ナツノヒ

UNISON SQUARE GARDENについて色々触れちゃうブログです。語彙がないから複合技でお送りしております。

MODE MOOD MODE SENTENCE トレイラー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

UNISON SQUARE GARDEN'S FAN PRESENTS

 


UNOFFICIAL SENTENCE

EVENT

 


7th ALBUM

「MODE MOOD MODE」

 


5th ANNIVERSARY COUNTDOWN RELAY

 


「MODE MOOD MODE SENTENCE」

 


2023.01.10〜2023.01.24

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


もう一度書こう、音楽は鳴り止まないから

 


文字書きが集結した祝祭、「Patrick Mojii」は万感の大団円を迎えた。

 


そうして、文字書きは更なる領域へと手を伸ばしていく。

 


ロックバンドの奏でる音楽は最上だけど、真似できるものではない。

 


その狙いを読み解くことは困難を極めるから。

 


だから、僕らは僕らで遊び尽くす…自分たちにしかできないやり方で。

 


祝祭は未知なる方向へと舵を切った。

 


わからずやには、見えない魔法を解きほぐす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月に企画「Patrick Mojii」を経て、今回行う運びとなりました「MODE MOOD MODE SENTENCE」、名前の通り7thアルバム「MODE MOOD MODE」の5周年を記念したカウントダウンリレーとなります。

 

文字書きによる祝祭も今回で2回目となります。

 

前回はテーマも決まりもない…ひたすらにアルバムの良さを伝えていくための企画でしたが、今回はユニゾン史上最高傑作の呼び声も高いこのアルバムを取り上げるにあたって、ただそのまま企画を進めるだけでは本質に迫れないと考えました。

 

そこで今企画では独自の要素として、

 

 

①アルバムとは異なる曲順の投稿リストで実施する

 


②投稿リストの完全非公開(期間中のみ)

 

 

を予定しています。

 

今企画独自の順番で実施する理由としては、やはり「MODE MOOD MODE」というアルバムの曲順があまりにも神がかっていること。

 

そのままの順番で企画を実施しても、ただ作品を焼き増すだけのものになってしまう可能性を無視することはできませんでした。

 

前例のない取り組みを実践することは大きなリスクも生じますが、それ以上に新しい何かができあがるかもしれないことにワクワクしています。

 

曲順は企画者である筆者のオリジナルとなりますが、ユニゾンのセットリストの如く楽曲たちの新しい顔が見えるような構成を目指しました。

 

さらに、企画を盛り上げるために開催中は曲順の完全非公開のかたちを取らせていただきます。

 

こちらも直前まで担当曲がわからないことで、ユニゾンのライブの様なワクワク感を企画中に作り上げることができないかと考えました。

 

誰がどの曲を担当するのか…そんな部分にも注目してご覧いただければと思います。

 

そんな様々な要素を含んだ今企画、どのような終幕を迎えるのかをご期待ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 SCHEDULE(敬称略)

 

 

1月10日(火)[DAY1]-コリ(@Coli_ITS)

 

 

 

 

1月11日(水)[DAY2]-オレンジ(@USGorange)

 

 

 

1月12日(木)[DAY3]-はすのめ(@clossnes)

 

 

 

 

 

 

※1月13日(金)は幕間日

 

 

 

 

1月14日(土)[DAY4]-栗花落(@tuyurinrin_0812)

 

 

 

1月15日(日)[DAY5]-にゃ(@Is__this__cat)

 

 

 

1月16日(月)[DAY6]-さだくに(@1con_atrN6_WF07)

 

 

 

1月17日(火)[DAY7]-夕奈(@0829_calm

 

 

 

 

 

 

※1月18日(水)は幕間日

 

 

 

 

1月19日(木)[DAY8]-てるるrrr(@tellurium__usg)

 

 

 

1月20日(金)[DAY9]-きだともみ(@kida2xyz)

 

 

 

1月21日(土)[DAY10]-Mosuky(@RMosuky)

 

 

 

1月22日(日)[DAY11]-樒(@w3810t)

 

 

 

1月23日(月)[DAY12]-ナツ(@unfinisheddaisy)

 

 

 

 

 

そして、

 

1月24日(火)[DAY13]-MODE MOOD MODE SENTENCE(まとめ記事)

 

 

 

 

「MODE MOOD MODE」の発売日である1/24に企画のまとめ記事を投稿し、5周年記念に向けた祝いとさせていただきます。

 

今回の携わっていただいた全ての方に感謝を述べさせていただくともに、企画の成功を祈りつつ尽力していきたいと思います。

 

企画はいよいよ10日から。再びの文字書きたちの共演をぜひお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わからずやには見えない魔法を、何度でも

 

 

 

いつだって、誰にだって、きっと生み出せる。

カオスが極まる ディスクレビュー & fiesta in chaos セトリ予想

お久しぶりです。通常での更新は久しぶりでしょうか。

 

ここ3ヶ月は企画やビンゴを中心に執筆していたので、こうやって特段大きな目標もないままに執筆するのもかなり懐かしく感じてしまいます。

 

最近は期限を意識して書くことも多かったので、こうやって気を抜けて書ける機会があるというのもありがたいですね。…いっそのこと書くのやめてもいい?(ダメです)

 

というわけで、今回は10月19日に発売した18thシングル「カオスが極まる」のディスクレビューとその流れで開催される追加公演"的"ツアー「fiesta in chaos」のセトリ予想について書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

カオスが極まる ディスクレビュー

 

 

まずは「カオスが極まる」のディスクレビューから。

 

このシングルは前作「kaleido proud fiesta」から約半年の期間を空けて発売された作品であり、表題曲「カオスが極まる」は10月開始のTVアニメ「ブルーロック」のOPに起用されています。

 

 

原作は300人の高校生のなかから、1人の優秀なストライカー生み出すための計画「ブルーロック」に参加した選手たちを描いた作品であり、その話題性とエゴイスティックさ、確かな作品力の高さで人気を博している漫画です。

 

作品のなかでも、"エゴ"か重要視されており、どれだけ我を通しながら結果を出すことができるのか…そこに重きを置いている演出が随所に見られます。

 

とはいえ、決して思いだけでうまくいくことはなく、それを貫くためにどのような理論や技術を取り入れていくのかという過程も丁寧に描かれており、勢いだけでないきちんと説得力も併せ持った作品でもあります。

 

今回の「カオスが極まる」でも、それらをしっかりと意識して制作したと思われる要素が含まれており、ユニゾンらしい"エゴ"が一聴しただけで感じられる仕様となっています。

 

対して、「放課後マリアージュ」は、前作より1曲のみの収録となったカップリング曲であり、何とCD限定とはいえ珍しくMVが制作されたカップリングでもあります。

 

現在でもサブスクで解禁されておらず、MVも作られるということで…今後カップリングはCD購買層に向けた特典的な要素となっていきそうな傾向がありますね。

 

そんな2曲が収録された18thシングルについていくつかの視点でレビューしていければと思います。

 

MVや雑誌インタビュー等の情報にも触れていくため、購入予定やYouTubeで楽しむ方などはネタバレがありますので、読む場合にはご注意いただければと思います。避けたい場合にはプラウザバックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.カオスが極まる

 

 

まずは表題曲である「カオスが極まる」から。

 

タイアップの関係もあり、「Phantom Joke」以来のマイナーキーでのシングルとなりました。

 

一時は「マスターボリューム」だけであったロック系マイナーキーシングルも、「fake town baby」、「Phantom Joke」、そしてこの「カオスが極まる」といった徐々に楽曲が増えつつあります。

 

個人的に楽曲の幅が広がることは良いことだと思いますし、何よりマイナーキーの曲好きの僕としては嬉しいものがありますね。

 

タイトル「カオスが極まる」も、「春が来てぼくら」以来の全て日本語表記での題名となっています。

 

漢字も使用してる点で考えると、「流星のスコール」以来の表記方法となるので、こちらもシングルとしては珍しくありますね。

 

「WINDOW開ける」、「CAPACITY超える」と似たような法則性ですが、こちらは頭がカタカナであったり、"が"ついていたり、似てるようで微妙な違いがあるようです。

 

といった感じでちょっとずつ増えてきた要素ではあるものの、マイナーキーかつ日本語表記という珍しい×珍しいの組み合わせということで、また一つ別の新鮮さが生まれたようにも思えます。

 

曲に目を向けていくと、マイナー系特有の激しいメロディにどこか鬱屈とした暗い雰囲気も合わせつつ、サッカーアニメらしい疾走感も感じるような複雑な印象を受けました。

 

よくその荒々しさから"治安の悪い"なんて表現が使われますが、それを通り越して、この曲からまさにカオスといわんばかりの"ヤバい"雰囲気を醸し出しています。

 

禍々しさと爽やかさが混ざりあえば、ヤバくなるのは当然なんですが、それを曲全体で大がかりに表現することで相対的に"ヤバさ"が跳ね上がっているような…そんな実感があります。

 

駆け抜けるように貫いてくる前奏、畳みかけてくるようなメロの展開、同期音が不穏さをさらに掻き立てるサビ前、それらを振り払うかのような疾走感あるサビ…どれを取っても統一感はなく、混沌さを凝縮したような一曲に仕上がっています。

 

歌詞に焦点を当てていくと、

 

"抉られるぐらいわけないぜ"

 

"あがけるだけあがいたらいい"

 

"邪魔だ、すっこんでろ"

 

"かつてないデットヒート"

 

アニメ「ブルーロック」に通ずる"エゴい"部分が随所に現れており、タイアップとしてもまったく違和感のない曲となっています。

 

また、個人的に考えるタイアップの特徴として、2番にはバンドの思いが色濃く出てくる歌詞が多いと思ってるんですが。

 

"誠実のボルテージが揺らぐ"

 

"正気の行方に興味はねぇや"

 

"何回目かの地獄 慣れちゃえば超気持ちいい"

 

"気味が悪いほど 恍惚の泥沼だ 助けないで"

 

と、他に迎合しない彼らの音楽性の心地良さが垣間見える歌詞が多くあるように感じました。

 

ちなみに2番に出てくる"アリアドネの糸"は、

 

【非常に難しい状況から抜け出す際に、その道しるべとなるもののたとえ。】

 

のことを示しており、困難を乗り越えるために少ない可能性にも全力をかける…ブルーロック・UNISON SQUARE GARDENの両者にとてもリンクした語句あると思いました。

 

タイアップ的にもう少し考えると、「ブルーロック」の要素のひとつであるサッカーにまつわる歌詞がほとんどないのも特筆する点でしょうか。

 

それらしい言葉を拾い上げるならば、

 

"My foot"や"タイムオーバー"、"デットヒート"ぐらいでしょうか。

 

それ以外はかなり"エゴ"の方に寄っているような気がするので、1番使いやすいサッカーの要素をほとんど使うこともないままに展開しているのは、タイアップに関するうまさを改めて感じます。

 

捻くれた彼らだからこそできる技ではあるんだけど、それ故にまったく違う方向性から作品に奥行きを与えてくれていますね。

 

今回のツアーである「fiesta in chaos」では、間違いなく主軸となる曲でもあるので、どのような使い方をされるのか楽しみな要素でもあります。

 

ニゾンとしては珍しく、サビ前に同期音のみの演奏がない時間帯もある曲なので、それがライブでどういったカタチの披露になるのかも楽しみにしています。

 

ちなみにこれは個人的な性へ…好みなんですが、

 

"極まってしまった"

 

のMVの斎藤さんの睨みつけている目元が最高にクールでvery goodです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.放課後マリアージュ

 

続きましては、カップリング曲である「放課後マリアージュ」です。

 

こちらは表題曲「カオスが極まる」とは打って変わって、ポップで可愛らしい曲調となっています。

 

どこか田淵が女性アーティストに提供する楽曲に雰囲気が似てるような気がするのですが、それをユニゾンもとい斎藤さんが歌う仕様にうまく変換されているようにも感じます。

 

個人的にサビは内田真礼の「ギミー!レボリューション」に大変近いように思えたのですが、同じように感じている方もチラホラいましたね。

 

 

前述の通り、カップリングとは珍しくMVが制作された曲でもあります。

 

とはいえ、YouTube等では公開されず、CD購入者向けの特典となるため、あまり大々的に公開されることはなさそうです。

 

これからはカップリングはMVを作って特典にする方向で行くのかといえばそうでもない気はしていて、単純に良い曲ができたからMVも用意した…という考え方な気はしています。

 

"放課後"という言葉から連想されるように、学生同士の爽やかな関係性が垣間見える内容の曲であるように思えます。

 

"マリアージュ"はフランス語で"結婚"を意味するので、恋愛の歌か?なんて推測もしてしまいますが、額面通りに受け取るのも違和感があるので、恋愛だけではない…いわゆるベストマッチ!的な関係性を意味しているのかもしれません。

 

普段のユニゾンではあまり聴くイメージのない前奏のギター音から始まり、少しユルい感じで展開するメロからのポップなサビが何とも心地良い構成となっていますね。

 

そんななかでも、

 

"宿題終わらなくても 約束が宝石みたいに輝いてたら平気だよ"

 

"教科書に載せたいくらい 大事なやりとりだからね"

 

"お行儀って形骸なのか? 違うよ 悪いことは遊びません"

 

なんていうユニゾンらしい歌詞の絶妙な言葉選びが随所に見られます。

 

最近のカップリングは力の抜けつつもライブ映えする曲が多いので、この曲も次ツアーでどのような立ち位置で披露されるのか大変楽しみでもあります。

 

雑誌のインタビューによると、今後のカップリングはメンバーの趣味で決めていく可能性もあるらしく(今回は田淵の趣味)、またこれまでとは違った曲が来るかもしれませんね。

 

CD特典であるMVにも目を向けると、出演者である中島ももさんがとても魅力的であり、楽曲の持つパワーをさらに引き出してくれました。

 

途中まではクールに振る舞いつつも、2番のサビからは無表情で踊るのがコミカルで、最後のギターを弾きながらの満面の笑顔はかなりの良いギャップだと思います。

 

どんな立ち姿も絵になっていましたし、ユニゾンは出演者も良い人を見つけてくるのがとても上手いですね。

 

それに負けじと、メンバーも普段見せない姿をたくさん見せており、改めてこれが外向けの作品でないことが強調されています。

 

コミカルに演奏する貴雄や笑顔が眩しい田淵なんて、まずライブでしか見れませんからね。

 

斎藤さんはいつも通りではあるんですが、気持ちいつもより楽しく演奏しているように感じました。良いことです。

 

個人的な性へ…好きなポイントは最後の

 

"放課後マリアージュ"

 

でめちゃくちゃ良い笑顔の田淵です。守りたいこの笑顔。

 

 

 

 

 

 

 

以上がディスクレビューとなります。他にも「fun time HOLIDAY 8」のライブ音源などもありますが、そちらはまだ聴けていないので、今後ゆっくり楽しんでいこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

fiesta in chaos セトリ予想

 

続きましては、明日から始まるツアー「fiesta in chaos」のセトリ予想です。

 

このツアーは、先月まで行われたシングルツアー「kaleido proud fiesta」の追加公演"的"であり、全国11本という非常に短い本数でまわるツアーとなります。

 

これは「カオスが極まる」の発売が大きく関係しているようですが、追加公演といえば「MODE MOOD MODE ENCORE」が記憶に新しいかと思われます。

 

こちらはツアー「MODE MOOD MODE」の追加公演であることが厳密に決められていましたが、今回はあくまで"的"であることが非常に重要な点となります。

 

そもそもアルバムみたいに曲の縛りがない訳ですし、前ツアーの大きな要素だけ残して、かなりセットリストや演出に変更が加えられるのではないか?と予測します。

 

ホールからライブハウスに会場も変わりますしね。

 

そこらへんを踏まえた上で、今回予想したセットリストがこちらです。

 

 

 

 

 

1.harmonized finale

2.Cheap Cheap Endroll

3.シュガーソングとビターステップ

4.場違いハミングバード


5.サイレンインザスパ

6.to the CIDER ROAD

7.フィクションフリーククライシス

8.ラディアルナイトチェイサー

9.リニアブルーを聴きながら


10.スノウアンサー

11.mix juiceのいうとおり

12.セッション〜放課後マリアージュ

13.オトノバ中間試験


14.instant EGOIST

15.マスターボリューム

16.カオスが極まる

17.シャンデリア・ワルツ

18.kaleido proud fiesta

 

EN1.Nihil Pip Viper

EN2.ナノサイズスカイウォーク

EN3.天国と地獄

 

 

以下は曲解説です。

 

1.harmonized finale

 

さすがに1曲目は変えてこないと思います。

 

ここまで変えてしまうと、完全にツアーの枠組みが変わってしまうかもしれないので。

 

そもそも演出的に、開演前や序盤にある程度のツアーの大枠予想がつくのもどうなのかな?っていうロマンがなくなってしまうのは避ける気もしますし。

 

まあ逆に紗幕があれば予想がついてしまうのもどうかとは思いますが…でも、そっちの方が流れ的には自然かと。

 

逆に同じ演出で違う曲が来る…とかも面白いかもしれませんが。

 

ただ、ホールとライブハウスの関係上…若干演出の中身の違いというのはあるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

2.Cheap Cheap Endroll〜4.場違いハミングバード

 

「MODE MOOD MODE ENCORE」では、前回の本編終盤の曲が序盤に来るというニクい構成がありましたが、追加公演的である以上そういうこともやってくるかな〜?という考えのもとで組み入れました。

 

「kaleido proud fiesta」ツアーの本編終盤は、比較的ポップな曲が多かったので、ライブのバランスを考えてアンコールの3曲を持ってきました。

 

アンコールはあってもなくても良い要素ですが、そこは"的"だから別物扱いゆえの発展ということでどうか。

 

ちなみに

 

kaleido proud fiesta=fiesta in chaosで考えると

 

2曲目:ウケ狙い

 

箱庭ロック・ショー=Cheap Cheap Endroll

 

3曲目:ライブ映え

 

世界はファンシー=シュガーソングとビターステップ

 

4曲目:序盤の締め

 

シャンデリア・ワルツ=場違いハミングバード

 

みたいな感じで対になるイメージで考えました。

 

あと"finale"からの唐突な"Endroll"は絶対楽しい!っていうちょっとしたウケ狙い予想も入れています。笑

 

 

 

 

 

5.サイレンインザスパイ〜6.to the CIDER ROAD

 

5曲目に5まいめ!を入れたいがために考えました。

 

7曲目に7まいめ!と対にしたかったんですが、最近はアルバム1曲目枠に色んな出番が与えられているので、その時流に乗れたらいいよね的な願望で入れました。

 

ちなみにこれは妄想ですが、前ツアーみたいにドラムでゆったりリズム取りながら斎藤さんが喋って、終わると徐々にテンポが変わっていき…テーン!といつも前奏が流れるイメージで考えています。

 

「fun time Accident 2」音源の「デイライ協奏楽団」→「サイレンインザスパイ」をアレンジしたようなものが来て欲しいと思っています。

 

そこからのアルバム1曲目の繋ぎオモロない?で「to the CIDER ROAD」へと繋がります。

 

さすがに一定数は前ツアーからも登場するはずなので、扱い・人気的にはこの曲が相応しいかなと。

 

前回は終盤だったので、今回は中盤のアゲていくゾーンに。

 

「Chacher In The Spy」と「CIDER ROAD」の対比も見れるので、何だか2度美味しい気もする。

 

 

 

 

 

7.フィクションフリーククライシス〜8.ラディアルナイトチェイサー

 

フィクションに先輩面するラディアルが見たいんです!以上!

 

 

 

 

 

 

 

まあもうちょい解説すると、「ラディアルナイトチェイサー」は替えの効かない肝のような存在感を感じたので、それに新たに組み合わせるとしたら、「MODE MOOD MODE」というアルバムでの奇妙な繋がりのある「フィクションフリーククライシス」が良いよねという結論になりました。

 

あとはカポ曲なので、ちょっとセッション入れそうな気もするので、それに合わせやすいフィクションを7曲目にしました。

 

「MODE MOOD MODE」はここ1年かなり優遇されているので、最近ツアーで登場してない「フィクションフリーククライシス」は間違いなく出てくると予測しています。

 

きっとこのツアーだけなんだろうけど、8曲目に君臨する「ラディアルナイトチェイサー」は見ていたい。

 

 

 

 

 

9.リニアブルーを聴きながら

 

「fun time HOLIDAY 8」で披露された関係で前ツアーは登場しなかったので、タイバニ要素はできる限りツアー内で回収して欲しいという願望です。

 

まあ「I wanna belive、夜を行く」は入れてないけど。ラディアルやって欲しいんじゃい!

 

ここは前ツアーでは「fake town baby」が入っていたので、同じシングル曲の方が解像度上げることができそうだよね〜ポップな曲だと雰囲気変わるよね〜の気持ちで迷わず入れることができました。

 

意外とリニアブルーがブロック最後って珍しい気もするので、これもまた新しい顔が見えてくるかもしれません。

 

ちなみに今回は「オリオンをなぞる」は外しています。シングル枠の関係もありますが、さすがにタイバニ主題歌は全部やらないかなと。

 

ファーストテイク効果もあるかもしれませんが、逆にあえてやらない方向に持っていきそう。

 

こういうツアーでは定番は外した方が読めないライブになって面白いしね。

 

 

 

 

 

10.スノウアンサー

 

秋冬のツアーということで、前回はそこまで前面に出ていなかった冬の曲が来る気がします。

 

おそらくスノウシリーズから来るような気もしますが、そのなかでも1番長期間披露されていない「スノウアンサー」が演奏されると思います。

 

まあ単純な好みではありますが。笑

 

新旧の曲のバランス的に「スノウリバース」も怪しいですが…どうでしょうか?

 

こっちも聞きたいですが、B面ツアーでしこたま聞けたので、今回は「スノウアンサー」が良いです。

 

 

 

 

 

11.mix juiceのいうとおり

 

バラード枠ではあるんですが、今回はバラードじゃない曲を持ってくる仕様でいく予想です。

 

「オーケストラを観にいこう」でよく使われる手法ですね。

 

序盤が癖強い曲が続くので、それを仕切り直す清涼剤的扱いも期待しています。

 

「世界はファンシー」や「君の瞳に恋してない」等のアルバムリード曲が大活躍してるので、そろそろこの曲にも光が当たって欲しいんですよね〜。

 

 

 

 

 

12.セッション〜放課後マリアージュ〜13.オトノバ中間試験

 

セッションはワールドワイドのままだと思っていたんですが、バラード枠のつもりだった「放課後マリアージュ」が思っていた以上アップテンポだったので、セッションゾーンに置く方が良き感じだとという結論になりました。

 

その関係で「ナノサイズスカイウォーク」も前回とは違う使い方にしました。

 

最初は「オトノバ中間試験」をセッション枠していたんですが、「放課後マリアージュ」の前奏があまりに前ツアーのセッションにリンクしていたので、こちらとセッションを併せていくことに。

 

ワールドワイド並みの前奏繰り返しセッションがハマる曲はなかなかなさそうなので、これは是が非でも実現して欲しい。

 

個人的セトリ予想イチオシその①です。

 

前ツアーでは、ワールドワイド:ナノサイズだったので、繋ぎも関連性のある2曲に。

 

「放課後マリアージュ」は学校がテーマなので、同じテーマである「オトノバ中間試験」が即選ばれました。

 

繋ぎも間違いなく違和感ないし、この曲はライブ映えするので、安心して中盤のトリを任せられます。

 

 

 

 

 

14.instant EGOIST

 

これはタイアップ的な意味で入れました。そういう遊びはしそうかなと。

 

前回登場の「Nomal」ツアーでは序盤でしたので、今回は終盤の頭に。この並びもまた新鮮かなと。

 

前ツアーの「サンポサキマイライフ」同様に最初に少しアレンジが入ると、違和感なく始められるような気がしています。

 

多分ここに入るのは歪な構成なんだろうけど、結局登場するとみんな飛び跳ねちゃうんでしょうね。

 

ここで気づいたんですが、セクション始まりの半分以上が「Chacher In The Spy」の曲でした。

 

たいぶ偏っていますが、前ツアーも「Porpulus Porpulus」優遇されてたし、別にいいかなの気持ちになりました。

 

もし実現されたら、リバイバルツアーの伏線ってことにしていいですか?

 

 

 

 

 

15.マスターボリューム〜16.カオスが極まる

 

個人的なイチオシその②です。

 

オリオン→kaleidoは間違いなく意識しているんですが、それとはまた違った方向性も出せるんじゃないかという謎の確信もあります。

 

繋がりとしては、"混沌"でしょうか。

 

"混沌の一言じゃ 全てを表せないだろ"

 

の歌詞で全てを繋げてくれます。

 

「マスターボリューム」は序盤に来がちなので、これが終盤に出るだけでも十二分にウケ狙いポイントになりますしね。

 

何より推し曲なので、やって欲しい!リバイバルじゃないツアーで!我求む!!

 

って気持ちです。笑

 

「カオスが極まる」は1番良い位置で。もう新曲は思う存分暴れてくれ。

 

 

 

 

 

17.シャンデリア・ワルツ

 

個人的なイチオシその③です。

 

「fiesta in chaos」の"chaos"の部分は前曲までで担ってくれたので、今度は"fiesta"部分を回収しましょうということで。

 

こういう温度差大好きなので、曲は違えど方向性は踏襲して欲しいですねぇ。

 

リバイバルじゃないライブの「シャンデリア・ワルツ」の終盤は最近あまりないので、ここで来るとアガりまくっちゃう気がします。

 

良い大団円になりそう。

 

 

 

 

 

18.kaleido proud fiesta

 

前ツアーとは違う立ち位置で存在感を出すとすれば、1曲目か本編ラストしかないので、よりドラマチックなラストに。

 

この曲はもう演奏するだけでライブを1段階レベルアップさせるので、どのような位置でも問題ないという謎の安心感があります。

 

まあ個人的にはラスト来ると、大変に感動します。

 

 

 

 

 

 

EN1.Nihil Pip Viper

 

シングル2曲が大暴れするはずなので、同じ9thアルバムに収録予定のこの曲も入れたい気持ち。

 

あとここでやっておかないと、アルバムツアーてば出番がない可能性あるので(配信シングルの悲しい宿命)、できるうちに披露して欲しいという思いもあったり。

 

前回のセトリ予想では1曲目に入れたので、違うカタチでも実現して欲しいという願望もありますが。

 

同じ配信シングル「Silent Libre Mirage」とリンクする気もするので、交代でセトリ入りするんじゃないかと思っています。

 

前ツアーと同じ構成であると考えると、スパッと始まる曲の方が良い始まり方になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

EN2.ナノサイズスカイウォーク

 

今回は「放課後マリアージュ」がある関係で、必ずしもこの曲は本編にいなくても良いんじゃないか?という考えのもと、アンコールに入れました。

 

やる必要がないとはいえ、それでセトリから外してしまうのも何だか寂しい。

 

やはり良い曲なので、ライブでは何度でも聞きたいですし。

 

来ないと思っていた曲がアンコールで登場すると超嬉しいしね。

 

前回はライブアレンジだったので、今回は原曲バージョンで聞けるかもしれない…と思うと、少しだけワクワクしていまいます。

 

 

 

 

 

EN3.天国と地獄

 

"Same timeでchaostic show!"

 

ぶっちゃけこれだけで入れたといっても過言ではありません。

 

"Who is nomal in this show?"

 

で「Nomal」ツアーに入らなかったので、それのリベンジでもあります。

 

あとは「場違いハミングバード」に匹敵する曲といえば、「天国と地獄」だよなぁ…という謎の確信も込みで。

 

「fiesta in chaos」のタイトル通りに、カオスでライブを終えて欲しい願望もあったり。

 

あとはいい加減「天国と地獄」で終わるライブが見たい!という至極個人的な感情もあります。(Dr.Izzyツアーの日替わり枠ぐらいだもんね。)

 

前ツアーの場違い並みに、会場を荒らしまくってライブを終えて欲しいものです。

 

 

 

 

 

以上がセトリ予想となります。前回が半分以上的中できたので、今回もできる限り当たれば良いな〜と思います。

 

まあかなりパターンが考えられるので、そう簡単にはいかないかもですが。

 

ライブはいよいよ明日からスタート、何と僕はリバイバル以外では初の初日での参加となります。

 

誰もセトリを知らない状況で参加するのはめちゃくちゃドキドキするので…この高揚感をしっかりと味わいながら楽しんでいこうと思います。

 

では、今回はここまでとさせていただきます。

 

バイバイ!

Patrick Mojii

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【イラスト:珉 SPECIAL THANKS!!】

 

 

 

 

 

UNISON SQUARE GARDEN

 

8th ALBUM 「Patrick Vegee」

 

2nd ANNIVERSARY EVENT

 

letter writing fiesta

 

「Patrick Mojii」

 

Now On View!

 

 

 

 

晩餐は今宵で幕を下ろす

 

「Patrick Vegee」発売2周年を迎え、文字書きによるカウントダウンリレー「Patrick Mojii」も本日でお開きとなる。

 

12人の文字書きたちの共演によるフルコース…お楽しみいただけただろうか?

 

これまでと同じようで、これまでとどこか違う。

 

そんなアルバムのコンセプト通りの企画となっていれば幸いである。

 

バラバラの12曲の記事がひとつになったとき。

 

どんな食べ尽くし方になるのか…それは人によってまったく異なるはずなので、各々がどんな思いを抱くのか楽しみでならない。

 

最後までお付き合いいただいた読者の方々には、ぜひ余すことなく企画の集大成であるフルコースを味わっていただきたい。

 

 

"これ、食べられるのか?"

 

 

それはあなた次第。

 

 

でも、味は保障しますよ。

 

 

そして、このような突発的な企画にご参加いただいた文字書きの皆さまには、最大限の感謝とともに、一読者として楽しませていただいたことにもお礼を言いたい。

 

きっと答えなんかは出ないし、紡いだ文字の本当の意味は自分にしかわからなくていい。

 

それでも、こうして一つのアルバムの曲たちを共同で書き上げたことには必ず意味があるはずだ。

 

 

"たいらげるまで 食べ尽くす"

 

 

キレイになったお皿の先に見えた景色は、どんな眺めだったのか?

 

多分誰にも気づかれないから、自分たちで決めちゃおうぜ。

 

 

 

 

 

 

 

かくしてまた晩餐ははじまる

 

そして、これから読み進める方へ。

 

ようこそ、いらっしゃいました。

 

ここでは、とあるグチャっとしたアルバムを自由きままに書き尽くした12の記事を用意しております。

 

一見では語り尽くせないような、様々な趣向を凝らした記事はがりなので、どれも自信を持っておススメしております。

 

当店自慢のフルコースは順番に非常に拘りを持って作っております。

 

ですが、別にフルコースでお召し上がりになる必要はありません。

 

単品でのお召し上がりもOKですし、アラカルトで何品か…といった注文も可能です。

 

お口に合わない場合は、残していただいても構いません。

 

ルールはただ一つ。自由にお楽しみください。

 

どんな読み方でもいいですし、感想は何を言っても構いません。

 

ここでは、読者の方の判断に全てを委ねます。

 

ただし、誹謗中傷だけはご遠慮ください。

 

食事中のマナーを守ることにご協力をお願いします。

 

え、残したものはどうするかって?

 

心配ご無用です。

 

何せ、文字は腐ることもないし、永久に品質が保障されていますから。

 

こんなに長期保存に向いた素材はありません。

 

なので、いつかどこかの"物好き"が食べ尽くしてくれるはずです。

 

ロックバンドに人生を救われた人はけっこういますから。

 

彼らなら喜んでたいらげてくれるでしょう。

 

それはあなたかもしれないし、私かもしれませんしね。

 

思わぬ出会いは思わぬ場所から現れるものです。

 

この食材たちを好む方は非常に"物好き"と言われていますが、お口に合いましたら、ぜひたいらげるまでお召し上がりいただけますと幸いです。

 

 

 

 

まあとりあえずはメニューをご覧ください。

 

ご判断はそれからでも遅くないですよ。

 

あ、注文はセルフサービスとなっておりますので、悪しからず。

 

お決まりになりましたら、どうぞご自身で料理を選んで、お召し上がりください。

 

次の料理をお求めの際は、一度こちらに戻ってこられることをオススメします。

 

どの料理もすぐに見つけることができますよ。

 

では、ごゆっくりお過ごしください。

 

今宵の晩餐がご満足いただけるものになりますように…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MENU

 

 

1.Which "HATCH" do you like?/はすのめ

 

 

 

 

 

 

2.マーメイドスキャンダラスは現パロじゃない/てるるrrr

 

 

 

 

 

 

3.踊る音に身を任せ、打てない球に多幸感を/夕奈

 

 

 

 

 

 

4.『風が強く吹いている』から読み解く「風なんかは吹いてないのに」/コリ

 

 

 

 

 

 

5.そこに饗応がある/ハグルマルマ

 

 

 

 

 

 

6.夜を乗り越える/ななし

 

 

 

 

 

 

7.「Phantom Joke」 を振り返るとライブに行きたくならないか?/kosuke

 

 

 

 

 

 

8.隠し球だけど、飛び道具だけど、だけど一番スタンダード。/KANO

 

 

 

 

 

 

9.TOUR 20XX Patrick Vegee If セトリ考察・ライブレポート/オレンジ

 

 

 

 

 

 

10.春が来てぼくらは4年半経って/きだともみ

 

 

 

 

 

 

11.シンプルな逸話の言葉は温かい simple simple anecdote/れも

 

 

 

 

 

 

12.選んだのは"君"じゃなくて〜101回目のプロローグ〜/ナツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

お口に合うようでしたら、執筆者一同大変嬉しく思います。

 

とはいえ、それは読者の皆様の胸のうちに収めたままでけっこうです。

 

私どもは私どもで勝手にたいらげておりますので。

 

生まれた感情はあなただけのもの。

 

ぜひ、それを大事にされてください。

 

ああ、もしそれが幸せなものなら、気が向けば発信しても良いかもしれませんね。

 

誰かの嬉しい気持ちは人を喜ばせますから。

 

機会がありましたら、私どもにも教えていただければと思います。

 

もしあまり…という方は、それを塗り替える幸せに巡り会えることを陰ながら祈っております。

 

楽しみ方は千差万別なので、お気になさらず。

 

 

ちなみに私どもは大満足です。

 

今回は余すことなく食べきれたと、自信を持って言うことができます。

 

まさに新感覚の味です。一度知ってしまうとクセになってしまいそうなくらいに。

 

こんな経験、早々できるものではありません。

 

良い晩餐だった。そう思える幸せな瞬間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

…おや、もうこんな時間ですか。

 

生憎ですが、本日の宴は以上となります。

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

またいつでも食べに来られてください。

 

宴は何回やっても良いものですから。

 

何度でも楽しい時間をお過ごしいただけると、私たちも作った甲斐がありますしね。

 

 

 

しばし、文字書きの新たな祝祭を開催する予定はありませんが。

 

望まれなくても、勝手に書き続ける我々ですから。

 

何かのきっかけで集結することもあるかもしれませんね。

 

個人的にですが、それが近しい時期にあると大変喜ばしいと思います。

 

何も約束できませんが、ご期待ください。

 

 

 

 

では、またのお越しをお待ちしております。

 

ありがとうございました。

 

最後に、お帰りの景色にふさわしいアルバムをご紹介させていただきます。

 

ご興味がありましたら、ぜひお聴きいただければと思います。

 

 

間違いなく名盤です。少しグチャっとはしていますが。

 

あ、もちろん、無理に食べきる必要はありませんからね。

 

それでは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEE YOU NEXT SENTENCE!

【Patrick Mojii】選んだのは"君"じゃなくて〜101回目のプロローグ〜

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        君だけでいい

 

                君だけでいいや

 

 

こんな日をわかちあえるのは

 

 

 

 

                    きっと

 

 

 

つたないイメージと

 

            でたらめな運命値でしか

 

      

 

     

 

                       書き表せないから

 

 

 

     君だけでいい 君だけいいや

 

 

イタズラなプロローグを歌ってる

 

 

           約束は小さくてもいいから

 

    

 

 

     よろしくね はじまりだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何とも耳心地の良いフレーズだと思う。

 

彼らを熱烈に追いかける"物好き"たちにとっては特に。

 

まさにご褒美みたいな仕掛けが最後の最後に施されていた。

 

「Patrick Vegee」というアルバムの構成の妙である。

 

"グチャっとした"景色の先には、壮大なメロディとロックバンドの根幹を垣間見せた…世紀の大団円が訪れる。

 

大多数の"物好き"にとって、そこに異論はないだろう。

 

硬軟織り交ぜたクセの強い曲たち振り回されながらも、それを耐え切った者だけに見ることができる極上のおまけ。…にしてはいささかボリューミーな気がするが。

 

アルバムのコンセプトで表すとすれば、食事の"シメ"であると思う。

 

筆者はもう30を超えたおじさんなので、例えがオヤジ臭くて申し訳ないが、飲み会後に食べるラーメンが1番しっくり来る。

 

居酒屋で色とりどりのメニューを食べて、おいしいお酒をたくさん飲んで、大層な満足感の赴くままに食べるラーメンはまあめちゃくちゃうまい。

 

体に悪いのはわかってるのだけど、やめられない。多分体が求めている塩気と炭水化物を補完して、脳に完璧な食のグラフを完成させることができるんだろう。

 

まあ歳とともに飲んだらラーメン自体が入らなくなってしまうのだが、自分の思いのままに食べたいものを全部食べる…楽しみ尽くした者にだけ与えられる特権みたいなものだ。

 

まさにそれと同じ現象。小気味よく軽快に、そして限りなくミニマムなスタイルで進行してきたアルバムの締め括りで…何層にも折り重なった重厚で洗練された名曲を味わう。

 

そして、足りなかった最後のピースがパチリとハマって、聴き手にとってのアルバムが完成を迎えた。

 

最高潮の高揚感とともに。ハッピーエンドと呼んでも遜色ない幸せな気持ちが広がっていく。

 

「Patrick Vegee」はそのタイトル通り、野菜がモチーフの一つに選ばれている。

 

フレンチのフルコースにおけるサラダは、提供される順番がまちまちらしい。

 

それこそスープの後だったり、メインの後だったり、割りかし自由なんだそう。

 

つまりはコースの大枠には当てはまっていないということ。

 

「Patrick Vegee」のテーマに沿った11曲の至高のフルコースを味わった後に、"シメ"としていただく壮大な野菜のサラダ。

 

カラフルな野菜が散りばめられており、味も見た目もボリュームも美味しい…全方位に隙がない逸品。

 

何となくそんなイメージがしっくり来る。

 

本来の"シメ"はカフェらしいのだが、そんなのお構いなしに、異質な順番でも違和感なく提供されてしまう。

 

どんなにぶっ飛んだ構成でも、型破りな曲が好き勝手に暴れても、ロックバンドの音楽はスゴくて楽しい。

 

また一つUNISON SQUARE GARDENの無敵感が証明されてしまった。

 

それだけで「Patrick Vegee」というアルバムの功績は余りあるものだ。

 

だが、僕はご褒美の意味を好意的な気持ちのみで捉えていない。

 

少なくとも冒頭のフレーズに対して、好意的に終わらせてはいけないと思う。

 

アルバムの深淵を覗いてしまったからこそ、その結末を幸せだけで表現してしまうのは、何とも彼ららしくないと考えた。

 

もっと捻くれた何かが存在している気がする。

 

だから、あえて"ロックバンドの魔法"をすり抜けて、等身大の目線で少しだけ…いや、じっくり語らせて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前置きが大変長くなってしまった。

 

今回の文は、カウントダウンリレー企画「Patrick Mojii」の1記事です。

 

 

僭越ながら僕が担当するのは、アルバムのラストである「101回目のプロローグ」。

 

企画者として、トリを担うのは責任的な意味で筋だとは思っているが、それはそれとして重圧はしっかり感じているので、ここまで紡がれてきた素晴らしい記事が台無しにならないように精一杯執筆していきたい。

 

ちなみに本ブログでは、ロックバンドの持ち味を損なわずに伝えるため、あえてタイトルは作品・ツアー名や掲載内容をそのまま載せている。

 

今回の企画に際しては、その通例を変えて、記事の根幹となる言葉をタイトルとした。

 

それは企画として足並みを揃えるためでもあるが、各参加者が名付けたタイトルに読み手を楽しませる力を感じたからでもある。

 

個人的にはブログの信念を曲げてしまうほどの魅力を持つ企画に仕上がっているので、参加者の皆さまに感謝を伝えつつ、読者の皆さんは最後まで(あるいはここからでも)楽しんでいって欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"君だけでいい 君だけでいいや"

 

多分ユニゾンじゃなくて他のバンドの歌詞だったとしても、このフレーズを聴いたファンは間違いなく高揚するし、救われた気持ちになるだろう。

 

いちファンでしかない自分が、バンドにちょっとでも影響を与えているのだと思えば、こんなに嬉しいことはない。

 

バンドとの繋がりを感じて、キャリア屈指の人気曲になることもあり得る。

 

だが、UNISON SQUARE GARDENというバンドにおいて、それは違和感でしかない。

 

"自分たちのために音楽をしてきた"と豪語する彼らが、リスナーに向けた曲を作るなんて…まず有り得ない。

 

このロックバンドは、僕らに何かを与えるのではなく、自分たちの好きなこと=みんなの好きなことにしていくことにエネルギーを注ぐバンドだ。

 

やりたいことをわかりやすく伝わる努力なら怠らないが、間違えてもファンサービスをする発想に至るわけがない。ここだけは断言させてもらう。

 

もちろん確証はないし、音楽は個人の感性によるところなので、この主張と180°違う考え方の人がいても否定はしない。

 

ただ、この何かが奥に詰まったような感覚で終わってしまうのは目覚めが悪い。

 

この曲から感じた僕なりの思いを紡がせて欲しい。

 

そして、同じように違和感を感じる物好きにとって、曲に対しての落とし所を考える一助になれば幸いである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕が何より注目したのは、

 

"君だけでいいや"の

 

"いいや"

 

の部分である。

 

"君だけでいい"という断定の言葉で終わらない。"いいや"という投げやりな言葉に引っかかりを感じた。

 

一種の甘い連帯感とも受け取れるが、生憎このロックバンドにそんなファミリー意識は似つかわしくない。少々の主観が入っていることを許して欲しい。

 

どちらかといえば、僕は"あきらめ"のような気持ちを感じた。

 

別にいいやの"いいや"に。どこか期待していないような。

 

あ、君もいるの?お好きにどうぞ…そんな風に聴こえてしまった。

 

それはロックバンドがかつて味わった苦い経験が頭をよぎってしまったから。

 

自分たちが最高だと信じてやまない音が、世の中と同じではなかったこと。

 

傑作だと疑わなかった曲たちを、心ない言葉で否定されてしまったこと。

 

信じていないものに介入されて、台無しにされかけた経験。

 

メジャーデビュー当時の彼らは、自分たちが奏でる音楽をもっと大きくできると信じてやまなかったことがかつてのインタビューなどから伺える。

 

だが、そんな期待とは裏腹に、周囲を納得させる成果を出すことができなかった。

 

結果がついて回らないときに求められるのは変革だ。

 

音楽といえども所詮はビジネス、それもしょうがない。

 

しかし、そんな現状に縛られてしまって、ロックバンドが途方に暮れてしまったのは事実である。

 

いわゆる"暗黒期"というやつだ。

 

最終的に自分たちの力と巡り合わせで、大きな変化もなく今を迎えているが、彼らはそこで"人"に頼らなかった。

 

敏腕プロデューサーを入れ続けるとか、存続のピンチにファンを頼るとか…僕が思いつく程度の安直な考えを実行することはしなかった。

 

バンドが持つ強みを120%活かし、それに関わる全ての事柄に対して、最大限のリスペクトを持って取り組んだ。ただそれだけのことだ。

 

当たり前のことなのかもしれないが、揺るぎない価値観を崩さなかったゆえ、大切なものを何一つ捨てずにここまで来れた。

 

そう、本当に大切なものだけは。

 

もう一度繰り返し言うが、それは自分たちの力を信じたからこそ拓けた道なのだ。

 

間違っても、誰かに頼ったからではない。

 

そんな彼らの

 

 

 

"君だけでいいや"

 

 

 

 

決して前向きな気持ちだとは思えない。

 

信じられるものを削ぎ落としてきたからこそ見える景色がある。

 

それが明日への原動力になることもあれば、ふと昨日を振り返るきっかけになることも。

 

大切じゃなかったとしても、大切にしたいと思い続けてきたものはたくさんあったはずだ。

 

「未完成デイジー」という曲がある。

 

3rdアルバム「Populus Populus」や10周年記念アルバム「DOGOUT ACCIDENT」に収録されており、冠ラジオのEDに起用されていた知名度の高い曲であるが、この曲は田淵智也が"言葉"でJ-POPをひっくり返せると思っていた最後の曲であると語っていた。

 

つまり現状の音楽活動では、少なくとも"言葉"で伝えることは諦めたのである。

 

ならば、そもそも歌詞から易々と意図がわかるはずない。

 

4thアルバム「CIDER ROAD」以降はそれが顕著で、誰もが伝わる劇的な言葉選びというものは鳴りを潜めている気がする。

 

そうやって大多数に伝わりそうなものを潔く切り離していき、本当に大事なものだけが手元に残っているのだろうか。

 

 

"後悔はしてないけど たまにね ときどき思い出すよ"

 

 

本当に後悔はないとしても、きっと何も感じないわけでもない。あくまで推測の域は出ないけれど。

 

もっとできたこと、受け取れたこと、可能性の幅は過去になったからこそ現実味を帯びる。

 

目の前にあった選択肢は今とまた違った意味で選ぶ価値のあるものだったのかもしれない。

 

実際にやりようはいくらでもあったはずだ。

 

ただ、彼らは天秤に測ったのだ。

 

自分たちの音楽と名声…両立ができないふたつを秤にかけて、前者を選んだ。

 

もしかしたら…と願望を込めて、自分たちの音楽がそのまま世間に広く認められることへの期待もあったが、残念ながらそうはならなかった。

 

CIDER ROAD」も「春が来てぼくら」もJ-POP界が土下座をしに来ることはなかった…田淵智也はそうブログで話題にしていた。

 

名前のない誰かの感情に素晴らしい色がつくこと…大多数の人間とってはどうやら魅力的とは思えないらしい。

 

きっとみんなが好きで万人に認められた世界の方が…居心地の良い人が大半なんだと思う。

 

自分だけの揺るぎない価値を持ち続けることはこれだけ素晴らしいことのはずなのに。

 

何とももったいない話である。

 

今はもうそれすら諦めて、吹っ切って、こんな歪なアルバムを制作しているのだろう。

 

だからこそ…この曲のフレーズは決して明るいものではないと思う。

 

全てを投げ打つ覚悟で走り抜いて、ふと振り返った先に残っていたもの。

 

そんなに多くはないけれど、確かに存在していて、信頼しているもの。

 

素晴らしいと信じて駆け抜けた道中で削ぎ落としたもの。

 

頼もしさと安堵と切なさと憤りと…清濁混ざった色んな感情がそこにはあったのではないだろうか。

 

音を楽しむシュガーな時間に垣間見せる少しだけビターな感情…どうしようもない現実とそれすらも塗り替える強い気持ちが合わさっているように思えた。

 

幸せそうに音楽を鳴らす彼らにも、何かを選んで、諦めて来た歴史がある。

 

その事実は揺るがしようがない。

 

だからこそ、他人事のような気持ちで"いいや"と歌っているのかもしれない。

 

その結果は決して順風満帆ではなかったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうすると、"君"にそこまで興味は持っていないのだろう。

 

ついてくるならお好きにどうぞ。

 

僕らは好き勝手やるから、"君"も自由にやってろ。

 

僕らと彼らは、ただの甘美な"共犯関係"。

 

"永劫他人"な僕たちは、交わることはあっても、お互いに干渉し合うことは多分一生ない。

 

そもそも田淵は、この曲が"バンドとファンの温度感を歌ったもの"であることを真っ向から否定している。

 

だから、根本的に"君"が人であるとも限らない。

 

愛する音楽に向けてかもしれないし、いつも近くにいる楽器たちのことかもしれない。

 

仮に人だとして、普段助けられているスタッフのことを指している可能性だって十分あり得る。

 

そっちの方がUNISON SQUARE GARDENらしいというのは、何とも可笑しな話だけれども。

 

ただ、もしかすると…ここまで残ったバンドを構成する要素全てである可能性もあり得る。

 

そうなると、僕ら"物好き"にもチャンスがある。

 

彼らが諦めなかったもののひとつとして、名を連ねることができるかもしれない。

 

けれども、"君だけでいいや"なのを忘れてはいけない。

 

彼らが望んだのではなく、自分が選んで残り続けたという、変えようのない事実は誇ってもいい。

 

けれども、あくまで僕らがここにいるのは自ら望んだ結果なのだ。

 

別にロックバンドに求められたからではない。

 

どうあがいても、彼らの音楽を享受する立場でしかないことをよく戒める必要がある。

 

僕らにできるのは、ロックバンドがロックバンドであり続けることを見守ることだけ。

 

そうして、彼らがでかい音を鳴らすときにそれを体感する資格を得ることができるのだ。

 

今日も明日も、ロックバンドは"ちょうどいい温度感であれ"。

 

彼らと僕らの関係はちょっとしたことで変わることはない。

 

それは自信を持って断言できる。

 

だからこそ、

 

"君だけでいいや"

 

という言葉を過不足ない意味で受け取る必要がある。

 

決して選ばれたわけじゃない。

 

彼らに望まれたものではなく、自らの意志で残ったものであるということを。

 

永遠に近づくことができない存在であるということを。

 

この先もできるのは彼らを追いかけ続けることだけ。

 

間違っても僕らが主役になることはない。

 

居座れるのは端っこのスペースのみ。

 

でも、そこは割と大事な場所らしいので、いつでも席は用意してくれている。

 

追いついた先の景色は僕らが満足できないもののはずがないから。

 

また手を伸ばせば、何とか掴み取ることはできるんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"本当の気持ちを話すのは 4年ぐらい後にするよ"

 

そんな彼らが数年に1度の祝祭だけは、少しだけ油断をしてくれる。

 

「Patrick Vegee」の発売日は2020年7月15日を予定していた。

 

昨今の感染症の影響で、結局9月30日にずれ込んでしまったが、本来の発売日でいくと、4年後のこの時期は20周年の記念日が迫っている。

 

バンドにとって本当に大事な何かは…曲に忍ばせている。

 

それがUNISON SQUARE GARDENの流儀だと信じてやまない。

 

この意味がわかるのは、おそらく20周年イヤー。

 

それまではまだ見えなくてかたちのないものたちに思いを馳せていく。

 

毒蛇が這い回ったり、祝祭の鐘が鳴ったり、混沌が極まったり…そして、その先で待っている景色に対しても。

 

"そうやって日々を縫う"ためのプロローグ。

 

この曲にそんな役割があるとするならば、そこに向けて…今あるものを再認識するための大事な始まりの歌なのかもしれない。

 

アルバム最後の曲でありながら、"プロローグ"という名を冠した意味…何度でも何度でも始まっていくロックバンドの新しいステージの境目を担っていく役割もあるんだろう。

 

"よろしくね はじまりだよ"

 

15周年を本当の意味で締めくくり、また新しい時代へと飛び出していく。

 

この歪なアルバムには、実は重要な役割が与えられたのかもしれない。

 

そうした"いつも通り"にシフトしていくために、この壮大なプロローグは用意されたのだろうか。

 

もしかしたらその先には、別の新しい言葉が用意されているのかも。

 

それがわかるのは、約2年後。

 

大仰だけどそっけないプロローグに隠された正体は、今のところ彼らにしか姿を見せていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

委ねる。

 

この言葉がしっくり来るだろうか。

 

"そうやって鼓動を待つことにしたよ"

 

"ちゃんと幸せになる準備もしてるよ"

 

先ほど述べた"投げやり"感のようなものを受け取ったとき、切なさは感じても、無責任さはまるで感じなかった。

 

多分それは一切の迷いが見えなかったから。

 

 

自分たちの音楽は万人にとっての魔法ではない。

 

だけど、こんなに素敵なんだ。

 

 

そんな心情が透けて見える。

 

数えきれないくらいの失望とかすかな希望を重ねて、彼らは今日まで止まることなく歩みを進めてきた。

 

そこでフォーカスしたのは、不意にしか覗かせない希望であった。

 

その希望を紡いで、固めて、膨らませて、揺るぎないものへと変貌を遂げた。

 

彼らは知ったのかもしれない。希望が決して消えないものであることを。

 

量ばかり多い絶望よりも、かすかでも輝きを失わない希望の方が立ち続ける両足を強固に支えてくれることを。

 

ニゾンにとっての希望が何かはわからない。けれど、それさえあれば、ロックバンドはなくならないことに気づいたのだろう。

 

彼らは楽しいことだけを見続ける。

 

遊び尽くしたその先に、誰も味わったことがない幸せが待っていることを信じて。

 

だから、それ以外のことの優先度はまあ低いだろう。

 

先の不安はいつかの誰かに任せて。

 

まだ見ぬでっかい"鼓動"が鳴り始める瞬間を待ち侘びている。

 

それは聴き手も同様で。

 

追いかけ続けるしかなくても、彼らが信じる幸せを享受するかどうかを選ぶ権利は当然ある。

 

ただ、僕はいつもユニゾンの楽曲を聴いて思い浮かべることがある。

 

俺たちは幸せだ。君はどうだ?

 

もちろん答えに一切興味はないだろう。そもそも、僕の勝手な理想像の彼らだ。

 

ただ、でっかい音を浴びて幸福を感じ取れるからこそ、それが当然の答えであると考えているはず。

 

そんな考え方は、何度も足を運んだライブから透けて見える。

 

そんな人たちだからこそ、こんな質問が脳内で勝手に解釈して、生み出されてしまうのかもしれない。

 

責任を持つのは音を鳴らすところまで。

 

それで幸せになれることを確信しているのだ。

 

だからこそ、必要以上の準備も作業もせずに、自信を持って受け手に委ねることができるのだろう。

 

僕たちは自由に音楽を聴く権利がある。

 

だからこそ、委ねられた問いの答えを知れるのは、自分自身しかいない。

 

音楽という没入体験に深く入り込んだ代償は自分にしか払えないんだ。

 

間違ってもそこにロックバンドは存在していない。

 

薄いけれど、確かに頑丈な透明のカーテンが広がっている。

 

きっとその先は進めないんだろう。こんなにはっきりと見えるのに。

 

その世界に深く潜り込んだときに、感じるのは幸か不幸か。

 

僕は大体前者なことが多い。

 

干渉されないのはこちらも同じだから。

 

あれこれと指図されるなんて、絶対に楽しくない。

 

最初から最後まで決めるのは自分。それが満足いかなくても、それはそれでまた一興。

 

何にも縛られずに選んだものだけを全て享受できるなんて、どれほど幸せなことだろうか。

 

そんな風に楽しみ方を委ねてくれるなら、無機質な関係性でも大歓迎だ。

 

選んだ景色がどれほど壮大なのかは…ロックバンドが好きな人なら、今さら説明する必要もないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨上がりの虹はなかなか見ることができない。

 

世界的には4色だったり、6色だったり…色んな見え方があるけど、日本では7色が一般的だ。

 

希望の象徴みたいなものなのに、見えるのはよくて年に一度…そういえば、もうかれこれ数年見ていない。

 

 

 

雨はずっと降っている。

 

こっちが望まなくても勝手に天気は荒れて、世の中的に必要なのはわかってるけど、やっぱり気分は鬱屈となる。

 

天気は晴れ上がっても、綺麗な虹がかかることはあまりない。

 

晴れは嬉しいけど、日常的すぎて安心感はあっても前向きな気持ちには自然とはならない気がする。

 

 

 

何だか希望と絶望の関係に似ている。

 

絶望は気軽に顔を覗かせる。お呼びじゃなくても、心が荒むといつの間にか背後に現れる。

 

気づくと広がっているのは果てしない暗闇。

 

だけど、本当に時々…その絶望を塗り替える希望が胸の内から湧き出ることがある。

 

諦めかけていた出来事に光が差したときとか、誰も興味を示さなかった伸ばした手を掴んでくれたときとか。

 

それは本当に薄くて小さな希望のはずなのに…信じられないぐらい大きな力になる。

 

狙って出せるものじゃない。だからこそ、出会えたときには、絶大なエネルギーを僕らに与えてくれる。

 

そんなフルカラーな景色は、空にも心にも平等に映し出すことができる。

 

世界は意外とたやすく七色になるらしい。

 

ただ、見えていることに気づいていないのかもしれない。

 

「Patrick Vegee」の前トラックである「Simple Simple Anecdote」で、こんな印象的なフレーズがある。

 

"全部が何かってことに気づいてないだけ"

 

"誰にもわかんないことを 解き明かしても 誰にもわかんないまんまでいいのかも"

 

全部をわかっていない僕たちは、まだまだ知らないものがいっぱいある。

 

でも、同時に知らなくていいものもどうやらたくさんあるらしい。

 

今、見えているものは果たしてどちらなんだろう?

 

モノクロの景色は一体何を与えてくれるのか。

 

もしかしたら、知らなくていいのかもしれない。

 

ステージの照明みたいに、いとも簡単に世界が七色に変わるのならば。

 

"知らないままで遊びに行こう"

 

少なくとも、この曲での答えは出ていたようだ。

 

それも長年の活動で洗練されたゆえの自信。

 

絶対なんてないし、選んだ答えは自分で正解にできる。

 

別にやりたくないことに無理に向き合う必要もない。

 

義務感を徹底的に排除したスタイル。

 

何て自由な生き方なんだ。そして、美しい。

 

不純物が一切ないからこそ、重苦しさや絶望とは無縁の到達点。

 

まさに"完全無欠のロックンロール"がそこにはある。

 

何だか目を逸らすことは、思ってたより悪くないのかもしれない。

 

無知を正しく恐れれば、存外怖くはないのだろう。

 

明日の不安は誰かに任せて。

 

やるべきことに集中できるからこそ、見れる景色がそこにある。

 

どんな生き方でも、そこに意志が宿れば、揺るぎないものはすぐできる。

 

今日の予定も、明日の気持ちも、自分で選んでいいのなら。きっと、

 

"世界は七色になる"

 

至る所に希望はあって、楽しいことは無限に広がる。

 

そこにだけ目を向けておけば、どんな絶望の雨の後でもきれいな虹がかかるんだろう。

 

委ねられた先がそうならば。

 

"君"じゃなくて、他でもない"僕"が成し遂げられるはずなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、一度"ロックバンドの魔法"に立ち返らせて欲しい。

 

世の中には、衰えないものはまず存在しない。

 

いつか、この魔法も解ける日が来る。

 

飽きるか、死ぬか、それともまた別の魔法にかけられてしまうか。

 

そうなると一抹の寂しさを感じてしまうのは当然のことだ。

 

それぐらいにロックバンドの魔法は、僕らの日常を彩ってくれている。

 

だけど、もし永遠に消えない魔法があったとして…そこに魅力を感じているだろうか?

 

少なくとも僕はそうではない。

 

音楽は一瞬で儚くて、それなのに誰かを幸せにできる不可思議なパワーがあり、まさに魔法のような力を秘めている。

 

だからこそ、

 

12時過ぎても解けない魔法なんて絶対に欲しくない。

 

いつも横にいる存在じゃないからこそ、揺るぎない安心感がある。

 

僕の喜怒哀楽の感情どれかが崩れかけたとき、いつの間にか姿を見せるんだろう。

 

だったら、眠れない魔法よりも安心して目を閉じさせてくれる方が圧倒的に信じられる。

 

だって、歩いているのは他でもない自分自身だから。

 

ロックバンドの魔法は、僕らを依存させることはない。

 

立ち上がった瞬間に、どこかに姿を消してしまう。

 

音楽に支えられなくても、この両の足で立ち続けることができる証明みたいになってくれるのだろう。

 

ああ、僕らはいつでも自分の力で立ち上がることができるんだなぁ…進めるかどうかは置いといて。

 

でも、"わからずやには見えない魔法"は今も解けないままだ。

 

立ち上がってもまた膝をつき、再びその魔法に力を与えられる。

 

ソッと背中を押してくれるように。

 

音楽は、ロックバンドは、僕の生きる糧になっている。

 

ライブででっかい音を聞くと、その魔力で胸は震える。そして、心は高揚する。

 

モノクロの明日も一瞬で七色に塗り変わる。

 

僕にも世の中にも、ユニゾンの音を求め続ける瞬間はまだまだたくさんある。

 

いつかのこの魔法が体からいなくなってしまうことがあるのかもしれない…でも、

 

ロックバンドの魔法は解けることはあっても、途切れることはない。

 

今日もどこかの街で、魔法が生まれる気配がする。

 

だから、もし魔法が解けてしまったとしても、きっと望めば巡り会えるはずだ。

 

また生きる力を取り戻していくために。

 

"君だけでいいや"

 

と近くて遠いこの場所に居座ることを許してくれるのならば…。

 

何度でも魔法を浴びに来てしまうのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この盛大なプロローグには、さりげない終焉といつかの開幕に向けた確固たる意志が内包されている。

 

まわりくどい癖に聴く者を安堵させる不思議な感覚は、紛れもなくUNISON SQUARE GARDENの為せる技だ。

 

終わりに向かっていた体は、気づけばまた新しいステージに足を運んでいる。

 

いつの間にか明日の生きる力が湧き上がっているのだ。

 

選んだのは僕だ。

 

ロックバンドが選ばせに来たわけではない。

 

自分の目で、耳で、肌で感じて手を伸ばした至高の幸福なのである。

 

だからこそ、彼らがどうかなんて関係ない。

 

UNISON SQUARE GARDENは、どでかい音を鳴らし続けてくれればそれで良い。

 

それ以外はあんまり関係ない。

 

勝手に幸せになる自信はあるから。

 

たまには僕らからも言わせて欲しい。

 

 

 

 

 

僕とあなたたちは特別な関係じゃない。

 

 

 

 

 

 

音楽という繋がりで成り立つただの共存関係なんだ。

 

助け合うことはあっても、馴れ合いなんてもっての外。

 

でも、揺るぎないし、絶対に途切れることはない。

 

そう確信できる。

 

だから、いつでもこの街に遊びに来て欲しい。

 

顔も名前も知らないであろう僕らは、あなたたちが心底楽しめる場所を用意できるから。

 

それだけの関係性で十二分だ。

 

いつか約束した秘密基地にまた集まれますように…。

 

そうして、僕らは再び"日々を縫っ"ていく。

 

紡いだ先に、最大級の幸せがあることを信じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバム「Patrick Vegee」もいよいよ終着点。

 

企画「Patrick Mojii」も明日で最終日を迎える。

 

お楽しみいただけただろうか?

 

いや、人によってはここが読み始めかもしれないのか。

 

大丈夫、安心して欲しい。

 

この"グチャっとした"アルバムの記事は、きっとどこから読み進めても十分に楽しむことができる。

 

何たって今回は"プロローグ"でもあるしね。

 

壮大な始まりを経た、本来のスタートはまた違った景色を見せてくれるかもしれない。

 

明日の文字はネットでも読める。

 

 

 

 

珠玉の12本の記事…ぜひ楽しんで欲しい。

 

 

 

うん、もう満足だ。お腹いっぱい。

 

…嘘だね。明日には多分また腹が減る。

 

案外僕も欲張りな人間だったらしい。

 

目の前にご馳走が用意されていたら、どうにも我慢できそうにない。

 

次のメニューは、フィエスタ…イン…カオス…?9…まい…め…?

 

どんな味かはわからない。懐かしいかも、新しいかも、そもそも理解できないかも?

 

大丈夫、この行きつけの店の料理人は抜群の腕前でどんな材料も華麗に調理してしまうらしい。

 

新メニューの登場は秋と…もうひとつはまだ未定なのか。

 

あ、じゃあこの大好きな"グチャっとした"アルバムは新メニューではなくなっちゃうんだね。

 

それだけは少し残念かな。

 

 

 

 

 

…待てよ、つまりは"定番"のメニューなるってことか。

 

 

 

となると、また違った景色が見えそうな気がする。

 

ロックバンドの可能性はいつまで経っても無限大だ。

 

次にこのアルバムと向き合うときは、今と違う感想を抱いているかもしれない。

 

だとしたら、ここで食したことは大きな意味がある。

 

このアルバム、食べるたびに味が全然違うから。

 

時を超えた食べ比べ…今から楽しみでしかない。

 

ひとまず今回の晩餐はここらでお開きらしい。

 

おいしかったとか、美しかったとか、そんなありきたりな感想しか出てこないけど。

 

胸もお腹も幸せでいっぱいだ。

 

そんな事実だけで明日も生きていけそう。

 

少なくとも僕は十分に満足できたから。

 

この言葉で今回の記事を締め括りたい。

 

さあ、大きな声で言わせてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

"ごちそうさまでした"

 

 

Patrick Mojii トレイラー

 

 

 

 

 

 

 

 

UNISON SQUARE GARDEN'S FAN PRESENTS

 

UNOFFICIAL SENTENCE

EVENT

 


8th ALBUM

「Patrick Vegee」

 

2nd ANNIVERSARY COUNTDOWN RELAY

 


「Patrick Mojii」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たいらげるまで 食べ続ける

 


2020年9月30日に発売された8枚目のアルバム「Patrick Vegee」。

 


1年の時を経て開催されたツアーを終え、ひとまずは最新アルバムとしての役目を完遂した。

 


ロックバンドによる晩餐を余すことなく食べることができたのは喜ばしいことだ。

 


UNISON SQUARE GARDENは、すでにグチャっとした景色の先へ歩みを進めている。

 


けれども、僕らは本当にこのアルバムを食べ尽くすことができたのだろうか。

 


この名盤は簡単に完食できるはずがない。

 


ならば、"物好き"にしかできない方法で食べ続けようじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このような触れ込みとともに、UNISON SQUARE GARDENの8thアルバム「Patrick Vegee」の2周年を祝う企画の開催を告知しました。

 

その名も「Patrick Mojii」。

 

文字書きたちによるカウントダウンリレーです。

 

開催期間は9月18日〜9月30日まで。

 

アルバムに収録された全12曲の記事を文字書きたちが日替わりで繋いでいきます。

 

テーマは一切ない。ただ、その曲への想いをかたちにするだけ。

 

自由気ままに書いた先に、グチャっとした何かが生まれると信じて文字を連ねる。

 

そして、各々のやり方でアルバムを食べ尽くす。

 

本当にそれだけの企画です。

 

文字書きの企画は、あまり実例がないユニゾン界隈ですが、実施できれば楽しいこと間違いなしという確信のもとに今回の企画を開催しました。

 

そんな未知の催しに11名の方からご賛同いただき、企画者である私も含めて、12名の文字書きで実施することとなりました。ありがとうございます。

 

まずはそんなメンバーを紹介するとともに、担当曲と企画のスケジュールも発表したいと思います。(敬称略)

 

 

9/18(日) 1.Hatch I need/はすのめ(@clossnes )

 

 

 

 

 

 

 

9/19(月) 2.マーメイドスキャンダラス/てるるrrr(@tellurium__usg )

 

 

 

 

 

 

9/20(火) 3.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)/夕奈(@0829_calm

 

 

 

 

 

 

9/21(水) 4.Catch up,latency/コリ(@Coli_ITS )

 

 

 

 

 

 

9/22(木) 5.摂食ビジランテ/ハグルマルマ(@haguruma_usg )

 

 

 

 

 

 

 

9/23(金) 6.夏影テールライト/ななし(@74Nanashi )

 

 

 

 

 

 

 

9/24(土) 7.Phantom Joke/kosuke(@kosuke_latency )

 

 

 

 

 

 

 

9/25(日) 8.世界はファンシー/KANO(@usg_at_no6)

 

 

 

 

 

 

 

9/26(月) 9.弥生町ロンリープラネット/オレンジ(@USGOrange )

 

 

 

 

 

 

 

9/27(火) 10.春が来てぼくら/きだともみ(@kida2xyz )

 

 

 

 

 

 

 

9/28(水) 11.Simple Simple Anecdote/れも(@lemococco)

 

 

 

 

 

 

 

9/29(木) 12.101回目のプロローグ/ナツ(@unfinisheddaisy)

 

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

9/30(金) Patrick Mojii 

 

 

 

 

 

 

カウントダウンリレー終了の翌日…つまりはアルバム発売日である9月30日に企画記事を投稿するまでを含めて全日程となっています。

 

以前から文字書きとして作品を数多く投稿している方から今回新たにブログを開設した方、さらには別媒体や別ジャンルで主に活躍されている方など…まさに新米備蓄米入り乱れてお櫃でブレンドされているようですね。

 

企画が始まり、このメンバーがどのような化学反応を起こすのかというのも、リレー企画の醍醐味ではないかと思います。

 

さらには、スペシャルサンクスとして、企画を彩るイラストを

 

珉さん(@CR_tazuna )

 

に描いていただきます。

 

イラストは30日に投稿する記事のサムネイルにする予定です。まるでアルバムジャケットみたいに。

 

文字書きが紡ぐ作品が間違いなく読み手の心を掴むものだと信じてやまないので、それをさらに跳ね上げてくれるイラストで企画を彩っていただきます。

 

こちらもご期待ください。

 

 

 

 

 

 

 

企画の紹介としてはこんなものでしょうか。

 

参加いただく全ての方に感謝と敬意を述べつつ、企画成功へ向けて尽力していきたいと思っています。

 

とはいえ、もう企画も走り出しているので、あまりやることがないのが現状であったり。

 

ただ、UNISON SQUARE GARDENは自分たちのために音を鳴らし続けるロックバンドです。

 

もし参加する条件をあげるとすれば、自分が楽しめる文章を書くことができることじゃないかなと。

 

なので、自分が1番企画を楽しむ勢いで納得のいく記事が書くことが最善だと思っています。

 

企画開始はいよいよ今月18日から。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食べられないなら残しなよ

 

 

 

 

 

心配しなくていい。僕らが全部食べ尽くすから。

 

kaleido proud fiesta ライブレポ

【この記事は、ツアー「kaleido proud fiesta」のネタバレをしています。ライブ未参加方はプラウザバックをすることをお勧めします。あと少しだけ「UNIMAG」のインタビュー情報を載せています。】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく書くつもりもなかったライブレポ。

 

先日参加した「kaleido proud fiesta」があまりにも良いライブすぎたので、この熱量が冷めないうちに書き進めることにしました。

 

僕が参加したのは、7月15日に岡山市民会館で行われたライブでした。

 

中国地方に遠征するのは、2019年に行われた「Bee Side Sea Side Uside」の広島公演以来でした。

 

世情的なところで遠征は控えていたのですが、やはり関西から新幹線で1時間圏内で行けるのはとても良いですね。今後も軽率にフラッと行ってしまいそうです。

 

会場も関西で行くようなライブハウス!って感じでもなく、どこにでもある会館みたいな外観で新鮮でした。でも、中身はガッツリライブやれそうなステージっていうギャップも良い感じです。

 

久々のシングルツアーということで、かなり自由度の高いセットリストが予想され、開演前から何故かめちゃめちゃ緊張していた筆者なんですが。笑

 

要所要所で深呼吸をして、何とか心を落ち着けてライブ開始を迎えることができました。

 

ちなみにナツノヒ的なトピックスでいうと、いつも会場アナウンスしてくれるキョードー大阪タチバナさんがいないことが残念でもあり、入場中の落ち着いたアナウンスの声に一抹の寂しさを感じていたんですけど。

 

開演前のイベンターの方はタチバナさんに似た雰囲気で喋られててとっても安心しました。親近感って大事だよね。いや、どんだけ好きなんだよ。

 

開演前の注目すべき点としては、ステージに白い幕が掛かっており、客席からではまったく様子がわからなかったこと。

 

これは何か演出が期待できるな…!というワクワク感はありましたが、それだけでは何も予想はできなかったので、とりあえずはライブの開始を震えて待つことにしました。

 

そんな様々な思いを駆け巡らせながら、いよいよライブが始まりました。

 

SE「絵の具」が流れながら、メンバーが登場しますが、前述の白い幕の影響で姿はまったく見えません。

 

代わりにそれらしきステージの光で映された彼らの影が見え、それに合わせて客席が拍手するなかなか不思議な光景がありました。

 

SEが途切れ、少しの静寂の後、ついにツアー「kaleido proud fiesta」の幕が上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.harmonized finale

 

美しいピアノの旋律とともに、ステージに映されてたのは演奏する3人の影だけでした。

 

そんな素敵すぎる演出で始まった1曲目は、「harmonized finale」…このツアーにピッタリの1曲目でした。

 

今ツアーの目玉であるシングル「kaleido proud fiesta」は、アニメ「TIGER &BUNNY 2」のOPであり、ユニゾンと切っては切れない関係性から来るタイアップであることは周知の事実です。

 

harmonized finale」は、そんな「TIGER&BUNNY」の一旦の終幕である「The Rising」の主題歌でもあります。

 

そこで培った関係性が、長い年月を経て続編でのタイアップを迎え、今回のツアーへと繋がっていく。

 

そう考えると、このツアーの始まりはこの曲しか考えられないのかもしれません。

 

終わりを歌うはずのこの曲は、何故かよく1曲目でも使用される頻度が高いのですが、

 

"ずっと続けばいいな けど 終わりが近づいているのも わかるよ"

 

この歌詞だけで、終幕以上に終わりを惜しむ歌…という印象が出てくるので、不思議とそれを許してしまう魅力がありますね。

 

演出としても、白い幕が覆っているステージからは3人の影が見えるのみであり、純粋に彼らの歌声と演奏を楽しむことができました。

 

ただ、あまりに選曲が予定調和すぎて、個人的には少しだけ期待外れ…実はそんな心境が最初はありました。

 

タイバニとの関係性はあまりにも有名なので、ライブで常に僕らに揺さぶりを与えるロックバンドの選曲としては、何となく違和感を感じてしまったり。

 

一応「LIVE(on the)SEAT」のラストだっとという伏線もあるにはありましたが、それだけではなかなか納得することができませんでした。

 

せっかくのシングルツアーなので、もう少し驚きが欲しかったんですよね。贅沢な話です。

 

ですが、そんなモヤモヤも無敵のロックバンドはすぐに吹き飛ばしてくれました。

 

ラスサビのギターソロを終え、そこで白幕が下され、ようやくステージに光が照らされます。

 

そこに映された光景は…

 

"harmonized finale 星座になる たくさんのメロディを乗せて"

 

ステージの空に映るのは、間違いなく煌びやかな星空でした。少なくとも僕にはそうにしか見えなかった。

 

ステージ上に様々な色の照明が照らされて、まるで空で輝く星みたいにステージを彩っていたのです。

 

それがあまりに美しすぎて、予定調和感なんて、すぐにどこかへ吹き飛んでしまいました。

 

「kaleido proud fiesta」、「オリオンをなぞる」…この曲以外にも、今ツアーに関連する曲には"星"にまつわる言葉が数多く登場します。

 

多分この演出を使うには、このツアーしかない!そう思えるほどのおあつらえ向きな演出でした。

 

夜空の美しさに見惚れながら、3人の演奏の美しさに聞き惚れながら、このライブに立ち会えた多幸感をひたすら噛み締めていました。

 

そんな盛大すぎる始まりを経て、ライブの期待値もいつの間にかかなり上昇しており、続く2曲目を迎えます。

 

 

 

 

 

2.箱庭ロック・ショー

 

斎藤さんの「ようこそ!」とともに、聴き慣れたドラム音が会場に響き渡りました。

 

2曲目は「箱庭ロック・ショー」…この枠に当てはまることを誰が予想できたでしょう。

 

そもそも2曲目というのは、終盤に来る壮大な曲が選ばれがちなんですが、この曲はどちらかといえば鋭く尖ったロックチューンです。

 

最近のツアーの傾向としてはかなり意外性のある選曲になりますが、セットリストの法則に当てはめるとあながちそうも言えなくて。

 

2021年以降のツアーを見てみると、

 

「Nomal」…オリオンをなぞる/プログラム15th

 

「fun time HOLIDAY 8」…リニアブルーを聴きながら/Revival Tour CIDER ROAD

 

どちらも以前のライブで本編ラスト前を担っていた曲です。

 

そして、「箱庭ロック・ショー」も「LIVE(in the)HOUSE」でラスト前に演奏されていました。

 

以前は本編ラストの曲が来がちだったんですが、最近の傾向だとラスト前になっていると個人的には分析しています。

 

もしかすると、今の田淵的にグッと来るポイントはそちらなのかもしれませんね。

 

これは次回以降のセトリ予想の非常に参考となる結果でした。

 

曲としては…もう、とても、感無量で…。

 

リバイバルじゃない生の箱庭って久しぶりで。

 

2019年の「ACCIDENT CODE "R"」以来でした。

 

曲自体は特別に好きな曲というわけではないんですけど、何故かライブで出会うと凄まじいパワーで気持ちを高めてくれる曲で。

 

自然と体を揺らしながら、そのかっこよさを体中で噛み締めています。

 

それがこんなに良い位置で来ることに一種の感動を覚えながら…今日のライブはとてつもないものになることを心の隅で確信していました。

 

先ほどの「harmonized finale」とは打って変わってのシンプルな照明のみの演出も素晴らしく、曲間の対比にも心奪われました。

 

曲はもう文句なしです。やはりこのロックバンドはカッコよさが過ぎる。いつもと変わらない光景がそこにありました。

 

そして、先ほどの確信がより深まったのは、曲が終わりを迎えた瞬間で…。

 

 

 

 

 

3.世界はファンシー

 

…わたし、聞いてない!

 

アルバムのリード曲は、次ツアー以降の序盤で演奏されることはわかっていましたが、まさか3曲目という山場で登場するなんて予想できるわけがありません。

 

そもそも曲の特性上、どうしても構成の谷間に行きがちなイメージがあるんですが、それをひっくり返してくれる構成にもう脱帽です。

 

田淵の幕開けのダンスも、斎藤さんの手癖も最高なんですが、特筆すべきは冒頭のカウント「1.2.3.4!」が「Patrick Vegee」ツアーと打って変わって静かなトーンで唱えられていたこと。

 

貴雄のささやくような言い回しが「世界はファンシー」の曲調にとても良く似合っていて、ひそかにテンションも上がってしまいました。

 

個人的には幕開けのバリエーションが欲しいので、今回の方が好きなんですが、今後はどうなるんですかね?

 

セトリ的にもここまで強い曲が続いているので、何だろう…これは現実なのかな?といった感じでした。

 

ここまで好きな曲ばっかりだもの。みんなそう思うよ。

 

しかも、この幸せなライブはここで終わることなく…

 

 

 

 

4.シャンデリア・ワルツ

 

何なんですかね、このライブは…。

 

もはや好きな曲が続きすぎて、「the GARDEN limited」に行けなかった自分へのご褒美に思えてきました。

 

自分にとっての大事な曲が序盤の締めに来る感動はもう一潮でした。

 

セトリ予想的には、「ようこそ!」枠だと思っていたのですが、4曲目の締めに当てはまったことは正直予想外だったのですが。

 

「Nomal」の「アトラクションがはじまる(they call it No.6)」だったり、「Patrick Vegee」の「Invisible Sensation」だったり、意外性のある曲が続いていたので、すぐに納得もできました。

 

曲としてはもうポテンシャルを余すことなく発揮していました。序盤のラストということで、ステージ・客席ともに後のことを気にせず楽しんでいる雰囲気が最高でした。

 

自分的には、この曲が今回のライブで1番グッと来たところがあって。

 

"わからずやには 見えない魔法をかけたよ"

 

その聴き慣れた大好きなフレーズの瞬間に、田淵が客席に向けて腕を上げてくれました。

 

それがまるで、"お前らにもかかってるぞ!"と言われてるみたいで、何だか勝手に嬉しくなってしまいました。

 

多分"お前らには見えてるぞ!"なんて絶対言わないので、見えるかどうかは僕らに委ねてくれると思ってるんですが、不意に物好きに視線を向けてくれたのが嬉しくなった瞬間でした。

 

ロックバンドのライブの一端を担えているのかもしれない…そんな気持ちで思わず胸がいっぱいになりました。

 

最後は斎藤さんの「UNISON SQUARE GARDENです!」で一旦ステージの区切りを迎えます。

 

 

 

 

 

5.CAPACITY超える

 

暗幕後の少しの間を終えると、斎藤さんからの簡単な挨拶があり、すぐさま曲が始まりました。

 

ここまでが本当にあっさりしていて、まさか今日はMCなし…?そんな期待感も生まれてきました。

 

ゆったりとしたドラム音から始まる流れは、どこか「Dr.Izzy」に似ているようなイメージも感じました。

 

こういうときは何となくベースから入るのがしっくり来る気がしていましたが、その予想はピッタリ当たり、けれども曲自体の予測は大きく裏切られました。

 

だって、そうでしょう?

 

まさかここで「CAPACITY超える」が来るなんて思わないじゃないですか。

 

そもそもこの曲がフル尺で対面でのライブに登場したのは、おそらく2014年の10周年の時期が最後でしょう。

 

それが昨年の「UNICITY LIVE ONLINE」での会員投票で上位に輝き、あまつさえセットリスト入りするという奇跡を成し遂げました。

 

全国津々浦々に存在する「Populus Populus」ヤクザの皆様からすると、対面でという希望は叶わなくても十二分だったはずです。

 

それがまさかシングルツアーという自由な場とはいえ、ライブオリジナルのアレンジまでついて演奏されるなんて、納得はできても予想できるはずがありません。

 

多分みんな候補にすら上がっていないと思っていたはず。

 

ここらへんで今日のライブが"伏線回収"というテーマがあるのではないかと予想するようになりました。

 

曲としても、ジャジーなメロディラインが少しずつ会場の雰囲気を押し上げていき、まるでフルコースの前菜みたいにライブの期待感を高めてくれていました。

 

照明も赤と青のコントラストがいい感じだったんですが、"ハッとして"の瞬間に合わせて緑色の照明に切り替わるのも演出的にグッと来ましたね。

 

おそらくこのブロックが1番自由度の高い構成になるはずなので、否が応でもワクワクが抑えきれなくなってしまいます。

 

もちろんそれに応えてくれるのが、UNISON SQUARE GARDENというロックバンドなので…。

 

 

 

 

 

6.Silent Libre Mirage

 

かなり久しぶりの登場となるこの曲は、夏ツアーにピッタリに清涼感を与えてくれました。

 

ここまで怒涛のセットリストが続いたなかでの小休止、でもライブの熱量は保たせてくれる安心感、さりげないロックバンドの魔法を感じてSO GOODですね。

 

前曲が前菜だとするならば、この曲は胃を休ませてくれるスープが適役でしょうか。

 

昔馴染みには確かな懐かしさを、新しい人には爽やかな新鮮味を与えてくれました。

 

UNISON SQUARE GARDENのライブを食事に当てはまるとすれば、

 

幕開けは怒涛のカロリーで攻め立てるジャンクフード

 

そこからの序盤は巧みな構成のコース料理

 

中盤のバラードゾーンは静寂かつ遊び心に溢れた日本料理

 

終盤はみんなの大好きなものが組み合わさったお子様ランチ

 

アンコールは、甘くて苦くて目が回りそうなデザート

 

そんなイメージを勝手に持っています。

 

色んなジャンルの組み合わせ方を巧みに織りなすからこそ、セットリストにもロックバンドの魔法は宿る…そう確信めいたものが自分のなかにはあります。

 

今回もそんな素晴らしい構成が巧みに続いていますが、それが次曲では少しだけ揺らいでしまいます。

 

曲が終わり、ノータイムで繋がったのは…

 

 

 

 

 

7.Own-Civilization(nano mile-met)

 

"7"枚目だから"7"曲目なんでしょうけど、あまりの急展開にこちらの情緒はまったく持ち堪えることはできませんでした。

 

先ほどのコース料理に例えると、前菜の前に来るはずのつきだし(アミューズ)が、本来と異なる順番で来てしまった…そんな感覚でした。

 

こちらは「MODE MOOD MODE」ツアーのジワジワと熱量を上げていく手法に親しみがあるので、正直あまりの展開に体はノレても、心は追いつきませんでした。

 

かなりロックバンドに揺さぶられている自覚はあるのですが、ここまで面食らったのも久しぶりです。

 

ですが、これもライブで違った曲の使い方を示すという…田淵のセットリストのテーマから来るものだったのでしょう。

 

今ツアーで採用された理由をもう一つあげるとすれば、アルバム「MODE MOOD MODE」発売から4年が経過したこともあるのかもしれません。

 

アルバム発売から年月が経ち、発売時点とはまた違った新米も備蓄米も揃っている今だからこそ、演奏する価値を感じたのかもしれませんね。

 

ライブのテーマとして想定している"伏線回収"を言うとすれば、直近の「fun time COUNTDOWN」で登場したことでしょうか。

 

あのイメージが定着しているからこそ、より鮮烈な印象を与えた気もしています。

 

しかし、ここからはより凄まじい"伏線回収"が隠されていました。

 

「MODE MOOD MODE」を愛している人ならば、心打たれること間違いなしの。

 

 

 

 

 

8.ラディアルナイトチェイサー

 

間髪入れずのドラム音から幕を開けたのは、カップリングとは思えない破壊力を秘めた「ラディアルナイトチェイサー」でした。

 

"伏線回収"としては、今年の新春ミニライブで登場するという種は蒔かれていました。

 

しかし、特筆すべき点はそこではありません。

 

「ラディアルナイトチェイサー」は本来B面ではなく、「MODE MOOD MODE」に収録される予定でした。

 

それがアルバムのバランスを考慮して、「フィクションフリーククライシス」に差し替えられ、その後発売された「春が来てぼくら」のカップリングに収録されることとなりました。

 

アルバムに収録されなかったことについては、最終的な作品の完成度を考えれば納得しかありませんが、この曲はそれぐらいのポテンシャルを秘めた曲…ということになります。

 

それが4年という時を経て、「MODE MOOD MODE」の曲たちと並んでライブで演奏される。

 

何となく「ラディアルナイトチェイサー」に対する救済のような気がして、胸が非常に熱くなりました。

 

しかも、本来収録が想定されていた8曲目での披露というのも、田淵の意図を感じてニマニマしてしまいますね。

 

"その判別はお前がダサいだけ"

 

このフレーズが再び生で聴けることの喜びは何とも言い難かったし、演奏もB面ツアー以上の安定感で僕たちを楽しませてくれました。

 

ベース前奏の耳馴染みの良さは、個人的には他の追随を許しません。

 

けれども、"伏線回収"はこれだけでは終わりません。

 

 

 

 

 

9.fake town baby

 

"街"をテーマにした曲が今ツアーで登場しないわけがないですよね。

 

TIGER&BUNNY」はシュテルンビルドという街を守ることが大きなテーマとなっているので、この曲とのシナジーが強いのは言うまでもありません。

 

それを序盤の締めに持ってくるということは、ライブ全体で"祝祭の鐘"鳴らす準備ができているとも言えますね。

 

伏線としては、何かと対になりがちな「Invisible Sensation」が直近のツアーで演奏されたこともあるでしょうか。

 

また、6曲目以降は「ラディアルナイトチェイサー」以外の全ての曲が「MODE MOOD MODE」の収録曲となっています。

 

より「ラディアルナイトチェイサー」の存在を鮮烈に際立たせる狙いが見え隠れしているようで、この曲がB面で1番好きな身としては嬉しくなってしまいます。

 

何だかもう「ラディアルナイトチェイサー救済ライブ」って呼びたくなってきました。(ダセェ)

 

曲としても、生のライブとしてはかなり久方ぶりの登場となりました。

 

今まで温存していたエネルギーを発散しているようで、歌も演奏も2019年以前感じたもの以上の熱量を感じました。

 

7曲目以降の鋭いロックチューンの流れの集大成ととしても、ステージ・客席ともに盛り上がりは最高潮となりました。

 

演出として焚かれたスモークも、妖艶な街を表現しているようで、ステージ全体がロックバンドのための空間になっていました。

 

最後は盛大に音を鳴らし、鮮やかなアンサンブルで曲を終えました。

 

ここまでの展開は暴力的といっても差し支えないほど心揺さぶられましたが、ようやく一区切りを迎えることができました。

 

 

 

 

 

10.5分後のスターダスト

 

幕間にメンバーが水分補給などを済ませ、ライブは中盤に入っていきました。

 

個人的には、この曲が1番予想できなかったですし、未だに何でセトリ入りしたのかわかりません。笑

 

いくつかB面の曲が入ってくるとは予想していましたが、もっとライブ映えする「ガリレオのショーケース」や「Micro Paradiso!」が登場すると踏んでいました。

 

セトリの流れとしては、後述の曲と組み合わせで季節の流れを踏襲していることが感じられますが、それでもセトリの中では一際異彩を放っているような気がします。

 

一応の理由づけとしては、今回最新カップリングである「ナノサイズスカイウォーク」がセトリ入りすることがほぼ確約されているので、それに合わせて最古のカップリングが選出された…みたいな意図もあるのかもしれませんね。

 

とはいえ、B面ツアーで出会った人も数多くいる今回のライブでは、そんな理屈関係なしに客席が喜びに溢れるのもまた事実で。

 

まるで銀杏をイメージしたような黄色い照明がステージを照らし出し、何とも美しい瞬間でもありました。

 

UNIMAGで貴雄が言っていた「今後数年やらないであらう曲」の一つは、間違いなくこの曲でしょうね。

 

ここからはバラードゾーンということで、演奏が終わるとステージは静寂に包まれていきました。

 

 

 

 

 

11.弥生町ロンリープラネット

 

数曲続くであろうバラード、何が来るのか個人的にワクワクしていました。

 

夏にピッタリな「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」、そろそろ同期曲が欲しくなってきたから「黄昏インザスパイ」など…自分の予想込みで色んな期待が頭の中を巡っていました。

 

ですが、そんな思いは予想もしないかたちで大きく裏切られました。

 

聴き慣れているんだけど、何だか歪に感じるメロディから始まったのは、「弥生町ロンリープラネット」でした…これはもう完全に盲点でした。

 

シングルツアーには、アルバムツアーでポテンシャルを活かしきれなかった曲が本領を発揮する枠があるとセトリ予想の記事で解説をしていました。

 

僕としてはそれが「マーメイドスキャンダラス」と予想していましたが、よく考えるとこの曲も条件にはピッタリ当てはまるんですよね。

 

アルバムツアーではセトリから外れ、同じく外れた「Catch up,latency」は「fun time HOLIDAY 8」でセトリ入りし、唯一対面のライブで披露されていない「Patrick Vegee」の収録曲となりました。

 

逆にライブとしては、シングル以外では初めて披露されていたり、「春が来てぼくら」との繋がりが劇的だったりしたので、どこか優遇もされているような印象もありました。

 

それでも、曲のポテンシャルを生かしきれていたかと言われれば…そうではないと断言もできてしまうので、ある意味で納得の選曲だったようにも思います。

 

おそらく対面で聞きたいファンも一定数いたはずなので、その層へのさりげない配慮のようなものもあったのかもしれません。

 

ある意味で配信ライブもひとつの伏線になっているのかもしれませんしね。

 

曲としては、特徴的なメロディや何気ない幸せを歌う歌詞にグッと来るんですが、個人的にはサビ前の「ヘッドピーン」を生で見れたことが嬉しかったですね。相変わらず技アリでした。

 

「Patrick Vegee」的なポイントとしては、曲間をどう繋ぐかということがあります。

 

"そして、僕らの春が来る"

 

その瞬間に一瞬だけ照明が桜のようにピンク色に光り、すぐにステージは暗転しました。

 

まさかの曲ではなく、照明で春の訪れを表現する手法…少しだけ寂しさを感じましたが、これはこれでオツなものが見れた気がしています。

 

 

 

 

 

12.セッション〜ワールドワイド・スーパーガール

 

珍しく2曲のみで曲を終え、給水タイムに入るステージ。

 

あえて曲を繋がなかったり、短めの流れがあったりと、いつものお約束とは少しだけ違うところがあるのが今ライブの特徴なのかもしれません。

 

とはいえそれも短めで、すぐに演奏する準備へと入っていきました。

 

ステージの光が当てられたのは、オンドラムスタカオスズキ。どうやら恒例のドラムソロの様です。

 

ここまでの構成を見て、何かサイダロに近そうだな?なんて思い、19曲やるかも…なんて予感していたのはここだけの話です。

 

軽快にドラムを叩く様はいつも通りの安定感なんですが、今回はセッションメインな予想をしていて、案の定斎藤さんがギターを構えて演奏に参加してきました。

 

2人の演奏が折り重なって聴こえるのは、何だかとても覚えがあるメロディでした。

 

この前奏は絶対聴いたことがある。そんな確信に近いものはあったのですが、さすがにこれだけで次曲を判断することはできませんでした。

 

とはいえ、このくだり…とーーーーーーにかく長かったです。延々とこのメロディが繰り返されていました。

 

もういいんじゃないか…って思うほど繰り返していましたが、まったく止める気配がありませんでした。

 

1番面白かったのは田淵で、ドラムセットの近くに座りながら、ずっとその光景を眺めていました。

 

客席にも謎の緊張感が生まれていたのですが、田淵が「よし、やんぞ!」と言わんばかりに立ち上がり、ようやく次の展開を迎えます。

 

余談ですが、田淵が立ち上がった瞬間に気合いを入れて手を叩いた様を勘違いしたのか、謎に客席で手拍子が巻き起こっていました。

 

すぐに止まったけど、あれは田淵的には大誤算な気がしています。ごめん、僕も思わず釣られてやっちゃったよ。

 

他の会場ではどうだったんだろう。反応が気になります。

 

そうして、ながーーーーーーいセッションを経て披露されたのは、「ワールドワイド・スーパーガール」でした。

 

一気に季節が冬から夏にジャンプしてしまいましたね。

 

個人的には、あの謎長尺のセッションは、春から夏にワープしてる様子を表していたのかな?なんて脳内で補完しています。

 

なんかそれはそれでグッと来ませんか?って思ったりもしています。

 

ツアーとしては、かなりお久しぶりの登場のこの曲。

 

2013年の「桜のまえ」が最後の登場であり、大きなライブも2015年の「fun time 724」が最後となっています。

 

とはいえ、年越しライブや対バンではちょこちょこ出現したり、一昨年の「LIVE(in the)HOUSE-Count Down Style-」で披露されたりと、何だかんだでやってくれているような記憶もあります。

 

それでも全国的なツアーでやってくれることはそれだけでも意義があるし、待ち望んでいたファンも数多くいると思います。

 

僕は初参加のツアーが「桜のまえ」だったので、その時代も思い出して感慨深いものがありました。(ハマり立ててでほとんど記憶ないけど)

 

前述のカウントダウンライブも伏線のひとつになっている気がするのは、少し考えすぎですかね?笑

 

曲のハイライトは、やはりラスサビ前の貴雄の巻き舌でしょうか。ようやく生で聞けました。

 

曲としても散々焦らされたので、死ぬほど楽しい感じで進んでいきました。そして、この辺から体力の心配をしてきました。(抗えぬ衰え)

 

 

 

 

 

13.ナノサイズスカイウォーク

 

軽快なライブアレンジから始まったのは、今シングル唯一のカップリングである「ナノサイズスカイウォーク」です。

 

原曲をマシマシにした感じのアレンジから前奏に入る様は、何とも心地よいものでした。

 

この曲に関しては、もう言うべきことがほとんどないぐらい理想的な活躍をしてくれたように思います。

 

ディスクレビューでも述べたように、ライブで余すことなくポテンシャルを発揮し、軽やかな曲調で自然と体が動いて楽しんでしまいます。

 

前曲の「ワールドワイド・スーパーガール」と合わせて、ここはめちゃくちゃ気持ち良く楽しめたブロックになりましたね。

 

どこかの誰かがワールドワイド→ナノサイズっていう流れだと教えてくれましたが、そんな深い部分で構成を考えているセトリおじさんのセンスに脱帽です。

 

語彙がなくて申し訳ないんですが、"夏"って感じで、とても季節感を感じることができました。

 

特筆すべきことがあるとすれば、セットリストの配置でしょうか。

 

カップリングの曲が中盤の山場を担当することは意外と少ないようにも思います。

 

それだけ良い曲がカップリングにあることへの恐ろしさを思い知らされるとともに、力を抜いて曲を作ることの大切さも感じさせますね。

 

結果として、最古参のカップリング「5分後のスターダスト」から始まり、最新カップリング「ナノサイズスカイウォーク」で終わる…何とも感慨深い中盤と相成りました。

 

底抜けに楽しい終わりを迎え、ライブはいよいよ終盤へと突入します。

 

 

 

 

 

14.サンポサキマイライフ

 

少しの間を挟んで、「MODE MOOD MODE」ツアーよろしくのかっこいいセッションから終盤の幕が開きます。

 

このセッション、あまりにカッコ良すぎて「マーメイドスキャンダラス」の気配を感じたんだけど、答えはあまりに予想外のものでした。

 

「サンポサキマイライフ!」

 

そんな斎藤さんの言葉とともに、馴染みある壮大な前奏が始まりました。良い曲はどれも前奏がいい。

 

14曲目は「サンポサキマイライフ」…普段はあまりない終盤での披露となりました。

 

これは筆者の予想通りとなったのですが、セッション付きで登場するとは…まさかの優遇っぷりに実際にかなりビックリしました。

 

「LIVE(in the)HOUSE 2」にて序盤で披露していたり、「fun time ACCIDENT 3」も同様に序盤だったりと、一応ちょっとした伏線は隠れていたような気はしています。

 

個人的にも、リバイバル以外で待ち望んでいた曲なので、来た瞬間は嬉しさで飛び回ってしまいました。

 

特に最初の"ハイ!"の瞬間は思い切り強く腕を振り上げてしまいました。

 

相変わらず良い曲です。

 

何よりステージが3人がめちゃめちゃに楽しんで、こちらも嬉しい気持ちになったのはここだけの話にさせてください。

 

ちなみに曲番だけはあってました。構成ズレるとこういうこともありますよね。笑

 

しかも、それは番号だけで終わらす…。

 

 

 

 

 

15.オリオンをなぞる

 

何と繋ぎもあっていました。ドラムソロはなかったですが。

 

15曲目は「オリオンをなぞる」、ついに終盤で登場しました。

 

「Nomal」ツアーであえて序盤に登場したのは、今回良いところ使う伏線にしか思えなかったので、その予想が当たって嬉しい限りです。

 

特に「サンポサキマイライフ」とは、同じ時期にライブでブイブイいわせていたこともあって、曲同士の相性も抜群でした。

 

あまりにもキレイな繋ぎすぎて、そこだけ切り取ってしまいたいぐらいです。

 

そんな絶妙な構成で入ったオリオンはいつも通りの安定感だったんですが、圧巻なのはその演出です。

 

何と再び空に星が煌いていました。

 

harmonized finale」同様に照明が星空を表現している様は、まさにタイトル通りこの曲にピッタリで。

 

いつも以上にロマンチックな「オリオンをなぞる」を体験することはできました。

 

ちなみに次曲は「fake town baby」を予想していましたが、残念ながら登場しておらず…この時点で何となく次の曲は予想できてしまいました。

 

それは僕の予想が違っていたことへの証明でもあって…

 

 

 

 

 

16.kaleido proud fiesta

 

オリオンの終わる間際にヘッドホンおじさんが登場して貴雄に装着し、そのまま斎藤さんがカポタストをギターに着けていきます。

 

一定の観客が「まさか…」と思っただろう瞬間に…

 

"かくして またストーリーははじまる"

 

今ツアーの主役であるシングル表題曲「kaleido proud fiesta」がついに登場しました。

 

その瞬間にステージに「UNISON SQUARE GARDEN」というバンド名のロゴボードが現れ、いよいよライブの演出も完成となりました。

 

シングルツアーは本編ラストに来るであろうお約束を、まさか3回連続で破ってくるとは完全に予想外でした。

 

主役のシングルは、「One roll,One romance」ではさりげない位置で、「Nomal」では1曲目に置くという意外性を見せたので、今度ばかりは定位置に置くものとばかり考えていました。

 

とはいえ、前述の冒頭歌詞を考えると、それもあまりに安直な気がしてきました。終わりよりも少し前の方が新たな物語の始まりはずっと映えました。

 

本編ラストもこちらの願望ありきみたいなところがあったので、やはり予想は難しいなと思い知らされます。

 

曲としては、「fun time HOILDAY 8」に比べて格段に演奏のクオリティが上がっており、完全に自分たちのものにしているのが印象的でした。

 

対バンではアンコールでしたので、曲に対する気持ちの入れ方も違ったのかもしれませんが、それでも明らかに会場に響く音は異なっていました。

 

本当の意味で新曲を聞くことができた気がしたので、これだけで今日参加できて良かったなと改めて思うことができました。

 

曲の終わりを見ると、斎藤さんのギターからカポが外れていませんでした。

 

まさかガリレオ…?なんて思いましたが、この流れでは、ちょっとばかり違和感もある気がしていて。

 

その予想は全然違いましたが、それ以上の衝撃が待ち受けていました。

 

 

 

 

 

17.to the CIDER ROAD

 

この曲がこの位置に来るなんて、誰が予想できたでしょうか…そして、このセリフ何回言うんだろう。笑

 

とはいえ、何度も言ってしまうぐらいの衝撃がそこにはありました。

 

最近は配信やリバイバルライブなどで登場頻度も多いとは言え、ツアーで登場するのは2016年の「fun time HOLIDAY 6」以来ではないでしょうか。

 

それだけ温存されていた曲は、序盤の良いところに登場するぐらいの扱いになるのだろうと勝手に考えていました。

 

それがまさかのラスト前の1番良いところで披露されるとは…さすがに予想外すぎました。

 

ですが、まったく的外れだった気もしていなくて。

 

セトリ予想で述べた、同期曲の縦軸の話がまた違った方法で実践されたような印象も持っています。

 

ストリングスからのバンドサウンドによる同期音の流れはめちゃくちゃキレイだったので、田淵的にそんな意図があっても不思議じゃないかなと思っています。

 

演奏もさすがの一言です。リードシングルがなくても、観客を十二分に楽しませてくれました。

 

最後は盛大に3人が音を鳴らし、いよいよライブも終幕が近づいてきました。

 

 

 

 

 

18.10% roll,10% romance

 

ほとんどMCもないなか、斎藤さんの「楽しかったです、どうもありがとう!」の言葉とともに、ライブの終わりを予感させました。

 

そのままOr,Orを彷彿とさせるような3人の軽やかなセッションが始まり、「最後の曲です!」と斎藤さんの声が会場に響き渡ります。

 

"yes,1 secでコンタクト 2 sec そして check my toe.3 sec お手をどうぞ right?"

 

馴染みある前奏から始まったのは「10% roll,10% romance」…この曲がラストを担うことには、個人的に大きな意味と伏線を感じました。

 

というのも、先程から取りあげている「One roll,One romance」は、「10% roll,10% romance」のシングルツアーとして開催されました。

 

ですが、前述の通りライブでは、かなりさりげない位置で登場することとなり、1番の山場は「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと」や「シュガーソングとビターステップ」が担うこととなりました。

 

当時は意外性のあるセットリストや決して「10% roll,10% romance」が色褪せない構成に何の文句もありませんでしたが、せっかくの主役のツアーだからこそ、ラストに披露して欲しかった気持ちも少しだけあったり。

 

そんな経緯を踏まえて、別のシングルツアーでラストを担うことは、その頃の思いが成就されたようで感慨深いものがありました。

 

何よりツアー同士の繋がりによって、大きな"伏線回収"が実現したように思えて、テンションも爆上がりでした。

 

もちろん田淵はそんなとこも狙って実行しているような気もするので、完全に思う壺な気もしていますが。笑

 

セトリ的にも、カポ曲3つということで構成の妙を感じたり。

 

ここまで壮大で死ぬほど揺さぶられるセットリストだったので、最後ユニゾンらしい軽快な曲が来るのは、何物に変えられない安心感となりました。

 

あとはもう何も考えずに走り抜けるだけ…そんな思いでライブを楽しんでいました。

 

「バイバイ!!」

 

そんないつも通りのセリフとともに、ライブ本編は終わりを迎え、3人は退場していきました。

 

 

 

 

 

 

 

EN1.Cheap Cheap Endroll

 

短い幕間が終わり、3人がステージに戻ってきました。

 

最近はこの間が短くて良いね。もうちょい休憩時間は欲しいけど。

 

3人が定位置につくと、歪なアンサンブルが一音奏でられ、すぐさまアンコールが開始されました。

 

珍しく「Dr.Izzy」の曲ないな〜なんて思ってたら、この攻勢ですよ。こういう容赦ないとこがやっぱいいですよね(恍惚)

 

「MODE MOOD MODE」でさえ、アンコールでMCがあったのに対して、今ツアーではそれすらない。ユニゾンの本気を感じます。

 

何より言葉はなくても、音楽で十二分に楽しませることができる…それを地で体現することができていたのは、参加した僕が保証します。

 

セットリストの構成としても、割と最後に来がちな「Cheap Cheap Endroll」が1曲目に来るのが、最近の田淵のトレンドが感じてしまいます。

 

「Patrick Vegee」も「crazy birthday」が1曲目だったので、田淵がどういう思いでセトリを組んでいるのか少しだけ垣間見えますね。

 

序盤ということで、斎藤さんの歌い方もいつもよりは控えめな感じで…その分歌詞やメロディの鋭さがビンビンに伝わってきました。

 

何よりこの曲が終盤に来るとめちゃくちゃに楽しい!

 

それだけで十分すぎる感想だと勝手に思っています。

 

最後は一刀両断するように音楽が会場中に響き渡り、斎藤さんが「アンコールありがとうございます!」の言葉とともにそのまま次曲へと繋がっていきます。

 

「MODE MOOD MODE」でさえ、アンコールでMCがあったのに対して、今ツアーではそれすらない。ユニゾンの本気を感じます。

 

何より言葉はなくても、音楽で十二分に楽しませることができる…それを地で体現することができていたのは、参加した僕が保証します。

 

ちなみに曲の終盤にステージに現れたのは、ヘッドホンおじさん…まさかという予想はすぐに現実となりました。

 

 

 

 

 

EN2.シュガーソングとビターステップ

 

この曲がアンコールに来るツアーって、イベントやFC以外だとおそらく初めてだと思います。

 

いよいよこの曲の自由度もここまで来たのか…と嬉しい気持ちになりましたね。

 

とにかく楽しさに溢れたこの曲は、前曲と同様にやはり終盤に光り輝きます。

 

ここまでのライブを集約したような多幸感は、間違いなくオーディエンスの心をガッチリと掴んで、最後の盛り上がりを見せていました。

 

正直に申し上げると、ここら辺は楽しすぎて記憶も曖昧で…ただただ幸せな気持ちしか覚えていません。

 

とりあえずステージも客席もみんな楽しそうでした!以上!!

 

ラストではなく、あえてここにシュガビタを持ってきた構成に脱帽しながらも、最後の最後にとんでもない爆弾が仕込まれていたことを我々はまだ知りませんでした。

 

 

 

 

 

EN3.場違いハミングバード

 

斎藤さんの「ラスト!」と同時に貴雄の「1.2.3.4!!!!」が響き渡ります。

 

シュガーソングとビターステップ」だけじゃなくて、「場違いハミングバード」も来るアンコールって…これ本編じゃないよね?

 

何気に「プログラムcontinued」ツアーと構成が逆になっているのも、偶然だとしても心憎いです。

 

リバイバルやフェスを除けば、ライブでの登場は「LIVE(in the)HOUSE」以来となります。

 

それ程待ち望まれていた曲が、シングルツアーの終幕に登場するのは、誰しも滾る展開であると思います。

 

ステージも客席も、今度は最後の力を振り絞るように体を動かして、熱量が半端ではなかったような気がしています。

 

fake town baby」で焚かれたスモークが再びステージに広がり、いよいよライブも集大成へと向かっていくことが感じ取れました。

 

ただ、ひとつだけ言わせて欲しい。

 

…場違いでイチャイチャすな!

 

すっかり恒例(?)となった斎藤・田淵のイチャイチャタイム、今日はないな〜とか思っていたら、まさかのこの曲でした。

 

僕のかっこいい場違いを返して(切実)。

 

事件はラスサビ前の間奏で起こりました。

 

ギターソロでステージ中央に来る斎藤さん、そこに犬の様に群がる田淵…意に解さず演奏する斎藤さん、お構いなしに近づいていく田淵…全て無視して華麗に定位置に戻る斎藤さん。

 

…はい、アウトー!いつものやつー!!

 

決して声は出しませんでしたが、心境的にはこんな感じでしたね。

 

まさかかっこいい枠だと信じてやまなかった「場違いハミングバード」でこんな展開が起こるなんて…正直まだ受け入れられていません。

 

いや、嘘です。いつも通りの光景が見れて、実は安心しました。

 

何だかすっかりいちゃつきも板についてしまって…バチバチに仲が悪い(公式)UNISON SQUARE GARDENってどこに行ってしまったんですかね?

 

とはいえ、それだけライブが楽しかった裏返しではあるので、思う存分僕らも最後まで楽しむことができました。

 

最後は斎藤のスーパーカッコいい舌打ちも聴けて、大満足のうちにライブは終幕となりました。

 

UNISON SQUARE GARDENでした!バイバイ!」

 

そんないつもの挨拶、いつもの所作で3人はステージを後にしました。

 

最後は僕も汗だくでヘトヘトになりながら、このライブ多幸感をしっかり噛み締めて、拍手で送り出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

kaleido proud fiesta セットリスト

 

1.harmonized finale

2.箱庭ロック・ショー

3.世界はファンシー

4.シャンデリア・ワルツ

 

5.CAPACITY超える

6.Silent Libre Mirage

7.Own-Civilization(nano mile-met)

8.ラディアルナイトチェイサー

9.fake town baby

 

10.5分後のスターダスト

11.弥生町ロンリープラネット

12.セッション〜ワールドワイドスーパーガール

13.ナノサイズスカイウォーク

 

14.サンポサキマイライフ

15.オリオンをなぞる

16.kaleido proud fiesta

17.to the CIDER ROAD

18.10% roll,10% romance

 

EN1.Cheap Cheap Endroll

EN2.シュガーソングとビターステップ

EN3.場違いハミングバード

 

ライブとしては、MCが徹頭徹尾なかったのが衝撃的でしたね。いよいよここまで来たのかと。

 

とはいえ、フェスは毎度そうだったり、本編MCなしのツアーがあったりと、散々その伏線は散りばめられていたので、自然な成り行きとして受け入れられました。

 

むしろ、その瞬間に立ち会えたことに感慨深ささえ持ってしまいます。

 

MCはなくても、音楽体験さえできれば、ロックバンドのライブは楽しいんですよね。

 

セットリストの解説としては、これまでの活動やライブの伏線が随所に盛り込まれていて、新時代の幕開けとともにこれまでの総決算のようなライブにも繋がっていきましたね。

 

このツアーは間違いなくユニゾンの新時代の到来を示すものとなりましたが、そこにはここまでの道のりも確実に繋がっていることをかたちにしてくれていました。

 

シングルツアーの自由さ以上に難しいことをサラッとやり遂げるのが、まさにUNISON SQUARE GARDENといった感じですね。

 

アルバム別に見てみると、「MODE MOOD MODE」と「Populus Populus」からかなりの曲がセットリスト入りしました。

 

特に「MODE MOOD MODE」は直近4つの対面での主催ライブを合わせると、「フィクションフリーククライシス」以外がセトリ入りしている優遇っぷりです。

 

そこに「ラディアルナイトチェイサー」が合わさっている様子が、田淵的に何か意図があるような気がして、何だかテンションが上がってしまいます。

 

深読みだったらすいません。(ちなみにフィクションはフェスや対バンで登場済み)

 

「Populus Populus」は「オリオンをなぞる」の収録アルバムなので、納得の優遇具合ですね。レア曲、定番曲、つよつよ曲の組み合わせが素晴らしいですわ。

 

最近の2022年は露骨に温存されていたので、この大放出も自然な流れですしね。

 

逆に久々に「JET CO.」が1曲も入らず…というのも、何だか懐かしい展開ですね。2021年は何だったのか。

 

後は「Catcher In The Spy」が1曲しか入っていないので、これはリバイバルツアーの伏線だと信じます!

 

もしいっぱいセトリ入りしてても、リバイバルツアーの伏線ってことにしたと思います!

 

あと最後に個人的な喜びとして、セットリスト予想が11/21で半分以上当てました〜!やったー!!

 

最近ライブも多くて当てやすくなったとはいえ、これだけの数当たったのは至上の喜びです。

 

外れた曲も割と近い要素あってけっこう惜しかったなって思ってたり。

 

まあ曲順はあんまりだったので、そこはまた次回がんばりたいと思います。

 

予想したセトリが気になる方は、よければこちらをご覧ください。

 

 

ライブは楽しいわ、セトリ予想はぼちぼち当たるわ、個人的には最高のツアーでした。

 

最近では、1番良いライブだったんじゃないかな。ワンマンだとこの満足感はかなり久しぶりかも。

 

もし、行く気がなくてこの記事を読んでる人は、少しでも楽しさが伝わったら絶対チケットを取ってください。楽しいのは僕が保証します。笑

 

久々に気持ちが旬な状態でライブレポも書けたので、良い気分です。

 

次回はまた書かなくなってるかもしれないけど。笑

 

また気が向いたらレポも書いていこうと思います。

 

では、今日はここまで。

 

バイバイ!!

fun time HOLIDAY 8 セトリ答え合わせ&kaleido proud fiesta セトリ予想

はい、というわけで今回より趣向を変えまして、ライブレポではなくセトリ予想の答え合わせといったかたちでライブを振り返っていこうと思います。

 

ライブレポはかなり文字数が増えてしまうことから、なかなか執筆時間を確保できないため、このような方針で行くこととしました。ご容赦ください。

 

あ、でもまったく書かないというわけでもないと思うので、もし良いライブに遭遇できたら執筆することもあるかもしれません。

 

まあそこは時の運ということで。笑

 

というわけで、今回は2022年4〜6月に開催された「fun time HOLIDAY 8」のセットリストを振り返っていこうと思います。

 

…何だかYouTubeの動画の紹介っぽいね。(最近色んな動画見てるせいですかね。たまにフォロワーのやつも見てます)

 

 

 

 

 

まずは私が予想したセットリストから。こんな感じです。

 

1.3minuites replay

2.Dizzy Trickster

3.kaleido proud fiesta


4.Hatch I need

5.マイノリティ・リポート(daring,I love you)

6.メカトル時空探検隊

7.Catch up,latency


8.8月、昼中の流れ星と飛行機雲

9.箱庭ロック・ショー

10.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと

11.Nihil Pip Viper

12.シャンデリア・ワルツ


EN1.Simple Simple Anecdote

EN2.桜のあと(all quartets lead to the?)

 

基本的には最近演奏していないものからピックアップしつつ、あとは最近のライブや自主企画の兆候から予測したり、後のシングルツアーとの統合性などを含めて考えていきました。

 

主なポイントとしては、

 

・シングル枠は新曲「kaleido proud fiesta」、「Nihil Pip Viper」は旬ゆえにやるだろうし、パトベジツアーでセトリから外れた「Catch up,latency」も田淵の普段の手法からきっと入るだろう。あと"8"枚目だから、「桜のあと(all quartets lead to the?」」もほぼ確実に入るし、傾向的にきっとアンコールラストだろう。

 

・8要素として、「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」も入れといて、4〜6曲目で盛大な"8まいめ!"も面白いんじゃない?…どれか当たるでしょ、入れちゃえ入れちゃえ!(当てはめ方がもはや競馬とかのそれ。やったことないけど)

 

・「シャンデリア・ワルツ」はそろそろ2曲目で来そうだけど、より確実な伏線を用意するかもしれないので、今回のライブでラストに置くかも。逆に「夢が覚めたら(at that river)」はここでやるとあまりにさりげなさすぎるので、やらないで欲しいから入れない。(願望)

 

・タイバニ曲は、おそらくシングルツアーでやるんじゃないか。

 

あとは最近の傾向と願望を加味して組み立てました。

 

 

 

 

 

そして、実際にライブで演奏されたセットリストがこちら。

 

1.セッション〜23:25

2.リニアブルーを聴きながら

3.何かが変わりそう

 

4.アトラクションがはじまる(they call it "No.6")

5.メカトル時空探検隊

6.Catch up,latency

7.MR.アンディ

8.夢が覚めたら(at that river)

 

9.セッション〜Nihil Pip Viper

10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

11.kid,I like quartet

12.君の瞳に恋してない

 

EN1.kaleido proud fiesta

EN2.桜のあと(all quartets lead to the?)

 

トータル5/14かぁ…微妙すぎる結果でした。

 

と、いうより!あまりにも多幸感溢れるポップマシマシのセトリに色んな意味で衝撃的でした。

 

まず1曲目が「23:25」っていうのもビックリなんですけど、続け様の「リニアブルーを聴きながら」、「何かが変わりそう」という底抜けに明るい曲調が続くのが、振れ幅の大きいユニゾンのライブとしてはかなり珍しい構成となりました。

 

2曲目のリニアブルーは間違いないんだけど、タイバニ曲は絶対シングルツアーに入ると思っていたので、完全に盲点でしたね…。

 

シングル枠はほぼ間違ってないとはいえ、逆によく「メカトル時空探検隊」当てたな…何でやったのか理由がわからん。

 

「夢が覚めたら(at that river)」は、ついに…って感じなんですが、そこまでの構成がかなり含みを持たせているので、焦らされた分だけの感動が待っていましたね。

 

個人的にはシングルツアーの1曲目にやって欲しかったけど。さすがにそれは優遇しすぎか。

 

「Nihil Pip Viper」の使い方が絶妙すぎて、シングルツアーの予想がさらに難しくなったのはここだけの話です。

 

ここだけライブレポなんですが、ラス前の「kid,I like quartet」に泣きそうになりました。

 

本編ラストの「君の瞳に恋してない」はいつか来るとは思ってたけど、ここでか…というのが正直な感想でした。

 

「kaleido proud fiesta」は傾向的に3曲目だと思っていたんですが、アンコールで完全にライブのなかでは別物扱いでした。2019年以前の傾向はそろそろ通用しないのかもしれない。

 

「桜のあと(all quartets lead to the?)」は場所ともに大当たり!それだけで何とか達成感です。笑

 

ロック系好きの僕としては、決して好みではなかったけど、そんなの関係ないぐらい楽しいセットリストでした。

 

ポップ系好きにはマジで垂涎ものだったろうな。俺でもテンション上がったもん。

 

いやー今回も良いライブでした。満足満足。

 

 

 

 

 

 

そんな多幸感マシマシのセトリに続いて明日から行われるのは、シングルツアー「kaleido proud fiesta」です。

 

今回もセットリストをバッチリ予想したので、合わせてこちらも解説していこうと思います。

 

※田淵ブログのネタバレありですので、まだ見てない方は回れ右をしてくださいね。

 

まず予想セトリはこんな感じです。

 

1.Nihil Pip Viper

2.シャンデリア・ワルツ

3.I wanna belive、夜を行く


4.チャイルドフッド・スーパーノヴァ

5.Silent Libre Mirage

6.世界はファンシー

7.to the CIDER ROAD

8.流星行路


9.ナノサイズスカイウォーク

10.マジョリティ・リポート(daring,I love you)

11.8月、昼中の流れ星と飛行機雲

12.黄昏インザスパ


13.セッション〜マーメイドスキャンダラス

14.サンポサキマイライフ

15.ドラムソロ〜オリオンをなぞる

16.fake town baby

17.ガリレオのショーケース

18.kaleido proud fiesta


EN1.場違いハミングバード

EN2.箱庭ロック・ショー

EN3.Micro Paradiso!

 

解説し始めるとキリないので、ざっくり箇条書きで説明していきたいと思います。

 

・テーマとしてはタイバニとかけて「街」っていうのが表のテーマだったんだけど、どうも過去のツアーでそれっぽいセトリがあるらしいので、裏テーマの「信念」でいきたいと思います。ヒーローにピッタリな言葉なので。

 

・前提として、向こう1年以内に9thアルバムが出ることを仮定して作っています。アルバムツアーに関係して、今ツアーでセトリ入りする曲も決まるかなと。ロックバンドの未来計画は存外先の方まで続いていることが多いので。

 

・田淵ブログで予習範囲はバンドキャリア全てと言われていたので、元々かなり幅広い年代の曲を採用していましたが、さらに昔の曲まですることになりました。かなり願望込みですが。

 

続きまして各曲の解説だ〜。

 

1.Nihil Pip Viper

 

パトベジで序盤の後半戦、ftH8で終盤の幕開けに使われたので、もはや使うところが1曲目しかないよー!っていうのが理由です。

 

基本的に配信シングルは扱いやすいので、9thアルバムツアーではセトリ入りしない気がして、ならば今ツアーでは割といいとこに来るんじゃないか予想。

 

1曲目に来ること自体は割とスッとイメージできました。

 

ちなみに表テーマの"街"が含まれてるし、"信念"的な意味では、

 

"大事なことは自分で決めようぜ"

 

ですね。

 

ちなみに1曲目はギリギリまでセッション付きの「世界はファンシー」と迷っていました。

 

めっちゃヘンテコに始まって欲しかった願望ゆえなんですが、意外性もあってけっこう好きです。

 

アルバムのリード曲がシングルツアーの1曲目とか意外性しかないしね。

 

2.シャンデリア・ワルツ

 

10代限定の「音楽と行こう」でのラスト披露があるので、思惑とはちがくてもすんなりここに入れてしまいました。

 

序盤3曲は"街"ソングでもあるんですよね。

 

"信念"的な意味では、

 

"わからずやには 見えない魔法をかけたよ"

 

ですかね。

 

3.I wanna belive、夜を行く

 

僕がこの位置で聞きたいだけ。以上です。

 

ちょっと補足すると、今回を逃せば今度こそ蔵に潜ってしまうかもしれないので、もう今年何回もやってるならやろうよ!という気持ち。

 

"信念"的な意味では、

 

"強いだけが正義ならば ヒーローなんていらないし"

 

ですかね。わお、今ツアーにぴったし。

 

リニアブルーを聴きながら」がftH8にセトリ入りした以上、「harmonized finale」だけ半端にセトリ入りすることはないと踏んでるので、この曲にタイバニ要素を託すことになりそうです。

 

4.チャイルドフッド・スーパーノヴァ

 

乗るしかないよ、この「JET CO.」ウェーブに。時期と周期的にこの曲しかないかなと。

 

5.Silent Libre Mirage

 

こちらもシングル曲の周期的にちょうどいいかなと。夏だしね。

 

6.世界はファンシー

 

何かまだやり足りない気がする。アルバムのリードは意外性のある場所でNextツアーに出やすい傾向も踏まえて。

 

信念的な意味だと、

 

"A fansy is lonely!"かな。

 

7.to the CIDER ROAD

 

高低差が素晴らしいのと、そろそろこの曲もリバイバルじゃないライブで出張るだろうという予想。

 

そもそも華やかなツアーになりそうなので、華やかな曲もいるじゃろがい!みたいな思考で入れました。

 

序盤の山場の前の最後の溜めを作ってくれます。

 

8.流星行路

 

序盤の問題児。「the GARDEN limited」で「新世界ノート」の曲をやりまくったので、セトリに組み込めそうなのがこの曲しかなかったことが原因です。…悪いのは完全にこちらなので、どうぞ存分に罵ってください。

 

とはいえ、ここ数年色んなライブで演奏しているので、不思議この位置でもライブが成り立つ気がしているのはここだけの話。

 

バンドキャリア=ライブ予習で抑えるべき範囲という田淵の言葉を信じます。

 

9.ナノサイズスカイウォーク

 

良い曲だから多分やるという田淵の言葉を信じて入れました。

 

表題曲がラストなので、こちらは中盤の幕開けに。対比大好きマンなので。

 

軽快なテンポでライブの熱感を程よい距離感で維持して欲しいね。

 

10.マジョリティ・リポート(daring,I love you)

 

マジでご無沙汰なのでやって欲しい枠。バラードばっかの中盤もおもんないので、ナノサイズ共々肩の力を抜いた曲調で楽しませて欲しい。

 

個人的には前曲とノータイムで「Dr.Izzy」のアレンジをぶち込んで欲しい願望があります。

 

"信念"枠は

 

"ずっと歌ってきたこのメロディ 飽きないだなんて 金銀財宝級だから"

 

ですかね。ロックバンドの強い気持ちが垣間見えて良い感じです。(熱い自画自賛

 

11.8月、昼中の流れ星と飛行機雲

 

滅多にやらない夏ツアーなので、それらしい曲は絶対やるし、おあつらえ向きな曲はまず映えると思うのですよ。

 

とはいえ、「夏影テールライト」や「オーケストラを観にいこう」は前ツアーでガッツリやっていますし。

 

相対的にこの「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」がセトリ入りしそうかなと。

 

「プログラム15th」以来やってないですし、周期的にもピッタリかなーっと。

 

何となく「kaleido proud fiesta」の「やったー!」感にもマッチする気もしてるんですよね。

 

12.黄昏インザスパ

 

このツアーの裏の肝にしている曲であり、前述の今後の活動計画の伏線的な立ち位置と予想している曲でもあります。

 

そもそも今年はやけに「Catcher In The Spy」の曲がライブで披露されていて。

 

シューゲイザースピーカー」や「何かが変わりそう」はもちろん、「蒙昧termination」や「流れ星を撃ち落せ」といった普段は全然やらない曲もうっかり(?)登場してしまう大盤振る舞い。

 

もうこれは「Catcher In The Spy」を優遇する何か(リバイバ…)が計画されている匂わせと受け取ることとしたので、まだ登場していない「黄昏インザスパイ」をバラードゾーンの山場に入れました。

 

本来ここは「harmonized finale」だったのですが、タイバニ曲を半端入れたくなかったので、スッパリ抜いたという背景もあったりします。

 

ちなみに10代限定ライブで「君が大人になってしまう前に」をやるものだと思っていたのですが、当てが外れたのはここだけの話。

 

まああの曲は別枠的な立ち位置ではあるので、あまり気にせずに入れることとします。

 

あとはストリングス多用の曲をライブの縦線に入れたかったこと。

 

序盤で言えば「to the CIDER ROAD」、終盤なら「kaleido proud fiesta」と、要所でストリングスアレンジのある曲を入れることで、表題シングルの特性をわかりやすく表現できたらオモロくない?みたいな思考で入れました。

 

あとはシンプルに俺が聞きたいだけ!以上!!

 

13.セッション〜マーメイドスキャンダラス

 

シングルツアーには前アルバムでポテンシャルを活かしきれなかった枠があると思っていて。

 

「One roll,One romance」なら「パンデミックサドンデス」、「Nomal」なら「10% roll,10% romance」がその位置を占めると考えていて。

 

その余りあるパワーゆえに縛りの多いアルバムツアーは力を発揮できなかった曲たちが、自由度高いシングルツアーで本領を発揮する枠があると分析しています。

 

「Patrick Vegee」のなかだと、そこに当てはまるのは間違いなく「マーメイドスキャンダラス」だと信じています。

 

この曲は「Hatch I need」との組み合わせが1番映えることに異論はないんだけど、単体の曲としてのパワーも絶対に持ち合わせていて。

 

1曲になってでしか出せない魅力というものが存在すると思っています。

 

それを発揮するにはシングルツアーが1番なので、「MODE MOOD MODE」ツアーの「Dizzy Trickster」よろしくめちゃいいセッションもつけて暴れ回って欲しいですね。

 

14.サンポサキマイライフ

 

今ツアーの揺さぶり枠。

 

壮大な前奏ゆえに序盤に来ると思われがちなので、その予測を根底から覆して、曲としての新しい魅力を確立して欲しい。

 

ここまでのノれる曲はけっこう短めの曲が多いので、時間長めで高カロリーのこの曲は相対的に映える気がします。

 

"信念"に関しては言うまではありませんよね?

 

あえて言いません。笑

 

15.ドラムソロ〜オリオンをなぞる

 

これしかないです。ガチ予想。

 

最近の使われ方的にもけっこうあり得ると思ってます。

 

16.fake town baby

 

街について歌っているこの曲が「kaleido proud fiesta」と相性が良いのは言うまでもないんだけど、"信念"的にも色んな意味でピッタリな曲。ここも皆までは言いません。

 

あとは前ツアーの伏線として、

 

「MODE MOOD MODE」ツアー4曲目「fake town baby」=「Patrick Vegee」ツアー4曲目「Invisible Sensation

 

だったので、

 

「MODE MOOD MODE」ツアーの16曲目が「Invisible Sensation」であることに対して、

 

今ツアーの16曲目に「fake town baby」来る…という予測を立てました。うん、完全にロマンですね。自分の中では実現する確立高めなんですが。

 

最初はドラムソロも入れてたんですけど、自分のなかのこだわりが許してくれなかったので、15曲目に「オリオンをなぞる」を入れました。

 

そこまで実現したら、さすがにちょい悔しいかな。笑

 

17.ガリレオのショーケース

 

「場違いハミングバード」とギリギリまで迷って、こちらはあまりに予想通りすぎてしまうので、あえて「ガリレオのショーケース」を持ってきました。

 

周期的にそろそろやりそうだし、シングルツアーはカップリング多めだしね。

 

最後が祝祭感強めだし、こっちは暴れたいのよー!

 

18.kaleido proud fiesta

 

もう今回はここしか考えられないんですよ。

 

祝祭の鐘よ、高らかに鳴ってくれ。

 

EN1.場違いハミングバード

 

場所はアンコール2曲目と迷ったけど、ポテンシャルを持て余さずに発揮するためにはこっちしかない!という結論になりました。

 

アンコールに定番曲入れて、やりたい放題やって欲しい願望があるのです。

 

とにかく暴れさせてくれ!その2!!

 

EN2.箱庭ロック・ショー

 

「プログラムcontinued」ツアーを踏襲してるんですけど、年数的にもう全然ありかな〜っていうのと最後のぶち上げに向けてもうひと仕掛け欲しいよねという意味合いで入れました。

 

ちなみに「流星行路」入れる前はこの曲が本編に入っていたので、もしライブでやられたら悔しすぎるのでねじ込みました。

 

ここもホントは「WINDOW開ける」でアンコール1曲目でした。こっちも聞きたいぜ。

 

"信念"的な意味では、

 

"全てのストーリーを流線型にしたいくらい 溢れ出す風景を、ステージ、そこに見たいくらい"

 

でしょうかね。

 

ちなみにバンドのキャリア的にはかなり初期に作られた曲であり、初回の収録は「新世界ノート」でしたね。

 

こりゃフラグ的にやる可能性自体は高そうだね!

 

個人的には「DUGOUT ACCIDENT」枠っぽくはあるけども。

 

EN3.Micro Paradiso!

 

"祝祭"と聞いて、この曲がアンコールラストを担う未来しか見えませんでした。

 

ひたすらに天国へ連れて行って欲しいですね。

 

最後の最後まで祝い続けるツアーになれたら最高です。

 

 

 

 

 

以上、21曲でした。

 

どれほど予想があっているかはわかりませんが、良いセトリはできあがったので、どんな結果であれライブを楽しもうと思います!

 

では、今日はここまで。ライブ楽しみです。

 

バイバイ!