

 

「機材片付けに来ただけですんで」なんて照れ隠しとともに登場したのは田淵智也

 

そんなことを言いながら、楽器を手に取り話を始まる。

 

5年前から準備していた言葉は結局言ってくれなかったけれど、代わりに僕らに勇気をくれる言葉を言ってくれました。

 

画面越しでもグッと来てしまいますね。

 

そんな嬉しい言葉の後に続くのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EN1.3 minutes replay

 

"確かな3分間を リプレイ"

 

この言葉を聞きたい人は山ほどいるだろうね。

 

そうして彼らは言ってくれる

 

"世界が変わる夢を見た"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EN2.kid,I like quartet

 

アンコール序盤は3rdアルバム「Populus Populus」の曲順を再現した並びとなりました。

 

当時この流れに出会った人はどう感じたんだろう?ぜひ感想を聞きたい。

 

このアルバムはおそらく闇期だったユニゾンを救う作品になったはずなので、当時の彼らには並々ならぬ思い入れがあったことが推察される。

 

イメージ的には、現在の「MODE MOOD MODE」の立ち位置に1番近くて、その頃のユニゾンの多幸感を象徴するアルバムだったんじゃないかな。

 

それがENに登場する意味は言葉したいけどできない、そんなすごく大事なものが隠れているような気がする。

 

そんな考えを抜きにしても、気持ちがアガっていくアンコール…楽しくないはずがないよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EN3.フルカラープログラム

 

この3曲の並び、どんだけ完成度高いんだよ…とライブに行けなかったことをやはり悔やんでしまいます。

 

センチメンタルピリオド」と双璧を成す、ユニゾンの象徴曲である「フルカラープログラム」がENのラストを締めました。

 

貴雄のドラム音から始まるイントロだけで顔が綻んでしまうのは、もはや条件反射みたいなもので…どうしても先日の配信ライブを思い出してしまいます。

 

斎藤さんと田淵が楽しそうに向き合って演奏しているのも印象的です。

 

圧巻なのはラスサビ前の斎藤さんのアカペラ。

 

前回の配信ライブでは無観客のなかで行われていましたが、この武道館ではたくさんの観客がいるなかで歌われました。

 

たったそれだけの違いなのに、ガラッと印象が変わったような…より尊いものを見せられているような思いを受けた。

 

ラストに延々と向き合って音を鳴らす斎藤さんと貴雄も、ステージを駆け回って観客に向けて何かを届ける田淵も、それに対して笑顔になっている観客も全てが最高の一言で表せてしまうぐらいの良いものを見れた気がしましたね。

 

斎藤さんの「またね!」の一言でライブは終了し、"何気ない記念日"の1日は終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜MC4〜

 

最後は斎藤さんのMCでライブは幕を閉じた。

 

とにかく満足気な笑顔の斎藤さんが印象的だった。

 

「僕らにとって大切な人たちにとっての大切なバンドになるように」、そんな言葉が信じられるのは、自分たちのために音楽をする彼らだからなんだと思う。

 

決して親切じゃないし、不器用なバンドかもしれないけど、誰よりも誠実だからこそ信じられるものがあることを感じた。

 

それはこの武道館という大きなステージでライブをしたからこそ、感じる部分なんだと思う。

 

残念ながら当時の僕はこのライブに行こうという気持ちは湧かず、今ではそれに悔しい思いをしてしまっているけれど。

 

17年目の今日や20周年のいつかに、それよりももっとカッコ良いライブをしてくれることはわかっているので、とりあえずはそれを信じて前を歩いて行こうと思います。

 

fun time 724 セットリスト

 

1.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと

2.リニアブルーを聴きながら

3.MR.アンディ

4.ため息 soothing the MOON

5.マスターボリューム

 

6.サンポサキマイライフ

7.ワールドワイド・スーパーガール

8.like coffeeのおまじない

 

9.スカースデイル

10.シュガーソングとビターステップ

11.23:25

12.天国と地獄

 

13.プログラムcontniued

14.光のどけき春の日に

15.クローバー

16.harmonized finale

 

17.シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜

18.桜のあと(all quartets lead to the?)

19.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

 

20.シャンデリア・ワルツ

21.ドラムソロ〜場違いハミングバード

22.ガリレオのショーケース

23.センチメンタルピリオド

 

EN1.3 minutes replay

EN2.kid,I like quartet

EN3.フルカラープログラム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16周年おめでとうございます。

 

ロックバンドに祝福を!今日高らかに音を鳴らすことを信じて。

LIVE(in the)HOUSE ライブレポ

7月15日、ファン待望の配信ライブ「LIVE(in the HOUSE」が開催されました。

 

UNISON SQUARE GARDENとしては初の試みとなる配信でのライブ…そして、主催としては今年初めてのライブということもあり、方々の期待値も開催前から普段以上に高まっていることも印象的でした。

 

配信と同様にこのライブのひとつの目玉としてあるのが、事前に行われたファンからのリクエスト投票がセットリストに反映されること。

 

すでに1〜30位までの結果が発表され、おそらくそれを元にセトリが組まれていることが推察される。

 

…まあ捻くれた彼らのことなので、ランク外の曲をやっても驚かないけど。

 

そんなわけで僕も結果を元に、前回の記事でセットリストを予想してみました。内容は以下の通りです。

 

1.to the CIDER ROAD

2.桜のあと(all quartets lead to the?)

3.I wanna belive、夜を行く 

    

4.スカースデイル

5.箱庭ロック・ショー

6.さよならサマータイムマシン

7.君の瞳に恋してない

    

8.きみのもとへ

9.静謐甘美秋暮叙情

10.mix juiceのいうとおり

11.シャンデリア・ワルツ

    

12.オリオンをなぞる

13.場違いハミングバード

14.Phantom Joke

15.フルカラープログラム

 

16.シュガーソングとビターステップ

 

曲順はともかく選曲はいい感じだと思うのですが…結果はどうだったのでしょう?

 

そんなことも気にしながら、今回は生配信ライブのレポを書いていこうと思います。

 

〜開演前〜

 

開演は当初19時30分の予定でしたが、混雑が予想されるということで19時に変更となりました。

 

僕も諸々の用意を済ませ、会場入りしたのは19時30分前だったでしょうか。

 

時間的に余裕もあったからか、特に制限もなく入ることができました。

 

とはいえ、会場は普段とは違って、僕らの家のテレビ、パソコン、もしくは携帯…入場後は自分の時間を好きに過ごせるのが良かったですね。

 

画面にはユニゾンのロゴと#USG2020というハッシュタグ、そして現在時刻が出ていました。

 

この現在時刻が書いてあるのが何とも言えなくて、1秒1秒時間が進んでいく感じがライブへの高揚感をより高めてくれました。

 

この絶妙な仕掛けがまさにユニゾンならでは為せる技だと思います。

 

ライブのために他にやることを終わらせていたので、開演までは意外とあっという間でした。

 

そして、いよいよ開演の20時に。

 

SE.絵の具

 

画面が変わると映し出されるのは、見慣れたいつものステージ、流れるSEは当然イズミカワソラの「絵の具」。

 

さらに順番にそれぞれの楽器がピックアップされる。

 

普段と違うのは、ステージ裏の様子が見れること。

 

顔は見えませんでしたが、裏で待機する3人が映し出されました。

 

そのまま並んでステージに向かう3人…これだけでも今日のライブを見た価値があるように思えます。

 

ちなみに今回のスタッフTはミミガヒーのシャツだったんですが、暗がりで見ると妙に迫力があったのはここだけの話です←

 

長尺で映されている分SEもいつもより長めな仕様です。

 

このかたちは武道館や15thでしか使われなかったパターンなので、今日のこのときが少々特別であることを改めて思い知らされます。

 

いつも順番で3人がステージ入りし、各々が最終チェックをしている。

 

LIVE(in the)HOUSEがいよいよ始まる瞬間でした。

 

そうして、SEの絵の具の音が消える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.mix juiceのいうとおり

 

そう来る〜!?

 

幕開けはどう考えても「to the CIDER ROAD」信じて疑わない大半のユニゾンファン(僕調べ)の期待を良い意味で裏切る1曲目は「mix juiceのいうとおり」でした。

 

とはいえ鈴木貴雄のドラムからの

 

"今日までの感情が明日を作るから イライラも後悔もまるごとミックスジュース 12時過ぎても解けない そんな魔法があっても欲しくない 早く帰って眠らなくちゃ"

 

そんな歌い出しの特別なアレンジが加わった特別仕様で始まったこの曲は、リクエスト選挙でも4位という好成績を収めたので、1曲目に選ばれるのも納得です。

 

ただ、トリビュートライブで1曲目になっていたので、ここで再び同じ位置に来ることは少々予想外でした。

 

軽やかなピアノ演奏から始まるのが印象的だったので、アレンジが入るだけでもだいぶとイメージが変わります。

 

ポップな曲が選ばれがちだったランキング結果も反映しているみたいで、既視感のない始まり方が新鮮でした。

 

何より"イライラも後悔もまるごとミックスジュース"っていうフレーズは、今のご時世に対するちょっとした彼らの答えな気がします。

 

この曲から気になってはいたんだけど、今回のライブは鈴木貴雄がとにかく良い笑顔してるんだよな〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.オトノバ中間試験

 

そう来たか〜!(2回目)

 

「今日は…長いよ〜!」と同じぐらい滅多に聞けない、斎藤宏介の「おまたせ!」から始まった2曲目は「オトノバ中間試験」でした。

 

いや、2曲目から怒涛の展開すぎますって。

 

いわゆる2曲目の「ようこそ!」枠は過去のライブでラストを担当した曲が選ばれる傾向にあるんですが。

 

この曲も日替わりですが、2017年のツアー「One roll,One romance」で本編ラストを担っていました。

 

なので、この選曲も納得です。納得は納得なんですが。

 

あまりにも良い弾すぎるし、いずれあるツアーで使って欲しかった!笑

 

個人的にはブチ上がり間違いなしな曲なので、直接オーディエンスを震わせて欲しかったのが本音ですね。

 

ただ、それだけこのライブに向けての熱量が凄まじかった証拠だと思うので、一気に今日への信頼度は増しました。

 

田淵の「制限タイムはあと少しダンス」(勝手に名付けた)もキレキレで最高でした。

 

ポップ枠では唯一無二の楽しいに振る切ってる曲だと思うので、ひたすらに楽しかったですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.桜のあと(all quartets lead to the?)

 

そこからの流れを引き継ぐのは、「桜のあと(all quartets lead to the?)」です。

 

すごく感覚的な言い方で申し訳ないんですが、オトノバが終わった時点で、3曲目は桜のあとだっていう確信に似た何かがありました。

 

理由を頑張って説明するとすれば、ここまでの曲がライブとしてはレアであることと他の定番曲にドラマがあり過ぎるから。

 

ライブとして成立させるためには、序盤のブロックには誰もが知っている曲を1つは置くっていうのは必須だと思います。

 

ランクイン曲から考えていくと、「Phantom Joke」は大多数に対しては初披露になるし、「フルカラープログラム」や「オリオンをなぞる」はこのライブでやるには少々感動がありすぎるように感じてしまう。

 

要はそれだけでライブの話題をさらってしまうような。

 

そう考えたときに、純粋にドラマなしで上位入りしたのって桜のあとだけじゃないか?って結論になりまして。

 

多分この曲はライブで愛されてる故に3位を獲得したと考えているので、ライブを1つの線として成り立たせてくれる重要なピースになったんじゃないかと思います。

 

実際に過不足なくライブを盛り上げる仕事はまさに職人芸ですね。場違いに通ずるものがあるけど、今回はあちらにはドラマがあると個人的には思っているので、今回はこの曲以外ありえないです。

 

でも、そんな論理抜きに単純に楽しかったです、はい。

 

ここで1ブロック目終了。予想していた3曲目に「I wanna belive、夜を行く」は登場しなかったので、さすがに今回は入らなかったか…元々お蔵入り決まったしな、とすでに諦めモードでした。(ちょっとした伏線)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.きみのもとへ

 

いつもの「自由に楽しんでください」ではなく、単発のライブでやりがちな「MCなし!」というMCとしては身も蓋もない言葉の後に登場したのは「きみのもとへ」でした。

 

多分今回初めてユニゾンのライブを見る人たくさんいただろうから、その人たちに向けての配慮だったんでしょうね。

 

さすが媚びないけど、誰に対しても誠実なバンド「UNISON SQUARE GARDEN」…大好きです。

 

話を戻しますが、まさかのこの枠で「きみのもとへ」が来るとは思いませんでした。

 

一応2015年の「プログラムcontniued」ツアーで同じ使われ方をしていたので…さすがにないかなと勝手に除外してしまいました。

 

まあでも、同じ使い方しないなんていう法則はないわけで(ガリレオや夜な夜なも何度もラストで使われてるし)…ついでにシチュエーションも違うので、既視感はあまりなかったように思います。

 

ある意味このご時世に最も求められてる曲なので、聴いてる方としても感慨深いものがありました。

 

私事ですが、投票した曲で唯一ランクインしたので、思いもひとしおです。

 

初めてユニゾンの曲を聴きあさったとき、1番最初にハマったのが「きみのもとへ」だったので、7年の月日が経って2020年に出会うのはやっぱり感動しちゃいますね。

 

1番印象深いのは"だけど be to be"のときの田淵の表情です。いい顔してました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.君の瞳に恋してない

 

そう来たのね!!(3回目)

 

まさかの"君"繋がりにたまげました。

 

序盤で来ることは予想していましたが、スタンスがあまりに違いすぎるので、この並びは有り得ないと思っていました。

 

貴雄が1人照らされた状況で鳴ったのは、かなり聴き覚えのあるドラム音…もはやライブで欠かせない曲にまで登り詰めた「君の瞳に恋してない」です。

 

アルバムのリード的存在はどれも目覚ましい活躍をしているけど、この曲は取り立てて勢いがすごい気がしている。

 

スタンスや温度差はあるけど、どちらも共通しているのは"君"に対する温かい想い。

 

この2曲が並ぶのは一言で言うとエモいよ。

 

それはそれとして…

 

相変わらずイチャイチャしてんな!

 

っていうのが最終的な感想でした。笑

 

ポーズを真似する斎藤さんと田淵とか、おんなじタイミングでマイクに戻る2人とか…不覚にもアラサーのおじさんが35歳のおじさんたちを可愛いと思ってしまいました。

 

とはいえ、これもある意味お約束みたいなものなので。

 

いつも通りの彼らを見ることができて安心したのはここだけの話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.オリオンをなぞる

 

間髪入れずに始まった多幸感に溢れるセッション、これは聴いた瞬間に何の曲かわかってしまった。

 

曲の性質が丸っと反映されてるセッションが大好きなんですが、それが思い入れの深い「オリオンをなぞる」に追加されているのがとても嬉しくなりました。

 

僕とユニゾンを最初に繋げてくれた曲なので、この曲と出会ってなければ今の自分はなかった…そう胸を張って言える存在です。

 

何遍も何遍もライブで聞いている曲なので、取り立てて語るべくことはないのだけど。

 

この新しい試みのなかに少し懐かしさがある感じはちょっとした安心感を与えてくれました。

 

まさに"ココデオワルハズガナイノニ"、決意のような言葉に感じました。

 

そんな気持ちに応えてくれるかのように…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.I wanna belive、夜を行く

 

うおおおおお!!!!!(華麗な伏線回収)

 

この繋ぎを考えた人、もしや某アニメが大好きなんですか!「TIGER &BUNNY」って言うんですけど。

 

通例なら前ツアーの切り札的存在は序盤に出すもの…そんなお約束をサラリとすり抜けて「I wanna belive、夜を行く」、見事2020年もライブでやってくれました。

 

この曲は「TIGER &BUNNY」のために作った曲という性質上、ライブでやらないことが明言されていました。

 

それがB面選挙で2位を獲得し、特例的に昨年のツアーで披露されることとなりました。

 

本来ならばその時点でお蔵入りが確定していましたが、今回のリクエスト投票で再び上位を獲った結果、不死鳥のごとく蘇りました。

 

これはまさにファンの熱意が為せる技でした。

 

それがタイバニの主題歌である「オリオンをなぞる」と並んで披露されるというのは、多分アニメを観ていた人が1番感動していると思います。

 

かく言う僕がそうなのできっと間違いない。

 

おそらくこれが最後の登場となるだろうし、逆にそうなって欲しい。

 

それぐらい文句なしの演出でした。

 

もちろん最後になるかもしれないからこそ、よくよく噛み締めて聴いた。

 

"終わらない"し、"終われない"…偶然かもしれないけれど、先ほどのオリオンと同様に強く心に残りました。

 

意味なんてないかもしれない。

 

でも、ありがとうって言いたくなりました。

 

ここまでで2ブロック目は終了、この時点でボルテージ上がりまくりでした。

 

配信なんて関係ない…っていうぐらいに殴りかかってくるセトリにクラクラしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.スカースデイル

 

ここからはゆったりした曲が続くと予想していましたが、インタビューでセトリ入りすることが明言されていた「スカースデイル」が入りました。

 

ここまでブロック分けが当たっていたのは、地味に嬉しいです。

 

1番は暗転したまま、斎藤さんのみに明かりが照らされた状態でのソロ演奏でした。

 

昨年度行った堂島孝平さんのツアーに斎藤さんがゲスト出演した際、「スカースデイル」のソロで披露していたので、それを彷彿させる演出でした。

 

斎藤さんが作ったからという側面もあるからだろうけど、この曲で彼にスポットが当たるのはファンとしてはやはり嬉しくなってしまう。

 

2番からは通常通りの3人での演奏。実はユニゾンverはライブで聴くのは初めてなので、ようやく出会うことができました。

 

特筆すべきはリズム隊のコーラスでしょうか。

 

普段はこんなに長く聴くことのない2人の歌声に触れると、いつもとは違った印象を受けて、少しだけドキッとしてしまいました。

 

田淵の歌は昔と比べると格段に上手くなってるね。素人目にもわかるぐらい。

 

貴雄ももっと歌えば良いのに…っていうぐらい良い声してた。

 

歌詞を見ればわかるけど、「スカースデイル」のスカーは「scar(傷跡)」っていう意味もあるんだよね。

 

何でも理由づけしてしまうのが悪い癖だけれど、このご時世に聴けることにまたまた意味を感じてしまう。

 

こんな優しさが必要だよ、今は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.静謐甘美秋暮叙情

 

これも「スカースデイル」が終わった瞬間に来ることが直感的にわかってしまった。

 

余談ですが、斎藤さんが弾く前に先走ってイントロ歌ってました。笑

 

この曲を入れるとしたら、優しい曲と組み合わせた方が数段魅力が出るだろうし、多分今回のセトリで1番のマイナー枠なので。

 

さりげなく登場した方が流れを壊さない気はしていた。

 

改めて見返すと、本当に今回の企画しては異質な存在だと思います。

 

未だにランクインした理由はわからないのですが、それでも予定調和になりがちなセトリをギュッと引き締めてくれる存在になったんじゃないでしょうか。

 

ポップな曲が多いからこそ、染み渡るようなバラードがより引き立っていたんじゃないかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.mouth to mouse(sent you)

 

ここは冷静に「こっちが来たか…」って思ってしまいました。笑

 

個人的には昨年のツアーでセトリ入りしなかった「さよならサマータイムマシン」を推していたのですが、選ばれたのは最新カップリングである「mouth to mouse(sent you)」でした。

 

この曲はユニゾンとデビュー当時から親しかった「bus stop mouse」に向けて作られ、そのストーリーを知っているファンからは人気の高い曲となっています。

 

昨年行われた対バンでも披露され、その縁から「Phantom Joke 」にカップリングとして収録されました。

 

昨年のFCツアーでもけっこうな頻度でやっていたし、物語性のある歌詞からライブでやって欲しいっていう声はよく聞いていました。

 

何より"さよならが聴きたいんじゃなくて また会えると言って欲しい"という歌詞は、この時代に多分にリンクしていると思います。

 

僕自身もギリギリまで迷って予想から外したので、少し悔しかったのはここだけの話です。笑

 

最後の"楽しいことだけしか見つからない そんな時が来たら教えてね"っていうフレーズは、busだけじゃなくて、僕らに向けても言っているように聴こえるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11.ドラムソロ〜Phantom Joke 

 

配信ライブは1時間ちょいという前情報を得ていたので、だいぶとコンパクトなライブになることを予想していたのですが。

 

後半戦となる4ブロック目は、まさかの斎藤さんの「オンドラムスタカオスズキ〜!」からの幕開け。

 

思わず「やるのね!?」と1人でツッコんでしまいました。

 

今日は相変わらずタカオスズキの笑顔が良い。

 

ドラムソロとしては手数もそこそこ…と言った感じで、どちらかといえば後半のセッションがメインな感じでした。

 

何となく「Dr.Izzy」ツアーのドラムソロを彷彿とさせるような妖艶なセッションが繰り広げられるなか、どこか聴き覚えのあるメロディが流れてきました。

 

続けざまに登場したのは「Phantom Joke 」、今回のランキングで見事1位を獲得した曲です。

 

最新シングルでありながら、未だワンマンでは1度しか登場していない…立ち位置に反して相当にレアな存在となっているのがこの曲なんですが。

 

その甲斐あってかトップを勝ち取る結果となりました。

 

バンドとしては圧倒的にスピード感がある曲に分類されるので、演奏する方としてはかなりの技量を求められることが推察されます。

 

後述の今日の斎藤さんの調子を聞けば納得なんだけど、少しのズレが許されないとんでないクオリティを求められる曲なんだと改めて再認識させられました。

 

やっぱりこの3人はすごいんだよな…。

 

とはいえ、不調なときでもカッコ良さは抜群で、ラスサビ前のメロディとかめちゃくちゃに最高でした。

 

曲順的にもまだまだこれからのライブで仕事が残っているような伏線があるので、今後はそれも楽しみにしていきたいですね。

 

とりあえず今はようやくライブで聴けた感慨に浸りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12.to the CIDER ROAD

 

ゴリゴリロックの後に爽やかな前奏…控えめに言っても超最高でした。

 

誰もが1曲目だと思っていた「to the CIDER ROAD」はまさかの終盤での登場と相成りました。

 

シングルや定番曲、ドラマ性のある曲を除けば、唯一のトップテン入りを果たしたこの曲。

 

CIDER ROADが人気の高いアルバムということを差し引いても、この結果は全員の予測を超えたように思います。

 

だからこそ、この曲が最も輝く1曲目を予想していた人はたくさんいましたが、そこは我らがセトリおじさん。

 

予想なんて吹き飛ばしてしまうぐらいの、最高の繋ぎを披露してくれました。

 

今回のセトリでダントツに尖った曲と爽やかな曲の組み合わせは、僕らをジェットコースターに乗せたみたいに揺さぶりまくってくれましたね。

 

曲間だと冗長になるか?と心配していた前奏も、逆に良い味出してくれていましたね。

 

最後までその爽やかさを持続しているアウトロもとても良い感じ。

 

けれど、それを断ち切るように…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13.場違いハミングバード

 

タカオスズキの「1.2.3.4ー!!!」の雄叫びが聴こえた瞬間、思わずガッツポーズをしてしまった。

 

このとき、経過時間は約1時間。ライブの進行具合的に、どう考えても残り4曲程度が限界だったと思う。

 

トップテン入りしてる曲はあと3曲残っていたし、それ以外にはあの「シュガーソングとビターステップ」もまだ登場していない。

 

個人的に聴きたくてたまらなかった、この「場違いハミングバード」が披露されることはないと正直諦めていました。

 

少しだけ昔話をさせてもらうと、僕がユニゾンを好きになった当時ぶっちぎりのライブ定番曲だったのがこの曲で。

 

フェスで初めてユニゾンのライブを見たとき、名前も知らないこの曲でひたすらに盛り上がったのが記憶に片隅に今でも残っている。

 

それ以来行ったワンマンツアーでは、ほぼ必ずといっていいほどセトリ入りしていて、僕とユニゾンのライブを繋げる思い出の曲みたいな立ち位置になっていました。

 

舞洲ではセトリ入りせず、MMMEがやむに止まれぬ事情で参加できなかったので、最後にライブで聴いたのは約2年前。

 

セトリを予想するたびに常に入れてしまうぐらいに待ち焦がれている曲でした。

 

それがこのリクエストライブという夢みたいな空間で出会えたこと、もう言葉にできません。

 

田淵の縦横無尽な暴れっぷりも満喫したし、斎藤さんの今世紀最高にカッコ良い舌打ちに骨抜きにもされました。

 

間違いなく単体では今日イチの満足感。ライブが見れて良かったと心から思うことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14.シュガーソングとビターステップ

 

貴雄につけられたヘッドホンを見て、予想できた人も多かったでしょう。

 

14曲目は「シュガーソングとビターステップ」でした。

 

配信では、普段は見ることができない細かい部分を見ることができるのも良いね。

 

ニゾンといえばこの曲…と感じる人も一定数いると思いますが、発売からライブでは欠かさず披露されています。

 

ツアーで外れたのは、昨年のB面ツアーぐらいなものでしょうか。

 

個人的にはこの曲がユニゾン知名度の大半を占めてしまっているのが少々納得いきませんが、それもこの5年で変わったようにも思えます。

 

とはいえ、やはりライブで聴くと自然と体が動く魔力みたいなものに溢れている曲なので。

 

久しぶりに聴くと、やっぱりいい曲だな…ってしみじみと感じてしまいます。

 

B面ツアー後なので、A面のエースをラストに持ってくるか?と予想していましたが、持ってきたのは最後のヤマの直前でした。

 

その後は展開はそれが安直な予想であったことを思い知らされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15.箱庭ロック・ショー

 

シュガビタが終わった瞬間に暗転中に素早くカポをつける斎藤さんを映し出されました。

 

その動きにあまりにも無駄がなくて、後にアーカイブで何度も見返してしまいました。

 

その時点で、あ…と思わず声が漏れました。

 

貴雄のドラム音から始まったのは、「箱庭ロック・ショー」…きちんとワンマンライブでやるのはいつぶりでしょうか。

 

記憶に残ってる限りでは、2015年の「プログラムcontniued 」ツアー以来、実に4年半ぶりです。

 

"箱庭"というUNISON SQUARE GARDENを象徴する言葉が入っており、アルバムに何度も収録されていながら、ライブでの披露は意外と控えめだったりします。

 

「天国と地獄」や「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」などのわかりやすく強い曲たちが帯同してきたからこそ、一線を退いてしまった感があり、ライブで見かけることは稀なレア曲になってしまいました。

 

とはいえ曲調的にはライブ映えするし、こちらもファン人気も高い印象はかなりあります。

 

そんな理由もあって、今回のランキングでも上位入りしましたが、まさか(おそらく)ラス前のこんな良い位置で披露されるとは。

 

単純に嬉しくなりました。

 

しかも、配信という形態を存分に活かしたカメラ1台で最初から最後まで撮っていく手法は鳥肌ものでした。

 

個人的には「マスターボリューム」のMVを彷彿とさせるような。

 

ニコリと楽しそうに笑う貴雄に、カメラなんてお構いなしで暴れる田淵、ギターソロの後にはにかんだ顔で笑う斎藤さん…どれも途切れずに見れることは純粋に心を奮い立たせてしまう。

 

多分ギターソロをミスってたと思うんだけど、それすらアレンジに見えてしまうファンの心理って怖いよね。笑

 

最後の斎藤さんだけで歌うサビもカッコ良さが割増で映ってるようで、高揚感がすさまじかった。

 

そして、カポ繋ぎ、おそらくラスト、ランキング結果を照らし合わせると、自然と次の曲は予想できてしまい…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16.フルカラープログラム

 

ただただ、泣けた。

 

この時点でラストであることは強い確信を持っていたんだけど、16曲目は「フルカラープログラム」でした。

 

ナンバリングのアルバムに収録されることもなく、ひたすらにライブでやってきたこの曲が2位をとったことだけでも充分なドラマになるんだけど、それがラストで披露されるっていうのは出来過ぎな気もちょっとしている。

 

しかも、ミニアルバム1作目の「新世界ノート」の「箱庭ロック・ショー」から2作目の「流星前夜」の「フルカラープログラム」に繋がる流れ、一気にタイムスリップしたような錯覚に襲われてしまいました。

 

きっとこの配信ライブじゃないと実現しなかった結果だと思うので、この甘美な共犯関係に自然と感謝の気持ちが向かいました。

 

思えば満を持して収録された「DUGOUT ACCIDENT」のツアーである「プログラムcontniued 」でもセトリ入りしてないし、15周年の「プログラム15th」でもまさかの登場せずだったので、大事なライブでは意外と外されがちなんですが。

 

今日のこの日は誰が何と言おうと、主役の位置を獲得していたように思います。

 

圧巻なのはラスサビ前のアカペラ。

 

斎藤さんがマイクを使わずに歌う様にどうしようもなく心奪われるし、"完全無欠のロックンロールを"の瞬間にもう何か矢みたいなものに打ち抜かれた感覚に包まれた。

 

このライブでは色んなドラマに出会うことができたけど、見れて良かった…と心の底から思うことができた瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜おまけ〜

 

斎藤さんの「今のでライブおしまいです」という何ともユルい言葉で終わった配信ライブ、さすがにえー!って声出ちゃったよ。

 

珍しく高い声が出なかったと悔しさを滲ませる斎藤さん。

 

確かに「桜のあと」とか「Phantom Joke 」で「おや?」と思う場面はあった。

 

そりゃしばらくライブしなければ、勘が鈍るのもしょうがないと思うし、むしろこれだけ難易度高い曲をこのクオリティでやってくれたことを感謝しなければいけないよね。

 

貴雄も言ってたけど、大事なのは魂がこもっているかどうかだし。

 

そして、ちょっとご報告があり、9月30日に8thアルバム「Patrick Vegee」の発売が決まりました。

 

年内の発売を予定しているということでしたが、いよいよスケジュールが発表されました。

 

こちらもどんなアルバムになるか楽しみです。

 

さらに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EX.弥生町ロンリープラネット

 

ライブのおまけとして、「Patrick Vegee」から新曲が披露されることに。

 

これは嬉しいサプライズでした。

 

田淵曰く「相当変なアルバムになった」ということなので、どんな曲なのかと思っていましたが、確かにユニゾンではありそうでなかった優しさが前面に出ている曲でした。

 

"どうしたって惹かれあってしまう"

 

"理由はうまく言えない方が 大切の理由になれそうだ"

 

"ひとりぼっちのままじゃ 気づけない単純なことが 幸せになる 幸せになるよ"

 

どこか今までなかった暖かさを感じるような歌詞も印象的でした。

 

この曲はバラード枠かな?と予想しますが、あまり表に出ない彼らの誠実さが感じられて、個人的にはとても好きです。

 

画面に映っていた曲名は「弥生町ロンリープラネット」、噂によれば弥生町はユニゾンを結成したスタジオがある町だそうなので、そこにどんな意味が含まれているのかも気になります。

 

"それが冬の終わり"

 

何となく季節は2月ごろをイメージしてしまいます。

 

凍える日々が少しずつ終わりに向かっていくような、そんな切なさと前向きさが混在しているような。

 

ニゾンでは珍しい雪のない冬の曲か…と嬉しくなっている僕に、とんでもない衝撃が舞い降りるのはこの数秒後。

 

"そして、僕らの春が来る"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EX.春が来てぼくら

 

はあああ〜〜!!って、人生で初めて吐息が漏れた瞬間でした。(至極どうでも良い報告)

 

そうでした。UNISON SQUARE GARDENがただ新曲を披露して終わるわけがないんです。

 

"冬"を強調した曲のあとに続くのは、「Patrick Vegee」にも収録される14thシングル「春が来てぼくら」でした。

 

あまりにも繋ぎが芸術的すぎて震えました。

 

この"春"が今のこのご時世にもリンクしてるみたいで。

 

僕の音楽生活において、新しい季節が訪れたような…そんな気持ちにさせてくれました。

 

きっとこの2曲は「Patrick Vegee」でも並べられるのでしょう。いや、並んで欲しい。

 

最後の最後まで揺さぶれた先には、とんでもない多幸感が待っていた。

 

単純に好きな曲でもあるので、それがこんなに魅力を高めて現れるなんて、何て僕は幸せものなんだろう。そう思わずにはいられませんでした。

 

youtubeに投稿されていた日比谷公演の「場違いハミングバード」を彷彿とさせるような3分割の画面も心にグッと来ました。

 

きっと今日が僕らにとっても、彼らにとっても、"新しいページに絵の具を落とす"日になったはずなので。

 

それを象徴する曲になってくれたと思います。

 

この曲は田淵の笑顔が良いんだよな。

 

曲が終わった後、一言も喋ることなく終わるのも余韻を感じてとても良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ED〜

 

ニゾンとしては、珍しいEDもついていました。

 

ライブに向けての練習やリハーサル風景が主な内容です。

 

トリビュート特典のドキュメンタリーでも感じましたが、やはりこういう制作風景が見れるのは嬉しいですね。

 

音楽は「春が来てぼくら」のinstrumetal、これも良い味出していました。

 

生配信ではあるんだけど、何だかひとつの作品を見ているようで、改めて感慨深い気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上がライブレポになります。何だか自分の思いを詰め込みすぎて日記みたいになってきましたが。笑

 

セトリは以下の通りでした。

 

LIVE(in the)HOUSE セットリスト

 

1.mix juiceのいうとおり

2.オトノバ中間試験

3.桜のあと(all quartets lead to the?)

 

4.きみのもとへ

5.君の瞳に恋してない

6.オリオンをなぞる

7.I wanna belive、夜を行く

 

8.スカースデイル

9.静謐甘美秋暮叙情

10.mouth to mouse(sent you)

 

11.ドラムソロ〜Phantom Joke 

12.to the CIDER ROAD

13.場違いハミングバード

14.シュガーソングとビターステップ

15.箱庭ロック・ショー

16.フルカラープログラム

 

EX.弥生町ロンリープラネット

EX.春が来てぼくら

 

 

セトリ予想としては、全体で16曲という予想が当たったのが純粋に嬉しかったです。

 

ブロックもほぼ正解してたしね。曲の置き方については100点なんじゃないかな。

 

ちょっとはセトリおじさんの思考についていけるようになったかな?

 

曲もある程度予想がついてたとはいえ、14/16というのはなかなかの当たり具合かと。

 

オトノバもmouth to mouseもギリギリまで迷っていた枠なので、あまり悔しくないかな。

 

おまけに関してはあくまでライブではないので、そこは考えないようにしています。

 

とか言ってたら、次のライブでボコボコにやられてる未来しか見えないけど。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?次のライブ??

 

映像の最後に「8月22日 LIVE(in the)HOUSE2 開催が決定! 31〜70位の曲を中心にライブを行います!!」の文字が。

 

これはまた死ねない理由ができましたね。

 

 

 

 

 

 

リクエスト配信ライブ セトリ予想その2

お久しぶりです。仕事が本格的に始まり、すっかり記事を書くことをサボっていましたナツです。

 

このブログを始めた当初はコロナ流行下で仕事がほぼなくて、かなり余裕があったから月に2本ぐらい書けてたんだけどなぁ。

やはり仕事始めは忙しすぎて暇がありませんでした。悔しい。

 

まあそもそもTwitterで書ききれないことを表現したくて始めたブログなので、ユルくマイペースに続けていければと思う所存です。

 

 

そんなわけで今回のお題は配信ライブのセトリについて。

こちらは先日リクエスト曲の投票結果が出てましたね。

 

ランキングの結果についてもじっくり解説したかったんですが、少々時期を脱してしまった感があるので、それは今回の記事で一緒にできればと思います。

 

ついにライブまで10日を切りましたが、今回特筆すべきは先の投票結果を元にセットリストを組むこと。

順当な人気曲がランクインしたり、意外な曲が上位に来たりと、なかなか興味深い結果となりました。

 

どれほどの割合でランキングを考慮するのかはわかりませんが、一旦この結果を最優先にしてセトリを考えてみました。

 

ひとつ大きな要因として考えたのが、配信という形態。

 

先日田淵さんがプロデュースするDIALOGUE+の配信ライブを見たのですが、約1時間というとても短い時間のステージでした。

 

もちろん中身は濃いライブだったけれども、時間は意図的に短縮しているようにも感じました。

 

田淵もその後の配信トークで、「人間の集中力が持つのは大体1時間ぐらい…」みたいなことをコメントしていました。

 

確かに今回は生でライブをしない以上、自分の日常のなかにUNISON SQUARE GARDENが入ってくる感じになるかと。

 

そうなってくると通常の2時間弱のライブでは少し長すぎるのでは?と思い、イメージ的にはCLUB Queでのライブの長さになりそうという結論になりました。(もちろんENはなし)

 

大体1時間ちょいぐらいの短いけれど、濃密なライブをしてくれるはず…そんな謎の確信に満ちたセトリを作ってみました。

 

せっかくなので、1曲ずつ解説を入れながら紹介していこうと思います。

 

では…ようこそ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.to the CIDER ROAD

 

幕開けとなる1曲目は、ランキングで6位を獲得した「to the CIDER ROAD」にしました。

 

ファン人気高いけれど、ライブでの披露機会は少ないこの曲。

おそらく上位入りするとは思ったが、まさかここまでとは…というのが正直なところです。

 

アルバムの1曲目である上に、これだけの人気を集めた以上、ライブでも幕開けを担うのは必然と思い即決でした。

 

何より今回ポップな曲のランクインが目立ったので、それを体現するにはピッタリだしね。

 

…まあ本音を言えば、この曲が1曲目のライブを願ってるだけなんですが。笑

 

願望と論理がうまく一致したので、気兼ねなく1曲目に推すことができました。ラッキー!笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.桜のあと(all quartets lead to the?)

 

2曲目は「桜のあと(all quartets lead to the?)」、ランキングでは3位を獲得した人気曲であり、ライブでの定番曲でもあります。

 

いわゆる「ようこそ!」の枠でもあるんだけど、「CIDER ROAD」のツアーみたく1曲目で言って、ノータイムで2曲目に繋がっても良いかなと思っています。

 

今回の上位曲を見たとき、過去にライブにラストを担当した曲があまりなく(あっても最近序盤に登場してたり)、必然的に桜のあとを選ぶ流れになりました。(ラスト曲と「ようこそ!」枠の関連性については過去記事を参照ください)

 

何より1曲目からの怒涛の流れを表現しようと思ったら、ポップ最強のこの曲がふさわしいと勝手に思っています。

多分ライブで実現したらかなりアガる。自信しかない。

 

曲を色で表現するとしたら、CIDER ROADは白で桜のあとはピンクをイメージしているので、色合いの変化的にもグッと来ると思う。

セトリ考えるときに色合いを気にする物好きは僕だけかもしれませんね。

 

久々のライブは幸せ係数増し増しでいきたいよね。

そして、序盤のトリにはこの曲を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.I wanna belive、夜を行く

 

もし過去の記事を読んでくれた人がいればわかるでしょうが(過去最高の読者数だったからいて欲しい)、前回と1〜3曲目はまったく変えておりません!

ランキング結果とほぼ遜色なかったので、結局変えませんでした。笑

 

ランキング結果もB面ながら17位と大健闘でした。本来ライブで披露するつもりがなかったという性質上、ほぼお蔵入りが決まっているので…正真正銘最後の登場機会になるかと。

 

田淵がどう判断するのかはわからないけれど、昨年のB面ツアーで山場を担った曲が序盤に登場する流れ…大変にアツいと思います。

画面越しというのも忘れてみんな大歓声あげちゃいそうなぐらいに。

 

そもそもランキング結果が出た時点で1曲目と3曲目はすぐに決め、その前提でセトリを作ったので、これは是非とも実現して欲しいのです。

 

もう今後出会わなくても良いので(この曲はそういう立ち位置でいて欲しい)、せめて今回のライブで登場してくれることを切に願っております。

 

ここで「UNISON SQUARE GARDENです!」一旦締める予想をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.スカースデイル

 

4曲目は「スカースデイル」、今回この曲のランクインが1番予想外でした。

まさかの10位、まさかのベストテン入り、この結果を予想した人がどれほどいたでしょうか。

 

確かにユニゾンのライブとしては、シングルの中では長らく披露されていなかったし、数少ない齋藤さん制作の曲…人気が出る要素は備えていたように思えます。

 

CIDER ROADもだけど、健闘した曲にはそれなりの場所を用意するべきだと考え、恒例の短いMCの後に入れることにしました。

齋藤さんのMCの後にこの曲が来る流れ、何気にけっこうエモくない?

 

何よりこの枠は少しずつ沸点を上げていくイメージがあるので、バラード寄りのこの曲は立ち位置的にも申し分ないかと。

 

画面越しのオーディエンスを優しい言葉で包んで欲しいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.箱庭ロック・ショー

 

アルバムにも3度収録されている古参曲「箱庭ロック・ショー」も見事9位にランクインしました。

 

アルバムも頻繁に収録される割には、ライブでの披露機会は少なめなので、この結果にも納得です。

 

逆に機会が少ない故、ランキングは低いと予想していたので…この結果は嬉しい誤算でした。

 

個人的にも好きな曲です。ぜひ余すことなくポテンシャルを発揮して欲しい。

 

ワンマンライブでもセトリ入りするのは久々なので、他の曲とどんな化学反応を起こすのかも大変楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.さよならサマータイムマシン

 

"ファン人気高し、だけどメンバー的には普通"という何とも物悲しいフレーズとセットになりがちなこの曲。

 

ランキングでも見事27位にランクインした「さよならサマータイムマシン」です。

 

MVもある影響か言葉通りファンの人気の高いけれども、メンバー的には普通だったので、B面ツアーでもセットリストしませんでした。(一部ではとある企画のおかげで聞けましたが、あまりにも限定的なので…」

 

そんな背景もあってか、特に制限や披露機会が少ない訳でもないのに、まさかのランクイン。

 

もともとB面というマイナーかつ昨年スポットが当たっている上でのランク入りは、セットリストに入る十分な理由になると思います。

 

個人的にはこの曲がB面ツアーでセトリに入らなかったのは少々納得いかない部分もあるので、ぜひリベンジして欲しいというのも本音です。

 

ちなみに序盤なのは、後述の曲と流れを合わせていく…という理由もあったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.君の瞳に恋してない

 

ニゾンをもう一段上の世界に押し上げた名盤「MODE MOOD MODE」のリード曲である「君の瞳に恋してない」…ランキングでも堂々の第7位、やはり人気は強しです。

 

別に順位をかけたわけではないですが、序盤の締めの7曲目にしました。

単純にポテンシャルのある曲だし、合間に挟むのが難しくもあるので。

 

この曲に関しては「天国と地獄」と並んで、ユニゾンのライブでの代名詞となりつつあるので、下手な言葉はいりません。

 

そのパワーを抑えることなく出し切って欲しいですね。

 

ここでMCを挟んでも良いし、もう今回は「MCなし!」でも全然良いかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.きみのもとへ

 

今回1番メッセージ性が強いのが「きみのもとへ」、ランキングも上位入りしたので、十中八九ライブでもやってくれるものだと考えています。

 

"できるなら心と体を 二つに分けて君の元へ"

 

このご時世、画面越しという制約(もちろん悪いことばかりじゃないけれど)がある以上、誰しもの頭をよぎるのがこのフレーズ。

 

みんなが思っているこの言葉を、ライブで披露して欲しいと思うのはある意味で必然だと思います。

 

もともと隠れた人気曲でもあるはずなので、この曲も然るべき良い位置で登場して欲しいですね。

 

余談ですが、僕が投票した曲で唯一ランクインした曲でもあるので、激烈に推していきたい所存です。

頼むからやってくれよ…笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.静謐甘美秋暮叙情

 

スカースデイルと並んで予想外だったのがこの曲。

確かにMMMは名盤だけれども、この曲が入るのは思ってもみなかったなぁ。

 

どちらかといえば、ライブで1度もやっていない「夢が覚めたら(at that river)」がランクインする可能性を考えていたので、ただビックリしたのを覚えている。

まあこちらは生のライブで聞きたい層が圧倒的だったんでしょう。

 

ただ他の曲はライブ映えしたり、ツアーでも重要な立ち位置を担っていたので…ある意味もう一度聞きたいと思わせる何かがあったのかもしれません。

 

"奇跡みたいな解決なんか期待しないのが モードなムード"

 

っていうフレーズはMMMをある種象徴している要素なので、、僕にも予想できない選ばれた要因があるのかもしれませんね。

 

シングル曲でもリード曲でも定番曲でもない曲が、ここまでの上位入りを果たした以上はセトリ入りは必然なので、数少ないバラード枠を担ってもらうことにしました。

 

ちなみに桜のあと→サマータイムマシン→静謐甘美の流れは季節感を踏襲しているので、その雰囲気も感じてもらえれば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.mix juiceのいうとおり

 

この曲は人気に反して、最近の披露機会に恵まれなかったり、リード曲なのに立ち位置が決して良くなかったりと不遇なイメージがあるので。4位という結果は納得です。

 

個人的には推してる時期にライブに行けてたので、そんなに披露されてない印象はないんですが。

 

舞洲でもセトリ入りしなかったし、最近ライブに行き始めた人からすれば、高確率で聞きたい曲なんだろうね。

 

確かにセトリに入れようとしたら、場所に迷う曲だなと思うけど。笑

静謐甘美のクールな曲調からガラッと明るく変わるのは、見てる側からすると非常に楽しいと思います。

 

昨今の嫌な世の中、"イライラも後悔も丸ごとmix juice"にして欲しいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11.シャンデリア・ワルツ

 

ライブの定番曲かつみんな大好き「シャンデリア・ワルツ」、第8位でした。

 

シングル曲でもないし、実はMVもない…ライブ映像はあるけど、一般の知名度的には決して高くないなかでの上位入りは素直にすごいです。

 

ニゾンのファンがどれだけライブを愛しているのかを推し量るに充分な結果だと思います。

 

"わからずやには見えない魔法"にかかっている人がたくさんいる証拠ですかね?

 

個人的にmix juice→シャンデリア・ワルツの多幸感いっぱいの流れはとても見たいので、ぜひこちらも実現して欲しいです。

 

ここを中盤の締めとし、いよいよ怒涛の終盤に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12.オリオンをなぞる

 

オリオンをなぞる」、こちらも4位でしたね。まさか上位で同票獲得する曲があるなんて…投票数がどれだけかわかりませんが、確実に万はいってる気はしてるので。つくづく奇跡的なバンドだと思います。

 

UNISON SQUARE  GARDENがブレイクするキッカケになった曲ですし、これはランクインも当然ですね。

 

自分のなかでは、「シュガーソングとビターステップ」に立ち位置を譲った感もあるので、もう少し順位も低めかな?と思っていましたが嬉しい結果でした。

 

短めの曲数予想なので、ドラムソロはないかもしれませんが、できるならここに入れたいですね。

 

10年近く安定してやっている曲なので、数少ない配信ライブでも安心して見れる曲になる気もします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13.場違いハミングバード

 

実は最近登場してない「場違いハミングバード」、あまりそんな気がしないのは、かなりの頻度で登場してる定番曲だからでしょうか。

 

今回ロック調や激しい曲が上位入りしないなかで、数少ないランクインをしたのは、どこかキャッチーさも含まれてるからでしょうか。

 

とはいえ舞洲でもセトリ入りせず、ワンマンとしては久々の登場なので、ライブの山場で中核を担って欲しいところ。

 

ラスト付近はかなり頻繁に担当しているので、今回は終盤に向けての火付け役として披露されるのではないかと。

 

何はともあれ、貴雄の「1.2.3.4!!」の雄叫びを聞きたいものですな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14.Phantom Joke 

 

まさかといいますか、予想通りといいますか…ランキング1位を獲得したのは、新曲「Phantom Joke 」でした。

 

確かにB面ツアーと発売日が被った故にほとんど披露機会に恵まれていないのがこの曲。

 

ライブで聞きたいと望まれるのは、当然の流れなのかもしれません。

 

ただ、この曲は年末の「Bee-side Sea-side Que-side」で通常運転に戻すため、ラストの大役を担っていたので、今回はあまり気負わない位置に置くのかな?という予想です。

 

何より8thアルバムでまだまだ出番も残っているし、あまり出し切って欲しくないのも正直なところです。

 

イメージ的には、Or,Orの「10% roll,10% roll」に近いでしょうか。

 

特に今回のライブは通常と比べると、かなり強い面子になりそうなので、山場は他の曲が担っても充分成り立つと予想しています。

 

とにかくこの曲は早く披露してくれ!って感じなので、無事に演奏してくれたら何の文句もありません。(突然の過保護)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15.フルカラープログラム

 

今回のランキングで1番嬉しい結果だったのが、「フルカラープログラム」が2位であること。

 

ニゾンの代名詞みたいな曲であるけれど、如何せんファン以外の知名度が低そうだったので、惜しくもランクインせず…みたいな結果になると思っていました。舞洲でもセトリ入りしなかったしね。

 

アルバムの収録のされ方もまあ歪なので、仮にセトリ入りしても"揺さぶり枠"みたいな意外性で選ばれる気がしていた。

 

それがまさかの2位…10年以上前からある曲がこの結果を獲得するのは、何だか妙に感慨深くなる。(田淵は嫌がるかもだけど)

 

めっちゃ私事だけど、初めて見たユニゾンのライブの1曲目がこの曲なので、とても思い入れが深いのです。

 

それだけ皆から愛されてる曲なのであれば、それに相応しい出番があるのだろうと考え、終盤も終盤のこの立ち位置にしました。

 

何より最新曲→古参曲、1位→2位の流れで、「Phantom Joke 」→「フルカラープログラム」に続くのは、とてもグッと来ませんか?

 

また今回の配信ライブという性質を最も活かせるのがこの曲でもあり、最近は見なくなったラスサビ前の斎藤さんのアカペラも見れるかも?

 

そんなんされたら、画面越しでもテンション上がりっぱなしで、心を抑えきれなくなりそう…否が応でも楽しみになってしまいますね。

 

この終盤の流れは激推しなので、ぜひ実現して欲しいです。

 

そして、いよいよラストの曲になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16.シュガーソングとビターステップ

 

今回のランキング結果を反映するなら、最後の曲は「Phantom Joke 」か「フルカラープログラム」にするのが妥当だと思います。

 

そのどちらにするにしても、前述の言葉通りになれば、配信ライブ特有の何かには出会えるかもしれません。新しかったり、珍しかったり。

 

ただ、僕がユニゾンのライブに求めたいのは、通常のライブと遜色ない楽しさ。いつも通りが難しいからこそ、表現して欲しい彼らの変わらない音楽性です。

 

それを表すためには、今や彼らのライブで最も愛されている曲、「シュガーソングとビターステップ」が相応しいのではないかと考えます。

 

配信という形態のなかでは、どうしても普段のライブと異なる違和感みたいなものもあるはず。

それをあえて逆手に取って、演出に活かすのも一興でしょう。

 

けれども、そこで終わるのもまたUNISON SQUARE GARDENらしくない。

 

どんなステージでも自分たちの音楽を貫く彼らだからできることはたくさんあるし、それを見るためには数々のライブで活躍してきた「シュガーソングとビターステップ」をラストに置くことが僕の中ではとてもしっくりきている。

 

B面ツアーを経て、この曲もだいぶ立ち位置が変わるはずだったと思うので、その一端を見ることができればなお嬉しいですね。

 

実はワンマンライブのラストって担当したことがない曲だったりするので、そういう意味での新鮮さはあるのも面白かったりします。

 

下手すると今年できる唯一のライブになりかねないので、どんなかたちでも後悔しない終わり方になって欲しいと思っています。

 

そういう重役を担う意味でも、名実ともにおそらくトップのこの曲がラストっていうのはみんなが納得できる結果な気がしている。

 

ランキングは12位ですが、あれだけ頻繁にやってこの順位は逆にすごいんじゃないかと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上がセトリ予想になります。

 

改めて順番に並べていくと、

 

1.to the CIDER ROAD

2.桜のあと(all quartets lead to the?)

3.I wanna belive、夜を行く 

    

4.スカースデイル

5.箱庭ロック・ショー

6.さよならサマータイムマシン

7.君の瞳に恋してない

    

8.きみのもとへ

9.静謐甘美秋暮叙情

10.mix juiceのいうとおり

11.シャンデリア・ワルツ

    

12.オリオンをなぞる

13.場違いハミングバード

14.Phantom Joke

15.フルカラープログラム


16.シュガーソングとビターステップ

 

こんな感じになります。

 

16曲は少ないか?と思ったりもしますが、映像での配信という性質上、長すぎないのも見る上で大事なことではないでしょうか。

 

ほぼ上位曲から選んでいますが、田淵はこういう結果は真摯に受け取りそうなので、何だかんだ踏襲しそうな気もしています。(舞洲やB面ツアーのセトリを見ながら)

 

ちなみに16位以内に入っていた「harmonized  finale」はピアノ演奏が「mix juiceのいうとおり」と重なっていること、「Invisible Sensation」はやはり「fake town baby 」とセットするイメージが強すぎるので、セトリ予想からは外しました。

 

どちらも15周年時にそれなりに出番はあったしね。

その代わりにB面のランクイン曲を入れました。

 

欲を言えば、「mouth to mouse(sent you)」も入れたかったなぁ…これも絶対テンション上がるよね。

 

あとは「ため息 shooting the MOON」、「アイラブニージュー」、「instant EGOIST」などなど、立ち位置的にも曲的にも入れたい曲はたくさんありましたが、キリがないので泣く泣く絞りました。

 

曲数少なめで予想して当たったら嬉しいけど、増えたらそれはそれで嬉しいので、どちらにしても得しますね!

 

お、ポジティブシンキングガンガンバンバンピャーンピャンかな?笑

 

では、今日はこの辺で。

いよいよ来週は配信ライブ…楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイバイ!

リクエストライブ投票とセットリスト予想

5月14日、ftH8が延期になってから1月が経ち、情報を一気に放出することで有名なUSGinfoからお知らせが来ていました。

 

不要不急でない用事で出かけていた僕は、途中行きつけの飲み屋でテイクアウトしたうな丼(うなぎ丸々一匹入って1000円ってすごくない?)の存在も忘れかけるぐらいの衝撃にテンションもうなぎ昇りでした。(鰻だけに)

 

内容は今年の活動予定について。

ここ数年は正月にやっていたことが今年はなかったので、何だかとても懐かしい感じでした。

 

今回はそれを大きく5つのニュースに分けて発表されました。

順を追って紹介していくと、

 

①「Bee-side Sea-side U-side」at Zepp Tokyo   2019.10.16  2020.06.24 web Release

 

一つ目は昨年まで行われていたカップリングツアーのライブディスクの発売について。

この日にカメラが入っていることは情報として広まっていましたが、単体の映像作品としての発売となりました。

 

日程としては、FC限定となっていたU-side…演出としては一般ツアーのホールの方が映像的に良い気がしていたので、そこだけは少し残念でしたが。

 

ちなみに各所で物議を醸し出した"例のコーナー"の収録はなし。

謎のBGMや茶番、田淵のダンス等々…見れないのは残念ですが、逆に全国区で見せたくないので良しとしましょう。笑

 

このライブが行けないご時世のなか、映像とはいえ新規のライブを見ることができるのは紛れもなく救いですし、多分今の僕らが1番求めているものだと思います。

正直めちゃくちゃ楽しみです。

 

ただ個人的な見解を言わせてもらえるなら、この映像は当初発売を予定していなかった気がしていて。

後述の8thアルバムの特典として本来は準備されていたのでは?と少し邪推をしています。

 

理由としては3つあるんですが。

 

1つはユニゾン自体がこのツアーを前面に押し出して活動をしていなかったこと。

 

もちろん15周年の企画の目玉として位置づけられていましたが、たまにやる内輪のお祭り企画といった感じが適当で。

 

滅多に日が当たらないカップリング曲の活躍の場であり、それを"物好き"たちが楽しむ…という雰囲気が印象的でした。

 

斎藤さんがMCで「どうぞお気をつけて」なんて言ってるし、田淵も当初はライブとして成立するかかなり心配していた様子でした。

 

もちろん全員楽しんでいたけど、どこか活動としては消極的な感じもしたので、それを全国リリースの作品として出すのは少し違和感があったり。

 

まあ発言と活動に温度差を感じるな〜というだけです。

 

2つ目はオリジナルアルバムのサブスク解禁と日程が重なっていること。

 

8thアルバムが7月発売ということで、それまでに毎月何かしらの企画を考えていたらしく、5月は後々触れるMV作品の限定公開でした。

 

そして6月はこのライブ映像の発売とこれまた後で触れるオリジナルアルバムのサブスク解禁が予定されている。

 

こう見ると、6月の企画はサブスクだけでも成り立つよね…?っていうのが正直なところで。

 

サブスク解禁の日程も変わってたりするみたいだし、もしかしたら当初は別日だったのかもしれないけど、何となしに円盤発売は後から追加されたものなんじゃないかなと推測してしまいます。

 

3つ目は特典として収録されるライブ音源が映像と同一ということ。

 

前回発売されたMMMの映像作品の特典は、セットリストが異なることもあって、別会場のものでした。

 

今回はどうやら同じ会場の様で、映像とまったく同一の音がCDとして収録されるようです。

 

MMMはセットリストが異なる音源という魅力もありましたが、それ以外にも歌や音の違いを楽しめたりもしていて。

 

ニゾンとしてもそんな意図を持っての特典を考えたような気がしています。

 

そこに面白さを感じる彼らが同一の音源を特典にするのか?という疑問も生まれて、本来は特典はなかった=映像作品としての発売を考えていなかったという結論に至りました。

 

真偽はおそらくわからないし、自分の推測の域を出ない話ではあります。

 

とりあえず世に早く出るように彼らが最大限に配慮した結果ではあるので、それをありがたく享受していきたいと思います。

 

② 8th Full Album 「Patrick Vegee」Release

 

多分活動としてはこれが1番の目玉になるんでしょう。

 

8枚目のアルバムである「Patrick Vegee」の年内リリース予定が発表されました。

 

当初は7月にリリースが決まっていたということですが、このコロナウィルス流行の情勢でレコーディングもストップしたため、具体的な発売日はまだ未定とのこと。

 

とはいえ、8割方レコーディングは済んでいるそうなので、世の中の状況が変わればすぐにリリースできることは間違いなさそうですね。

 

今回のアルバムの特徴といえば、何といっても「春が来てぼくら」「Catch up,latency」「Phantom Joke」という異なるカラーの3曲が収録されているということ。

 

それぞれのシングルの主張がとても強いので、それらをどう調和させていくのかが作品としての肝にもなりそうな予感がしています。

 

曲順としては、3曲目「Catch up,latency」→7曲目「Phantom Joke」→11曲目「春が来てぼくら」がしっくりくるような気もしますがどうでしょうかね?

 

前作の「MODE MOOD MODE」では、アンサンブルなメロディを多用していましたが、どうやら今回はそれとは真逆になるようで。

 

メンバーのコメントなどを見ると、極力バンドサウンド以外を排除したシンプルな作品になりそうな気がします。

 

何よりVegee=野菜というのが、どうにも大衆向けじゃない感じがひしひしと伝わってくるので、いつもの"わからずやには見えない魔法"を否が応でも期待してしまいましね。

 

当初はリリースツアーも控えていたはずですが、それもこの状況では難しいので、色んなことが解禁されてから走り出して欲しいと思います。

 

③全MV作品をYouTubeで期間限定公開

 

これは毎回恒例のイベントですね。

舞洲の特典でMV集をゲットできたとはいえ、気軽に見れるのは何だかんだとありがたい。

 

こういうのは布教にも役立つますしね。

僕もさっそく職場の後輩にも薦めてみましたが、オススメに「春が来てぼくら」と「スノウリバース」をあげる暴挙に出るという。

 

違うんや…単純に自分の「どの斎ちゃんが好きか選手権」でいつも上位に入るからなんや…MVの良さはそこ基準なんや…。

 

まあ布教としては完全に失敗したでしょうね。

 

話は変わりますが、いい加減「オトノバ中間試験」のMVも解禁されませんかね…?

出るならVR買っちゃうよ?

 

④オリジナルアルバムのサブスク解禁

 

前回のMV曲に続いて、今度は1st〜7thまでのアルバムのサブスクが解禁されるそう。

全ての作品を一挙に解禁しないのが何ともユニゾンらしいです。

 

解禁日は映像作品の発売日と同じく6月24日(水)。

D.AやB.C、ミニアルバム2枚は対象ではないので、「フルカラープログラム」や「ガリレオのショーケース」といった曲は今回見送られるみたいです。

 

布教するときには残念ですが、一気に放出するのも勿体ない感じがするので、これはこれでありかなと思います。

 

こうなると、8thアルバムはサブスクも解禁されるんだろうけど、通例通りCD発売からは少し遅れることになりそう。

 

とりあえず僕は名盤「Catcher In The Spy」を周囲にオススメするところから始めます。

 

⑤リクエストワンマンライブ 7月15日(水) 生配信

 

8thアルバムが年内の活動の目玉とすれば、直近の目玉はこの企画。

 

7月にワンマンライブの生配信が決定しました。

世の中の情勢として、人を集めたライブができない以上、大きな音を出してライブをするためには最良の選択だと思います。

 

何よりきちんとお金を取ってやることに、良いライブにしてくれる信頼が生まれるし、代替措置じゃないひとつのライブというのが期待値としても上がってくる。

 

そして興味深いのが、あのUNISON  SQUARE GARDENがファンからのリクエスト投票をもとにセットリストを組むということ。

 

このバンドはセットリストの繋がりや演出に並々ならぬこだわりを持っているし、僕らもその化学反応を見ることができるライブが大好きでした。

 

そんな彼らが僕らの希望を聞くかたちでライブを行う。

とても楽しみな反面、どんな風になるのか予想できない未知数さも同じくらいに感じます。

 

とはいえ、完全に投票結果が反映されるわけではないので、そこはうまく調整してくれるものと信じて良いかなと思っています。

 

以上が5大ニュースとして、今後の活動予定が発表されました。

 

音楽の活動場所が極度に少なくなるなかで、これだけの活動を企画してくれたことに感謝しなくてはいけないと思うし、またひとつ"死ねない理由"ができた。

 

ともあれ、まずは7月のライブまで健康に生きることが僕らの至上命題ですね。

 

さ、だいぶと前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ本題に入りたいと思います。

 

7月のライブについて、あーだこーだと悩んで投票するまでの過程を記事にしてみました。

せっかくなので、ざっくりとしたセットリスト予想も載せるので、そちらもご覧いただければと思います。

 

まずは投票について。

今回投票できる曲は全部で3曲。現在出ている作品に収録されている全ての楽曲が対象です。(再mixは除く)

 

この選曲ですが、膨大な数の曲たちのなかでたった3曲に絞るというのはなかなかに難儀な作業でした。

 

本来ならライブでやって欲しい曲といえば、パッと数曲思い浮かぶもんなんですが、今回は生ではなく配信というかたちでのライブ。

 

いつもは面と向かっている彼らが画面越しで演奏する状況は、やはり少し通常とは異なるシチュエーションだと思います。

 

そうなってくると、その曲を聞きたいのは今か?という迷いも出てきて…何とも決めにくい気持ちにさせてくれます。

 

こういうときこそ、ライブやってくれる可能性すら低いカップリングが候補に上がってくるものですが、それも去年でライブであらかた放出したあとなので。

 

何とも絶妙なタイミングでやってくれたものだと思います。(愛憎入り混じる感情)

 

そうなると、自分の選択肢としては大きく分けて3つになりました。

 

⑴単純に自分が好きな曲を選ぶ

 

これが1番わかりやすい考え方で、自分が好きな曲に投票すること。

 

やっぱりライブで聞けると嬉しいのは、自分が好む曲をたくさんやってくれたとき。

 

ランクインするかどうかわからないけど、1番投票して後悔がない選択になりそう。

 

そう考えていくと、ユニゾンの楽曲として最初に好きになった「マスターボリューム」だったり、人生のしんどいとき常に励まされる「パンデミックサドンデス」、あの名フレーズがいつまでも突き刺さる「シャンデリア・ワルツ」等々…色々と思い浮かぶ。

 

ピアノとバンドサウンドの調和が心地よい「harmonized finale」も好きだし、自分の気持ちを代弁してくれる「シューゲイザースピーカー」も捨てがたい。

 

こんな感じで5つぐらいには絞れてくるので、今ライブで聞きたい3曲を考えていくと…

 

1.マスターボリューム

2.パンデミックサドンデス

3.シューゲイザースピーカー

 

となりました。

ハモナイやシャンデリアは割りかし去年聞けているので…ここ数年出会っていない3曲になりました。

 

つまりは見事にライブでのキラーチューンが3曲揃ってしまったわけですね。

 

…いや、この3曲全部やってくれるとそれはそれで後悔してまう!

 

配信ライブも嬉しいけど、やっぱり1番聞きたいのは彼らが目の前で演奏をしているライブ。

 

投票して披露されると、きっとそんな欲が出てしまうので、この案は自分のなかで却下しました。

 

⑵ライブで聞きたい曲を選ぶ

 

これが本来では大本命な選択肢です。

リクエストするなら、普段やってくれないようなレアな曲を選びたいと思うもの。

 

本当はカップリングで好きな曲を選ぶのがベタな気もしますが、このバンドはそれを去年叶えてくれた上に、何なら映像も残してくれてる。

 

選択肢としての優先順位は低めになります。

そうなってくると、アルバムに収録されているお蔵入り曲から中心に選ぶことに。

 

ミニアルバムの曲は最近ほぼやらないし、「アナザーワールド」や「サーチライト」なんかはこんなときじゃないと演奏してくれないんじゃないかな。

 

あとは「いつかの少年」や「気まぐれ雑踏」、「夢が覚めたら(at that river)」等々のバラード系も演奏機会には恵まれていない感じが。

 

そんななかで自分が選んでみたのはこの3曲。

 

1.キライ=キライ

2.CAPACITY超える

3.セレナーデが止まらない

 

個人的にはとても好きだし、ライブ映えもする3曲だと思っているんですが、どうにもライブで披露する機会に恵まれないんだよなぁ。

 

ワンマンツアーとしては、2013年に「セレナーデが止まらない」が披露されて以来どれも登場していないという。

 

常々ライブに来る準備はしているんですが、どんどん曲も増え続けるなか登場してくれる未来が見えないので、思い切って投票するのも一つの手かなと。

 

ただ、レア曲に関しては票が分かれる可能性もあるので、あまり期待しない方が無難な気もします。

 

ただやっぱりあげてみると、⑴と同じ理由でこの機会に聞くのは勿体ない気もするので、自分から積極的に推していくのはなしかな〜という結論になりました。

 

⑶もう一度ライブで聞きたい曲を選ぶ

 

そんなわけで⑴と⑵の間を取って考えたのが、このアイデアです。

 

ライブで聞いてとても心に残ったけど、最近はあまりやる機会に恵まれない…そんな曲に絞って投票する候補を決めていくことに。

 

これなら配信でやってもらっても後悔は少ないし、何なら純粋に生のライブとの違いを感じることができそう。

 

そんなわけで、ここ7年弱のライブを振り返りながら、以下の3曲に投票することにしました。

 

 

1.サイレンインザスパ

 

まずは僕が大好きな名盤「Catcher In The Spy」の1曲目である「サイレンインザスパイ」に投票しました。

 

この曲から始まって「シューゲイザースピーカー」「桜のあと(all quartets lead to the?)」に繋がる流れが大好きで、発売当時はよく聴き込んだものです。

 

けれど、当時就活でアルバムツアーに行けなかったこともあって、なかなかライブで聞ける機会には恵まれませんでした。

 

それが去年の「ACCIDENT CODE "R"」でついに出会うことができ、1曲目や久々のライブだったこともあって、テンションが爆上がりした思い出が。

 

歌詞としても、"ぬるま湯つかって風邪っぴきですとか 笑えないので"というのが、何もできない状況で衰退していくつもりはないという意思表示にもなるのかなと思います。

 

…まあ人気としてはそこそこなので、あまり上位に入ることは期待していませんが、ポテンシャルを信じて投票しました。

 

2.きみのもとへ

 

2曲目に選んだのは、「きみのもとへ」です。

 

この曲はライブとしての思い入れも強くて、ユニゾンのアルバムを聴き込んだ当時(最新アルバムがCIDER ROAD)、特別に好きになった曲でした。

 

それがハマるキッカケになった大学の学祭ライブでもやってくれたものだから、より一層生で聞いて好きになりました。

 

その後は2015年の「プログラムcontinued」ツアーでもやってはくれているけれど、かれこれ5年近くライブで聞けていないことになるので、久々に聞きたくなって投票しました。

 

何より"できるなら心と体を 2つに分けて君の元へ"っていうフレーズをこのご時世に言われたものなら、これ以上ないメッセージ性になるのではないかと思います。

 

ニゾンとしてはわかりやすい曲になっていて、隠れ人気も高そうなので、これは割りかし期待をしています。

 

3.オーケストラを観にいこう

 

3曲目は最新アルバム「MODE MOOD MODE」から「オーケストラを観にいこう」を選びました。

 

この曲は純粋に好きなんだけど、それ以上にライブでの演出が大好きで。

 

MMMツアーの前奏のアレンジや曲後の照明等…目を引くものがたくさんあったのが印象的でした。

 

どうもMMMツアーでしかやらないような気もしていて、実際にツアー以外では国内では披露していないのが現状です。

 

とにかくあの素晴らしいライブを経て、どんな風にこの曲が進化しているのか…それを見たくて投票することに。

 

シンプルに夏の歌でもあるので、ライブの時期としてもぴったりかなと思います。

 

MMMでユニゾンにハマった!という人口は正直かなりのものだと思うので、票数としてかなり稼げるのではと予想もしています。

 

以上選んだ3曲になります。

他にも「箱庭ロック・ショー」や「kid,I like quartet」などの候補もありましたが、今の思い入れが強いこの3曲に投票しました。

 

…割とサイレン以外はあり得そうなんだけど、どうかな?笑

 

過去の曲も頻繁にやってくれるユニゾンなので、票もかなり割れそうですが、どれか一つ採用されると嬉しいですね。

 

 

それを踏まえてザックリですが、配信ライブのセットリストも考えていきたいと思います。

 

まずセットリストのポイントとしては、どんな曲がランクインしていくのか。

 

おそらくシングル筆頭の「シュガーソングとビターステップ」「オリオンをなぞる」「桜のあと(all quartets lead to the?)」は上位に食い込むことは予想できると思います。

 

またライブでの定番曲である「天国と地獄」「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」「君の瞳に恋してない」あたりも、MV効果も相まってランクインする可能性はだいぶと高いですよね。

 

他にも「シャンデリア・ワルツ」「場違いハミングバード 」が人気を集めそう。

 

一応の新曲である「Phantom Joke 」もライブ機会に恵まれていないので、票を集めることになる気がしている。

 

今あげたのはいわゆる有名曲だけども、他にユニゾンの代名詞の様な曲である「フルカラープログラム」、隠れた人気を持つ「to the CIDER ROAD」や「アトラクションがはじまる(they call it "No.6")」なども候補には上がってくるか。

 

ここ最近のユニゾンファンの増加は、「MODE MOOD MODE」の功績が大きいと思っているので、「オーケストラを観にいこう」「MIDNIGHT JUNGLE」「フィクションフリーククライシス」なども可能性はある。

 

機材車ラジオ的にいえば「未完成デイジー」もなじみ深いし、おそらくお蔵入りが決まっているカップリングの人気曲「I wanna belive、夜を行く」は高い確率で投票者がいるかもしれない。

 

そんな候補を考えながら、現段階でのセットリストを予想してみました。

 

1.to the CIDER ROAD

2.桜のあと(all quartets lead to the?)

3.I wanna belive、夜を行く 


4.オーケストラを観にいこう 

5.箱庭ロック・ショー 

6.Catch up,latency

7.シャンデリア・ワルツ 


8.23:25

9.天国と地獄 

10.オリオンをなぞる 

11.パンデミックサドンデス 

   〜MC〜

12.きみのもとへ 

13.マスターボリューム 

14.場違いハミングバード 

15.君の瞳に恋してない 


16.ドラムソロ〜Phantom Joke

17.フルカラープログラム 

18.徹頭徹尾夜な夜なドライブ 

19.kid,I like quartet


20.シュガーソングとビターステップ 

 

アンコールはなしで、通常より多めの20曲で考えてみました。

 

リクエストの投票結果としては、大体15位ぐらいまでを発表することを想定していて、あとの5曲でライブとしての調整を行うと思っています。

 

ランクインしない5曲としては、「箱庭ロック・ショー」「23:25」「きみのもとへ」「マスターボリューム」「フルカラープログラム」あたりを考えています。

 

フルカラーに関しては賛否両論あると思いますが、新たにファンになった人たちがそこまで辿り着いていない可能性もありそうなので(舞洲でもやらなかったし)、意外とランクインしないのかなという予想です。

 

どちらかといえば惜しくもランク外…って感じで、田淵がポテンシャルを感じて入れてくれないかな〜といった期待感の方が大きかったり。

 

ハッキリと根拠がある部分としては、1曲目の「to the CIDER ROAD」。

人気の割にライブ機会は恵まれてないので、ランクインの可能性と高いし、1曲目の揺さぶり枠として活躍してくれそう。

 

あとは3曲目の「I wanna belive、夜を行く」も、ユニゾン伝統の過去のライブの盛り上がり枠を序盤に持ってくるパターンが採用されるのではないかと思います。

 

このパターンはけっこう前から考えていたんだけど、お蔵入りの可能性高そうだから諦めてたんですよね。世に出せて良かった。

 

19曲目の「kid,I like quartet」は前回のI wannaみたいな感じで、意外な大検討をした結果のランクイン…みたいなことを期待しているので、ラス前の1番大事なところに持ってきました。

 

20曲目の「シュガーソングとビターステップ」はおそらくftH8はラストに位置付けられていたと思うので、そのリベンジとして「ラスト!」で披露して欲しいなと思います。

おそらく投票でも上位に入るだろうしね。

 

ちなみに最後の曲で一行空けているのは、「ラスト!」のMCを入れるつもりで空けているだけなので、実質的には16〜20曲目は連続のブロックのつもりです。

 

セトリ予想はこんな感じ。全体的に舞洲と同様の王道セトリになりそうな予感は多分にあるので、久々の答え合わせが楽しみです。

 

まずは投票の結果発表を心待ちにしながら、日々の生活をしっかりと過ごしていきたいと思います。

 

…マスターボリュームやったら、少々のショックはありそうだけど、舞洲でいなかった分可能性は高いんだよな〜でも、やってくれたら嬉しいよな〜。

 

なんてジレンマを抱えながら、今日を生きていきます。

 

 

 

 

 

 

 

TOUR2018 MODE MOOD MODE

昨今のコロナ騒ぎで、外出自粛の毎日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?


特に今はGW、長期休みで時間を持て余している人も多いと思います。

僕も何だかんだと余裕ができましたので、自炊したり掃除したりと、普段できないことを色々とできる時間が増えました。


あれ、もしかして最近の方が人間らしい生活をしてる?


それはそれで良いことなんですが、如何せん外出もといライブに行けないことにはこの上なくダメージを受けてしまう人間なので。

近頃は過去のライブに思いを馳せる時間も多くなりました。


あーあのときのユニゾンはここが良かったなみたいな。

家でライブDVDを見てる時間が増えたことも関係しているんでしょうか。


ふと思い返せば、今日は52日。

ちょうど2年前に大阪のフェスティバルホールで「UNISON SQUARE GARDEN Tour2018 MODE MOOD MODE」に参加しました。


このツアーはセトリが抜群に良くて、多分今まで行ったライブで1番心に響くものが多かったと思ってる。


あとはフェスティバルホール。行ったことある人はおわかりでしょうが、あそこはとにかく良い会場です。

ホール会場の利点をこれでもかと活用して、めちゃくちゃに最高なライブにしてくれていました。


直前のツアー「One roll,One romance」がもう一段ユニゾンを好きになったきっかけだったんだけれど。(この話もどこかでしたいね)


それが「MODE MOOD MODE」で、揺るぎないものになった感じで。

1番好きなバンドは「UNISON SQUARE GARDENです!」ってはっきり言えるようになったのはこの頃だったはず。


それまではNICOも好きだったし、合間にKEYTALKWANIMA、感覚ピエロなんかも聴いてたけれど、段々とユニゾン1本になっていた。


それぐらい自分のなかでは衝撃的なツアーだった。

今でもユニゾンの一般ライブでは、文句なしのNo. 1だと思っている。


直前にも触れたけど、このライブはとにかくセットリストが良かった。


このツアーの表題にもなっている、アルバム「MODE MOOD MODE」自体が曲順に関しては、他アルバムの群を抜いて素晴らしい出来になっているんだけども。


ツアーの演奏順も、アルバムとはまったく別物なのに、負けず劣らずのクオリティになっていた。


1曲目はアルバム同様の「Own-Civilizationnano-mile met)」、ユニゾンのライブに関してはここはお約束なので、特段驚くべきところではない。


けれども、衝撃的なのは2曲目でいわゆる「ようこそ!」枠なんだけど。


いや、今思い返してもビックリしてしまう。

「フルカラープログラム」がここで来るなんて誰も思わないよ…。


何ならアルバムツアーは序盤はそれをなぞることも多いので、「Dizzy Trickster」だと思ってた人もたくさんいたはず。


それがまさかの別作品、しかも初期の代名詞の楽曲が来るなんて、誰も予想していなかったよね。


この曲に関しては、個別の記事があるので深くは触れないけれど、最初に見たユニゾンのライブを思い出した。グッと来た。


それが終わって、アルバムにまた戻るのかと思いきや、バンド最大のヒット作である「シュガーソングとビターステップ」が3曲目。


アクセルを緩めるどころか、さらにスピードUPするこのライブ。


これだけライブを盛り上げる構成になっているのに、アルバムから登場しているのはまだ1曲だけ。

このバンドの底知れなさを感じた。


何よりバンドの切り札的な存在だったシュガビタが切り込み隊長の役割を担う。

売れた曲を後生大事に抱えるバンドも多いなかで、それを程よい距離感で扱うことができる彼らをさらに好きになったのは言うまでもないこと。


そして、ここで「UNISON SQUARE GARDENですっ!」で締めてもかまわなかったはずなのに、さらに続けることができる手札の多さには愕然とした。


4曲目は「fake town baby」、ここでアルバムから2曲目の登場となる。


タイアップ繋がりとはいえ、「甘くて苦くて目が回りそうです」「甘いか苦いかは君が決めろよ」の対比はエモ散らかしてるし、ここで殺傷力マシマシな曲を持ってくるのはさすがでしかないと思う。


ようやく「UNISON SQUARE GARDENですっ!」で一旦ステージが暗転する。

プロローグとしては、あまりにも壮大なセトリに思わず「ヤバい」以外の言葉が出ませんでした。


映画とかでときどき「これもうクライマックスじゃないの?」っていう様な幕開けの作品があるんですけど、それに似た感覚でした。

そして、大体そういう作品は徹頭徹尾名作だったりする。もちろんこのツアーも例に漏れずで。



斎藤さんの「自由に楽しんでいってください、よろしくお願いします!」からの5曲目は「mix juiceのいうとおり」、前アルバムのリード曲をここで持ってくるなんて、面白いなんて言葉で説明できないぐらいの強気の発想だよね。


6曲目の「デイライ協奏楽団」も怒涛のセトリにパズルみたいにピッタリと当てはまるし、7曲目の「フィクションフリーククライシス」も不思議な曲のはずなのに、熱量のまま勝手に受け入れてしまっていた。

「フィクション〜」に関しては、直前のセッションも大変に良かった。


驚いたのは8曲目、中盤の「ガリレオのショーケース」なんて初めて見た。

いつもは終盤やENの夢心地な空間で聞くから、大した記憶が残ってないんだけど、初めてしっかり聞けた気がする。

この曲、こんなにカッコよかったんだ。


何よりさっきから、力のある曲たちを入れまくってもライブが成り立つ構成はアルバムのポテンシャルの高さを感じざるを得なかった。


通常よりも長めのイントロと斎藤さんの溜めに溜め込んだ歌詞も最高にカッコ良い9曲目の「MIDNIGHT JUNGLE」も締めとしてはこの上ないものになっていたと思う。

余韻にヒタヒタでした。


序章を終えてからの第1章は、定番曲もレア曲もアルバムもぶち込んで、みんなの心をバッチリと鷲掴みにしていた。


心が満ち満ちた後の第2章の幕開けは、「Santa Claus Is Coming to Townここらへんで勘の良い人は気づいたと思うけど、10曲目は「サンタクロースは渋滞中」だった。

書いてて、結局渋滞中だから来ないじゃん、って思ったのはここだけの話。


その直前のシングルラッシュで、さすがにカップリングはやらないんじゃないかなんて思われていたけど、まさかの1曲だけ選抜された。

当時は?だったけれど、B面ツアーを経た今なら、何となく理由がわかってしまうのがおかしなところ。


11曲目は「静謐甘美秋暮叙情」、前曲とは異なるしっとりとした雰囲気がめちゃくちゃに心地よかった。

今までの怒涛の流れと対比になって、余計に心に染み渡った。


12曲目は「クローバー」、恥ずかしながら当時は知らない曲でアルバムでも「箱庭ロック・ショー」を聴いたら、その後はスルーしていたらしく、後々いたく後悔しました。


それでも前後の楽曲を邪魔しないメロディは見事としか言えなかったし、本当に怒涛のセトリのなかで、清涼剤的な役割を担っていた。


ライブDVD、そして付属のライブ音源を買った後は、その魅力にようやく気づいて大分と聴き込んだ。


そして、13曲目は「オーケストラを観にいこう」、中盤の核となったこの曲はホールツアーの魅力を教えてくれた。


"30度を超えた日曜"を表すようなオレンジの照明は曲の雰囲気を崩さずに華やかにしてくれていたし、メロディが終わった瞬間にそれが消えて真っ暗になる演出は圧巻の一言だった。


思わず客席から「おお」と感嘆の声が漏れてしまうぐらいに、みんなが世界観に引き込まれていた。

これはライブハウスではまずできない演出であるし、全員に指定席があるホールならでは強みだ。


壮大なプロローグ、熱量高まる第1章とはまた一線を画す、心揺さぶる第2章も続く最終章への期待値を高めてくれた。


14曲目の「Dizzy Trickster」、本来はアルバムの2曲目である。

この位置に来るのは異質なはずなのに、始まってみれば、ここ以外に当てはまる場所がない。


斎藤さんのギターから始まるセッションも、田淵とまるで競うように対峙して演奏する姿も、どちらもべらぼうにカッコよかった。


あんまりにも完成度が高すぎるから、僕の中では音源とはもう別物になってしまっている。


続くゼロカウントの15曲目「桜のあと(all quartets lead to the?)」の繋ぎも見事すぎて、当時は状況がうまく飲み込めなかった。


これでもかと良曲をぶち込んだ後に、まだ僕らが嬉しくなるような曲を入れてくるのか。

Dizzy Trickster桜のあとの化学反応もさすがとか言えなかったし、もう田淵のセンスには脱帽するしかない。


新曲と旧曲の化学反応はユニゾンの醍醐味ではあるが、このツアーはそれが殊更顕著だったと思う。


そうかと思えば、「オンドラムス、タカオスズキ〜!」で、今度は貴雄が怒涛のテクニックを見せてくれる。


今でこそ当たり前になりつつあるけど、服を被さってドラムを叩くのは、このツアーから始まったんだよなぁ当時は大いに笑った。


斎藤さんや田淵がサポートで楽器を持つ姿なんて新鮮だったし、何となくドラムソロにストーリー性が僕らにも見えてきたのもこの頃からか。


何より貴雄がドラムをこんなに楽しそうに叩くなんて実はけっこう衝撃だった。

衝撃だったけれど、あんなに楽しそうに笑うもんだから、僕らも釣られて楽しくなっちゃうんだよね。


そこからの16曲目は「Invisible Sensation」、前ツアーではアンコールの1曲目だったが、今回はブロックの合間に披露された。


ボーカル始まりの曲はどこか繋げにくそうな部分もありそうだが、そんな違和感もどこかに飛んでいきそうなぐらいの多幸感。

確実にドラムソロの影響も受けているが、そんな相乗効果がより終盤に向けて高まっているので、僕らもすっかり夢心地で。


そこからの17曲目「場違いハミングバード」はあまりにもズルすぎた。

この曲が終盤に来ると、自然と心も舞い上がってしまうようなそんな魔法にかかってしまう。


しかも前ツアーではセトリ入りしなかったものだから、満を持しての登場は余計にそれを高めてしまった。


約束された曲たちの怒涛の最終章もいよいよ幕引きとなる。


18曲目は「君の瞳に恋してない」、「MODE MOOD MODE」のリード曲だ。

ここまでの17曲が全て伏線の様に感じるような盛り上がり、ステージの3人も客席の僕らも余韻なんて気にしないぐらいの高揚感だった。


イントロが終わった瞬間に現れた「MODE MOOD MODE」のたれ幕、終わりなんだけど始まりみたいなよくわからない感情に包まれた。


休憩どころなんてないぐらいの心を奪われ続けた最終章。


まるで小説の様に完成されたセットリストとライブだった。


この時点でも最高だったけれど、まだ何かが起こりそうなエピローグが待っている。


アンコールで再び戻ってきた彼らが披露したのは、「春が来てぼくら」どこまで僕らを翻弄してくれるのか。


当時は最新シングルでありながら、アルバムに収録されていないという異色の立ち位置だったので、セトリにも怪しかった。


それがまさかのこんな場所で披露されるなんて嬉しすぎる誤算だった。


MODE MOOD MODE」のストリングス多用の流れを組んだ楽曲なので、違和感も少なくスッとライブに溶け込んでいったことも印象的だった。


続くは「10% roll,10% romance」、偶然かもしれないが、現ツアーの最新曲と旧ツアーの最新曲が繋がる様は否が応でも心を高めてくれた。


何より前ツアーの表題曲がアンコールに組み込まれることへの豪華さは、さらに彼らの手札の多さを感じさせることになった。


ラストは「おまけ!」の一言とともに、「Cheap Cheap Endroll/アイラブニージュー」どちらも最後まで気の抜けない楽曲だ。


Cheap〜」についてはこちらも個別記事で触れたけれど、ライブの締めとしての最適解を見せられた様で、聞き慣れとか関係なしに納得せざるを得なかった。


「アイラブニージュー」は結局出会えなかったので、ライブ映像で見たきりだったが。

新曲ばかりのアンコールでこの曲がいる意味はけっこう大きい。

出会えた人はめちゃくちゃ幸運だと思う。


小説のエピローグってワクワクしたり、余韻に浸ったりすることが多いはずだけど。

ライブのエピローグは本編さながらに熱量が駆け抜けていく。


何より僕はそっちの方が好きだ。

「終わって欲しくない」なんて、未練がましく思うぐらいに、誰かと誰かの思いが交差する瞬間だった。


今日が終わって、また今日が続いていくような現実とフィクションが混じりあった空間が何よりも心地よい。


それはセットリストの力もあるし、フェスティバルホールという会場も相まっていたと思う。相乗効果のなせる技だった。


そんな夢心地の時間は2年経ってもなかなか忘れられないし、未だにこれを超えるワンマンツアーには出会えていない。


まず本編MCをほぼなしにして、楽曲だけで魅せるライブなんて早々できないにしね。


おかげで無駄にMCするバンドのライブには行けなくなりました。


でも、全然後悔はしていない。

ニゾンというバンドに、一段も二段も深くハマり続けることが今は何より楽しいから。


みなさんはユニゾンもしくは他のバンドにもう一段ハマれた瞬間っていつでしたか?


確実に言えるのは、それを知ると人生はもっと楽しくなるってこと。

Cheap Cheap Endroll

今日はユニゾンの頭脳こと田淵智也さんの誕生日ですね。

せっかくなので、僕も何か残さないかと思い、ひとつ文章を作ってみることにしました。

まあ内容はあまり関係あるものではないけれど。


前回の「フルカラープログラム」に続き、今回も曲についてのお話です。

取り上げるのは「Cheap Cheap Endroll」、"君がもっと嫌いになっていく"なんてストレートな歌詞から、フェスなんかのユニゾンを知らない人向けの武器としても使われる曲ですね。


2分15秒という短い時間のなかで、大半が意味がわからない歌詞なんだけど、前述のサビの強烈さがやけに衝撃を受けてしまう…そんな曲ですね。

収録されているのは6thアルバム「Dr.Izzy」、あの「シュガーソングとビターステップ」も入っている2016年に発売された作品です。

シュガビタのパワーが余りあるゆえ、それに負けない曲たちで彩られている名盤ですね。(宣伝)


そんなユニゾンの曲としては比較的若く、ファン以外には決して有名ではない曲…それをどうして今回選んだかといえば。

答えは至極単純です。曲の知名度に反比例して、やけにライブで出会う頻度が多い曲だから。要は縁があるってことですね。


最初の出会いはツアー「Dr.Izzy」、確か最近B面ツアーで行った神戸のこくさいホールでのライブだったろうか。時期的には12月ぐらいかな。


それまではアルバムのおまけ曲みたいな印象しかなかったけれど、本編のラスト前に演奏されたこの曲はやけに楽しかった印象しかなくて。

ひたすらに"君が嫌いになっていく!"って大きな声で叫んでいた記憶が。


そんなライブで楽しかった思い出をひっそりと心にしまいながら、決してメジャーな曲ではないので、次出会うのはだいぶと先だろうと予想していた。

けれども、再会は意外と早く訪れてしまうんだよなぁ。



その年の年末に大阪で行われた「RADIO CRAZY 2016」、初めての冬フェスへの参加だったが、UNISON SQUARE GARDENはLステージの大トリを任されていた。

ライブ自体は安定のパフォーマンスで行われ、いつもの様に楽しい時間は終わった。


ただフェスとはいえ、アンコールというのは存在する。そして、ユニゾンのアンコールというのは、みなさんご存知の通りとてつもなくクールに行われる。


オーディエンスのまばらな拍手に合わせて登場すると、誰がしゃべることもなく、各々の楽器を手に持ち音が鳴り始める。

…勘の良い方はもうお気づきだろう、彼らがアンコールに選んだのが「Cheap Cheap Endroll」だった。


一言も喋らずにひたすらに演奏し、客席を盛り上げるだけ盛り上げて、「バイバイ!」の言葉だけで帰っていく。

今じゃ当たり前の光景だけど、当時はまだまだ珍しかったので。


せっかくお客さんから求められたアンコールに、"君がもっと嫌いになっていく"なんて尖った歌詞を残していく。

さすがに僕もポカーンとしていたし、せっかくならもうちょっと楽しい曲をやった欲しかったと不満もあった思い出が。(もちろんべらぼうに楽しかったのは確かだけど)


その3年ほど前の「イナズマロック2013」では、もうちょっと愛嬌のある(語弊はある)MCを見ていたので、それもあって面食らってしまった感じはある。

それが今じゃ心地よく感じるなんて、慣れっていうのは恐ろしいものですな。



そんな少々突発的かつ間隔の短い(本当に3週間ぐらい)の再会を経て、さすがにしばらく出会わないだろう…と謎の確信をもっていた25歳の僕よ。

その考えは死ぬほど的外れだぞ⭐︎


ていうか何なら26歳にもならないうちに出会った。


「RADIO CRAZY」でも大変にお世話になっている「FM802」、ロック好きには縁深いラジオ局だと思う。

その802が毎年企画している「REQUESTAGE」というライブイベントがある。


このイベントは「ROCK KIDS 802」という番組で事前に出演アーティストを発表し、番組内でライブで聞きたい曲を受け付けるという何とも熱い企画だ。

2017年のライブにユニゾンが出演するということで、職場の先輩に誘ってもらい、僕も参加することができた。


このときのライブでは珍しくユニゾンがトップバッター、演奏順は発表されていなかったので、会場のざわつきは今でも記憶に残っている。

演奏されたのは、「桜のあと(all quarters lead to the?)」、「シュガーソングとビターステップ」、「mix juiceのいうとおり」、「天国と地獄」、「オリオンをなぞる」…2017年4月現在ではそうそうたる面子だった。


斎藤さんもMCで「YouTubeの再生回数に比例してました!」なんて言っちゃうぐらいの人気曲で占められた、ユニゾンとしては珍しいセットリストになっていた。

当時は配信限定とはいえ、「Silent Libre Mirage」が新曲で物販でも流れているぐらい推していたが、ライブでは演奏されなかった。

それぐらい徹頭徹尾しっかりしたセトリなっていた。


僕も「これでシャンデリア・ワルツが入れば完璧だな…」なんて、のんきなことを考えているぐらい、綺麗なセットリストになっていたんだけれども。

事件はここで起こる。


この「REQUESTAGE」は持ち時間が短いゆえに、大体のアーティストが多くて5曲ぐらいで終わる。もちろんMCやパフォーマンスも含めて。

そして、大概が人気曲や新曲を披露して、ファンに寄り添った選曲で盛り上げてくれていた。


ニゾンも例に漏れず人気曲を中心に披露してくれていたが、MCよりも演奏に時間を割くので、他アーティストよりも多めの6曲の披露となって。

オリオンをなぞる」が終わり、お決まりの斎藤さんの「ラスト!」で最後の曲に移る。


勘の良い方はお気づきだろう(2回目)…そう、ここでも「Cheap Cheap Endroll」と出会ってしまったのだ。

当時はひたすらに楽しいだけで終わったライブであったが、今思い返すと少々ひいてしまっている。


それこそ武道館の映像がまだ新しい時期だったから「シャンデリア・ワルツ」だったり、日比谷の映像も残っていたので、「場違いハミングバード」なんて手もあった。


曲の時間が短くて入れやすいからといって、王道なライブを"君が嫌いになっていく"という言葉で終えるバンド…うん、今世紀最大に捻くれてるね。


方々の様々な知識を借りて、ユニゾンを深く知ることができたからこそ、このチョイスには彼らのニクいぐらいの信念が垣間見えて何とも楽しくなってしまう。


そんなこんなで半年で参加した全てのライブで出会ったのは、主要曲を除けばこの曲だけという、何とも奇妙な状況になってしまったのだが、この時点では「もしかしてライブの定番曲になるのかな…?」なんて確信にも似た予想を持っていた。


25歳の俺よ、その予想は当たるぞ。

というわけで、ほぼ1年経った2018年、再びこの曲と出会うことになります。


2018年5月2日、お連休前のこの日、大阪のフェスティバルホールで久々に彼らがライブをしてくれた。

7thアルバム「MODE MOOD MODE」のツアーがこの日行われた。


このツアーはとにかくセットリストが最高に良かった。

新旧の曲が入り混じりながら、相乗効果で一つの作品として、とてつもない魅力を発揮している。

会場の素晴らしさも伴って、この日のライブは格別に良かった。


特にアンコールは、「春が来てぼくら」→「10% roll,10% romance」という新旧ツアーの最新シングルという並びが、今見ても心地よい。

そんなライブのなかではあるが、アルバムに収録されている「夢が覚めたら(at that river)」は披露されておらず、バラードゆえにこの時点ではライブでやる可能性はゼロに近かった。


そのなかでの斎藤さんの「おまけ!」が会場に響く。

一体どんな曲が最後なんだろう、僕は期待で胸が膨らんでいた。

「シャンデリア・ワルツ」「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」「天国と地獄」…考え得る限りのライブ映えする曲を頭に浮かべていた。


そのなかで披露されたのは、まさかまさかの「Cheap Cheap Endroll」…正直内心ズッコケたのはここだけの話にしてください。

数ある曲のなかで、しかもやけにラスト付近で出会う。

ここでちょっとだけ笑ってしまった。


とはいえ、アンコールラストにピッタリな曲があるかと聞かれれば、そんなに思い浮かばない。

やけに出会う頻度は多いけど、アルバムツアーでラス前だったことを考えれば、この配置は以外と適当だったのかもしれないと思う。


ちなみにこの枠は2パターンあって、「アイラブニージュー」になったライブもあるけど、この後行った7月の大阪城ホールもラストは「Cheap Cheap Endroll」でした。

どんだけ縁あるの…。



そんな感じでほぼ1年に1度出会ってるんだけど、2019年もトリビュートライブでthe pillows山中さわおさんが歌う「Cheap Cheap Endroll」を聞くことができました。

…いや、めちゃくちゃ嬉しいけど、どんだけ俺の前に現れるの!と内心ツッコミを入れておりました、



2020年はもしかしたら出会うことはないかもしれないけど(このご時世だし)、決してメジャー曲じゃないのに、これだけ頻繁に出会う曲に縁を感じないわけなくて。

思わずこの日に文章にしてしまいました。



"君がもっと嫌いになっていく"なんて言ってるけど、じゃあその"君"っていうのは誰なのか。

少なくともこのユニゾンの音楽に傾倒してる僕らではないような気がしていて。


歌詞のなかにあるように、"偉そうなやつ 勘違いなやつ"だったり、逆に敵になったらワクワクするような…そんな人生において不必要な人なんじゃないかと思う。


あくまで個人的な思いだけれど。

彼らが声高に"君がもっと嫌いなっていく"って叫んでくれるからこそ、僕の人生のなかでの"わからずや"に心の中で同じ言葉を浴びせられるような気がしている。


シュガーソングとビターステップ」だったり、「天国と地獄」だったり、「桜のあと(all quarters lead to the?)」だったり…定番曲と同じくらい出会う頻度のあるこの曲。


もしかしたら、僕が生きる上で大切なことを教えてくれているのかもしれない。

確かにこの曲を歌ってくれると、心の奥からスカッとすることが多い。


それは自分が言えない"何か"を彼らが代弁してくれているのだろう。

それだけでどこか救われてしまう僕は、きっと意味があって、この「Cheap Cheap Endroll」と出会っているのだと思う。


まだその理由は言葉にも、文字にもできないけれども。

サビのあの一言は、人生の上で僕にとって大切な言葉ではあるので。


いつか力を借りずとも、ストレートじゃなくても言ってみたい言葉ではある。自分が強く生きるために。

次この曲に出会うときには、胸を張って隅から隅まで聞けるように。

自分らしく生きてみたい。そう改めて思うことができた。


そういった意味でも、知らぬ間に自分自身が救われている曲なのかもしれない。

この"縁"を大切にして、人生がより良くなるように…胸にこの曲を秘めて生きていたいと思う。

fun time HOLHDAY8 ライブレポ(妄想)

4月18日、Zepp OSAKA BaysideでUNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLHDAY8」が開催された。

対バン相手はgo!go!Vanillas、15周年の翌年に対バンツアーを持ってくるあたりが、一筋縄ではいかない彼ららしいやり方だと思う。


僕自身もあのドM(僕じゃないです、ユニゾンが言ってるんです)なB面ツアーの後に見る初ライブであったので、約4ヶ月ぶりのユニゾンとの再会だった。

盛大に催された15周年イヤー後のライブということで、"いつも通り"の彼らを見れる…ある意味では僕らにとっては念願の機会となる1日であった。


何と言っても2019年最後はほぼカップリング曲で終えてしまったので、普段やっている定番曲ですら懐かしく思える、何とも奇妙な状況である。

今まで当たり前に披露していた曲がまったく聞けてないというのは、ラーメン屋さんでラーメンがメニューに載ってないような…物足りなさを感じていたのは事実だった。(まあ餃子もチャーハンも美味しいから無問題なんだけども)


だからこそ、ユニゾンファンが待ち望んでいたのが今日のライブであり、僕も久しく会えていない曲たちを心待ちにしていた。



対バン相手のバニラズの演奏が終わり、数十分の転換が始まる。

この時間、僕はいつも興奮を抑えることができない。


今日は一体どんなライブになるんだろうか、聞きたいあの曲はやってくれるだろうか、前の視界はこのまま良好なんだろうか、お客さんのマナーが良いと嬉しいな…色んな思いが駆け巡り、どうしても気持ちが逸ってしまう。


思いと裏腹に、時間経過は遅く感じたりするものだから、ライブ前に考え疲れてしまうなんてこともザラだったり。

そんな勝手に濃密な時間を過ごした後、いよいよステージが暗転した。


いつものように、登場SE「絵の具」が流れ、3人が順番に登場する。

定位置につき、各々の楽器にふれる…この始まる瞬間が一番最高にドキドキする。

始まる前の高揚感はいつまで経っても慣れないものだ。


1曲目はステージ全体を見る余裕があるからか、どんな曲から始まるのか、どこから音が発信されるのか…つい探してしてしまう。

ボーカルか、ギターか、はたまた同期音からか…できうる限り目と耳と働かさせる。

聞こえてきたのは、馴染みのあるドラム音だった。そして、


"I'm sane,but it's trick or treat I'm right,but it's truth certainly. Well then "awesome!" welcome to tragedy. Fake town,Fake town, baby?"


ボーカルの斎藤の流暢な英語から始まったのは、「fake town baby」だった。

1曲目からこの曲が来るなんて…誰が予想できただろうか。

この3ピースバンドは、どうやら今年も変わらず僕らをギタギタに揺さぶり尽くしてくれるらしい。


斎藤宏介のどこで息継ぎをしているんだという淀みない歌声もそれに引けを取らないギターテクニックも、田淵智也の激しいパフォーマンスも、鈴木貴雄の阿修羅のごときドラム演奏も…最高にいつも通りなんだけど、それがこうして変わらない姿で見ることができる。


「おかえり!」なんて野暮な言葉はいらないけれど、ただそのことが嬉しく感じてしまう、そんなひたすらに幸せを感じる時間となった。

ラストは斎藤の"さあ、勝算万全 お待たせ"…まさに今の彼らの心境を表す言葉だったと思う。



余韻に浸る間もなく、聞き覚えのあるメロディが…いや、でも、この位置にこの曲は…ありえるのか?

そんな焦りもまったく気にしないように、斎藤の「ようこそ!」が会場に響き渡る。


"スタイルは上機嫌だってさ 歪んだ過去は消せないの"


まさかまさかの…2曲目は「ガリレオのショーケース」であった。

いや、確かに例の法則には当てはまっているけども。


この「ようこそ!」枠こと2曲目には、過去のライブのラストを飾った曲が選ばれることは多い。多いけれども。

ライブで盛り上がる定番曲を、序盤で惜しげもなく使う感じ…ユニゾンというバンドの真骨頂を見ることができて、すでに僕のテンションも最高潮だった。…もう今日は無事に帰れる気がしない。


定番曲ゆえに、B面ツアーではセトリから外れたため、ライブ披露も久々だった。

こんな曲がカップリングに入っているなんて、つくづくこのバンドの底知れなさを感じる。

いつもの田淵のダンスも、"が、そう!"のシンガロンも、全てが楽しすぎて、日常のイザコザが全て止まったような…そんな多幸感が溢れていた。


軽快な三位一体のメロディで曲が終わると、斎藤の「UNISON SQUARE  GARDENです!」の言葉とともに会場が暗転する。


再びステージが照らされると、「今日は…新曲を持ってきました!」と一言MCが挟まれる。

まさかの新曲…と思って耳を済ませると、待ち望んでいた"あの曲"の前奏が聞こえてきた。


3曲目は「Phantom Joke」、UNISON SQUARE GARDENとしては最新のシングルの表題曲である。

うん、確かに新曲ではある。

とはいえ、発売日は昨年の10月…B面ツアー中にリリースされたので、この時点ではほとんど披露する機会に恵まれていなかった。


大阪では初となるライブ演奏、観客のボルテージは否が応でも上がっていった。

演奏だけでいえば難易度MAXなこの曲を難なく弾く姿は、バンドの熟練度を感じたし、ライブでのポテンシャル十二分に理解することができた。


何よりみんなが待ち望んでいたこの瞬間、噛み締めるだけでは物足りないぐらいの、充実した4分間であった。


待望の「Phantom Joke」の熱量もそのままに、間髪入れずに鋭いギターサウンドが鳴り響く。

滅多に聞けない斎藤の野生がかった叫びが会場を駆け抜けていく。


これは、まさか…?


意外性も一周回ると受け入れてしまうものなのか。4曲目は「セレナーデが止まらない」だった。


ツアーとしては、2013年の「CIDER ROAD」以来7年ぶりのセットリスト入り。

レアな曲が聞ける「fun time HOLHDAY」ではあるが、この曲の登場を予期していた人がどれだけいただろうか。


歌詞に出てくる"君"は一体誰のことなのか。

今より少しだけ、気持ちを剥き出しにしている彼らの歌を聞けるのはとてもとても嬉しい。


そんな聞き馴染みの少ない曲たちが終わった後に、どこか懐かしさを感じてしまう鈴木の「1.2.3.4ー!」の叫び声。


5曲目は「場違いハミングバード」…舞洲ではセットリスト入りしなかったので、主催ライブとしては「fun time HOLHDAY7」以来約1年ぶりの登場か。


初期からずっとライブを支えている曲であるし、今更取り立てて語るべくこともない。

ただ、細胞レベルで楽しさを刻みこまれてしまっているので、自然と体は縦横無尽に揺れていた。


田淵の激しい踊りも、斎藤の今世紀最高にカッコ良い舌打ちも、全てが今日この時の特別な瞬間に思えてならなかった。


ここでステージが再び暗転する。怒涛のパフォーマンスが一旦終了した。この時点で汗は滴り、髪の毛はもうぐちゃぐちゃ…けれども表情は最高にイキイキしていたと思う。


メンバーが水分補給等を終えて、マイクの前に立つ。

暗転のまま美しいストリングスのメロディが流れると、客席から歓声が沸き起こる。


6曲目は「春が来てぼくら」、この時期にピッタリの選曲だと思う。

このシングルが世に出て、もう2年以上経つわけだが、実はまだアルバムに収録されてはいない。


ライブの披露回数からすると、もしかするとアルバムツアーではセットリスト入りしない可能性もあるので、よくよく噛み締めて聞いた。

そうでなくても、新しい1年の始まりに聞くこの曲は僕の心に染み入った。


曲が終わると再び暗転する。ここからはMCの時間となった。

いつも通り斎藤が軽妙な喋り口で淀みなく話を進めていく。


対バン相手のバニラズのライブが熱かったこと、ベースが怪我から復帰してからさらにカッコ良いライブをするようになったこと…などに語ってくれた

マスターボリュームのMVで、バニラズのドラムの様に鈴木が革ジャンを着ていたことにも触れ、「多分僕らはこういうバンドじゃないな…って思ってすぐやめたんでしょうね!」と過去の自分たちをイジリつつ、「そんな革ジャンが似合わない3人で引き続きお送りします」とMCを締めた。


そうして流れた7曲目は「WIODOW開ける」、いや、バリバリ革ジャン着てそうな人がやる曲やーん!って心の中でツッコんだのはここだけの話です。

トリビュートライブで「a flood of circle」の佐々木亮介がカバーしていたので、余計にそう思ってしまった。


とはいえ、"嫌いなんだよ、媚びんの"は通常営業の彼らを表した歌詞であるし、ここで披露するにはまさにピッタリであったとしか言えない。

前奏が流れたときの歓声は、この曲を待ち望んでいた人がどれだけいたのか、推し量るには充分すぎる出来事だった。


そのままライブは8曲目に…ここでも聞き覚えのある前奏が。フェスなどの大きい会場では何度も聞いたが、ライブハウスで聞くのはまた格別の魅力に溢れていると思う。


斎藤の「天国と地獄!」の声とともに、今日何度目かの歓声が湧き上がる。

最近はどちらかといえばフェスでの披露が多かったので、ツアーでの登場は実は2年半ぶりとなる。


有名曲ゆえにフェスだとシンガロンの対象になりやすいが、今日は勝手知ったるファンばかりなので、それも抑えめであったように感じた。


何より斎藤の"OK,People one more time!"の色気が日に日に増している気がするので、客席の僕らは平常心を保つことにとんでもなく苦労させられた。


ここからは再び怒涛のステージが続いていく。


9曲目は「オトノバ中間試験」、舞洲やロッキンオンでの披露が記憶に新しいこの曲。

2020年はもしかすると乱発していくのかもしれない。


多幸感満載のメロディは、ステージ上のメンバーを自然と笑顔にしていき、会場の熱量をさらにもう一段階引き上げていったように思えた。


途中で入った「オンドラムス、タカオスズキ!」も鈴木の楽しそうな笑顔が印象的であった。

ここ最近の彼は実に楽しくドラムを演奏していると思う。


ちなみに"呆れるまで斎藤に任せといて"のシーンは、田淵が斎藤の前に現れ、しゃがみながら指を刺すという新しいパターンであった。

相変わらずバチバチに仲の悪いバンド(公式)である。


さらには前半とは異なる軽快なテンションでの、鈴木の「1.2.3.4!」から始まった10曲目は「桜のあと(all quartets lead to the?)」。


終盤にここまでポテンシャルがある曲を残しておけるのは、ライブを生きがいとする彼らだからこそ為せる技であると思う。


今回の「fun time HOLHDAY8」にあやかって、何か曲を入れたとするならば、8枚目シングルであるこの曲かもしれない。


舞洲でも終盤に登場し、散々観客を沸かしたこの曲は、今回も同じ立ち位置で僕らの心に確かな満足感を与えてくれた。

何度見ても、"目の前の君が明日を生きれるぐらいには"で、鈴木が僕らを指してくれると嬉しくなってしまうね。


そこから間髪に入れずに、「レディスエンジェントルメン、ライ、ドオン、ターーイム!!」と斎藤の声が会場に響く。

11曲目は「ライドオンタイム 」、2月のフェスで披露され、全国のファンが羨んだ曲だ。


何を隠そう僕もライブに行けず悔しい思いをしたので、この選曲は嬉しいサプライズだった。

初めてライブで聞く「ライドオンタイム 」は楽しさに溢れていて、ここでも自然と体は揺れていた。


11曲とは思えない疲労感はあったけれど、それすら吹き飛ばしてしまうぐらい、幸せパロメーターは振り切れてしまっていたと思う。


そんな楽しい時間もいよいよ終わりを告げられてしまう。

「大阪最高でした…ラスト!」の声とともに始まったのは、これも聞き覚えのあるドラムからのイントロが。


そう、最後は彼らの代表曲「シュガーソングとビターステップ」であった。


過去に「シュガーソングとビターステップは嫌いだ」なんて文章を作ってしまうぐらいに、この曲には色んな想いがある。

だが、B面ツアー後に久々に出会った瞬間、そんな気持ちはどこかに飛んでいってしまい、純粋にこの曲が好きだった時代を思い出せた。


思えば代表曲ゆえに、ツアーでのラストを任せされることは今までなかった。

15周年という特別な時間を経て、この曲も立ち位置がどんどん変わっていくのかもしれない。


そんな考察は一旦横に置いて、馴染みあるメロディたちは温存されていた分だけエネルギーが満ち溢れていて、意図せずともオーディエンスを巻き込んでさらに熱量を高めていた。


ニゾンのライブに行くといつも思うが、この終盤の夢心地な空間はうまく説明ができない。


ただ、昂って涙を流してしまう人がいるぐらい、この時間が尊いものなんだと感じることはできた。


最後のメロディも繰り返し行うラスト仕様で、ライブ本編は終わってしまった。


UNISON SQUARE GARDENでした、バイバイ!」

そんな斎藤の言葉とともに、3人がステージを後にする。


もっと彼らの演奏が聞きたい…そんな想いが溢れて、終了後まもなく手拍子が始まっていく。

アンコール不要論なんてものも出ているが、やっぱりこの瞬間は続きを求めてしまう。


数分の手拍子のあと、再びステージに明かりが着き、歓声とともに3人が現れる。

そうして、楽器を持つと鈴木がドラムを鳴らし始める。


この馴染みのあるドラム音…


EN1曲目は「きみのもとへ」だった。

ツアーでやるのは、2015年の「プログラムcontinued 」以来か。


個人的な話になるが、ユニゾンを好きになった当初アルバムを聴き漁ったなかで1番好きな曲だったので、ここで出会えたことに喜びを隠せなかった。それこそ、静かななかで1人歓声をあげてしまうぐらいに。


"だけど be to be"の歌詞の意味は未だによくわかっていないけど、それでもつい一緒に歌ってしまう。

久しくやってない曲なのに、それでも曲についていける観客もさすがだな…って思ってしまったり。


斎藤が「アンコールありがとうございます!」と言えば、再び歓声が上がる。

アンコールのMCでは、今日でftH8が最終日であること、色んなカッコ良いバンドと対バンできて楽しかったことなどについて話をしていた。

あとはあの例の"おぞましい"グッズについてもすこーしだけ触れていました。笑


最後に「2020年は"いつも通り"のUNISON SQUARE GARDENに戻るけど、変わらずカッコ良いライブをしていくつもりなので、楽しみにしていてください」という言葉で締めていた。


そして、「UNSON SQUARE GARDENでした!」の言葉とともに、正真正銘の最後の曲となった。


"高らかに 空気空気両手に掴んで 咲き誇れ美しい人よ そのままペースアップして Invisible Sensation 大胆なモーションに終始して face to face"


アンコールラストは「Invisible Sensation」、1曲目の「fake town baby」と対になっているところが何とも心憎い。


ポップとロックを併せ持ったこの曲は、まさに通常営業の彼らを表現するのにふさわしいし、何より"生きて欲しい!"のただ一言でどれだけ励まされる人がいるのか。


斎藤の早口の歌声も、ラスサビ前のギター演奏も、アンコールのこの位置で聴けるからこその特別感が心地良かった。


メロディが終わった瞬間の「バイバイ!」で名残惜しさも強かったけれども、2020年のいつも通りの彼らをこれから見れる楽しみも同時に湧き上がってきた。


夏以降はワンマンツアーもあるのかもしれない。ひとまずはそれが楽しみでならない。


fun time HOLHDAY8 セトリ


1.fake town baby

2.ガリレオのショーケース

3.Phantom Joke

4.セレナーデが止まらない

5.場違いハミングバード

6.春が来てぼくら


7.WINDOW開ける

8.天国と地獄

9.オトノバ中間試験

10.桜のあと(all quartets lead to the?)

11.ライドオンタイム 

12.シュガーソングとビターステップ


EN1.きみのもとへ

EN2.Invisible Sensation


以上、コロナウィルス流行でライブにまったく行けていない男の妄想ライブレポートでした。

はよコロナ収束してくれ〜!