ナツノヒ

UNISON SQUARE GARDENについて色々触れちゃうブログです。語彙がないから複合技でお送りしております。

TOUR2023 Catcher In The Spy ライブレポ(妄想)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

UNISON SQUARE GARDEN「TOUR2023 Catcher In The Spy」で描くロックバンドの強固な世界観【捏造】

 

 

 

 

 

 

 

 

UNISON SQUARE GARDEN(妄想)全国ツアー「UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023 "Catcher In The Spy"」のファイナル公演が、○月□□日に△△・☆☆☆☆ホールで行われた。

 

このツアーは、2014年に発売された5thアルバム「Catcher In The Spy」を9年ぶりに主軸に据え、全国×ヶ所で開催。来たるべきアルバム発売10周年に向けて、再度その魅力をライブを通して発信すべく行われたツアーである。

 

過去のツアーで行われた曲はもちろん、アルバム発売後に発表された楽曲もセットリストに盛り込まれながら、2023年の今しかできないロックバンドの煌めきを感じさせるようなライブとなっていた。

 

軽やかかつ力強いアンサンブルセッションから幕を開けた1曲目は、鈴木貴雄(Dr.)の雄叫びのようなカウントで走り出す「場違いハミングバード」。

 

バンド史において長い歴史を持つこの曲は、今もなおライブでの定番ソングとなっており、その信頼度は観客の喜びに溢れた声援が証明していた。

 

斎藤宏介(Vo.Gt.)の爽やかな歌声と鋭いストロークが交わり、それに呼応するかのように田淵智也(Ba.)が情熱的な演奏とパフォーマンスで力強く後押しする。

 

斎藤の「UNISON SQUARE GARDENです!」の言葉とともに妖艶なギター音から「サイレンインザスパ」が披露される。

 

途中に「こんばんは、△△!」と挟まれると(9年前のツアーにも同様のパフォーマンスあり)、当時を知るであろうオーディエンスからも歓声が飛ぶ。

 

その熱量を保ちながら、続く「MIDNIGHT JUNGLE」では、壮大なアンサンブルが熱狂の渦を生んでいく。

 

序盤とは思えないほどのエネルギーで繰り出される熱量に応えるかのように、客席は各々が思うままの表現で感情を爆発させていた。

 

華やかなピアノのメロディから幕を開ける「harmonized finale」もこれまでの熱量を静かに保ち続けながら、繊細さと激しさが混在したパフォーマンスが観客の心を奪い、まるで上質な短編を見終わったような満足感に会場は拍手に包まれた。

 

軽やかな鈴木のドラムが牽引し、徐々に斎藤の鋭いギターがステージを席巻して始まった「アンチ・トレンディ・クラブ」では、過去の「Catcher In The Spy」ツアーでは見せなかった新たな一面を引き出していた。

 

田淵の雄大なベースラインからエネルギッシュな演奏へと繋がる「ノンフィクションコンパス」、ポップなメロディが心地良い世界へと導く「instant EGOIST」、激しさのなかにほのかな儚さも加わった「マーメイドスキャンダラス」…新旧入り混じった楽曲がライブに華を添える。

 

ライブのボルテージが極限へと達するタイミングでの「桜のあと(all quartets lead to the?)」では、発売から10年が経過するとは思えない程の瑞々しい演奏で披露され、多幸感溢れるメロディが会場を恍惚の空間へと作り変えていくようであった。

 

一転、アルバムにおけるバラードである「君が大人になってしまう前に」がじんわりと染み入るような歌声と演奏で包み込むと、次曲「春が来てぼくら」の未来が跳ね上がっていくたおやかなメロディで、ステージに確かな明日を予見させるような1ページが刻まれていた。

 

ノスタルジーな趣きを引き継くような重厚なサウンドから始まった鈴木のドラムソロでは、静かに…けれども確かな力強さで会場に緊張感が漂う瞬間が生まれる。

 

田淵のベース、斎藤のギターのサウンドが重なるなかで、セッションが徐々にカタチを成し、雷のような鋭い前奏から「シューゲイザースピーカー」がロックバンドの強固な世界観を再現するかの如く芯の通ったパフォーマンスを見せつける。

 

間髪入れずに掻き立てるようなメロディで「パンデミックサドンデス」が迫り来ると、剥き出しのサウンドで襲いかかる「マスターボリューム」がオーディエンスの心に確かな爪痕を刻み込み、各々の最大出力の演奏が放たれたアウトロでさらに深く食い込ませていた。

 

斎藤によるサビの弾き語りから始まった「黄昏インザスパ」では、優しい言葉たちがソッと背中を押すようでもあり、伸びやかな演奏が誰も明日を歩んでいくであろう姿を想起させた。

 

普段以上に豪華なセッションから繰り出された「天国と地獄」で文字通り地獄の如き熱気を帯びて天国のような多幸感に包まれ、続け様の「オトノバ中間試験」では軽やかで心地良いリズムが夢のような空間を作り上げていた。

 

いよいよライブも終幕を迎えるであろう瞬間の「何かが変わりそう」は、幻想的なメロディと耳を引くフレーズがステージを彩り、誰一人目を離すことができないような輝きを纏っているようであった。

 

斎藤の「ラスト!」の言葉で重厚なサウンドが響き渡り、「カオスが極まる」のクールかつ熱気を纏ったエネルギーが混沌の泥沼を抱えたまま、2023年の彼らにしかできないやり方でライブ本編の幕を閉じた。

 

「バイバイ!」の言葉とともにステージから去っていく彼らにこぼれ落ちんばかりの盛大な拍手が送られた。

 

アンコールに登場すると、鈴木の力強いシャウトとともにドラムを鳴らし、「流れ星を撃ち落せ」が心の焦燥をかき乱すかのように激しいパフォーマンスで自由自在に切り込んでいく。

 

斎藤の「アンコールありがとうございます!」から間髪を入れずに「シャンデリア・ワルツ」では、間奏中にじゃれ合う斎藤と田淵にほっこりとした気持ちにさせられながらも、その楽しさに客席からも笑顔が溢れんばかりであった。

 

「またね!!」

 

そう斎藤が告げた後にライブの最後を彩ったのは「Catch up,latency」、正しさではないものを求める生き方はまさにロックバンドの人生であり、9年前には見ることができなかった景色を感じ取ることができていた。

 

"敬具 結んでくれ 僕たちが正しくなくても"

 

このフレーズはまさにユニゾンの生き方を表しており、これまでとこれからを繋ぎ合わせるような希望を垣間見せるような終幕となっていた。

 

どこか満足気な表情を見せる3人がステージを後にし、それまで客席は今日のライブの素晴らしさを賞賛するような大きな拍手に包まれた。

 

 

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023 "Catcher In The Spy"」2023年○月□□日△△・☆☆☆☆ホール セットリスト

 

 

1.場違いハミングバード

2.サイレンインザスパ

3.MIDNIGHT JUNGLE

4.harmonized finale


5.アンチ・トレンディ・クラブ

6.ノンフィクションコンパス

7.instant EGOIST

8.マーメイドスキャンダラス

9.桜のあと(all quartets lead to the?)


10.君が大人になってしまう前に

11.春が来てぼくら

12.シューゲイザースピーカー

13.パンデミックサドンデス

14.マスターボリューム


15.黄昏インザスパ

16.天国と地獄

17.オトノバ中間試験

18.何かが変わりそう

19.カオスが極まる


EN1.流れ星を撃ち落せ

EN2.シャンデリア・ワルツ

EN3.Catch up,latency

 

 

 

なお、9月27日にはNewシングル「いけない fool rogic」、10月よりライブハウスでのツアー「"Ninth Peel" next」の開催がそれぞれ予定されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※この記事はフィクションです。実際の人物・組織・作品は一切関係ありませんが、フィクションフリーククライシスの父がエイリアンであることと直前まで妄想セトリ候補だったことは事実です。自意識がクライシス迷子!(迷子!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"Revival Tour"Catcher In The Spyが待ちきれずに怨念が違う何かに変貌した末路がこちらです。

 

 

 

来年は「Catcher In The Spy」10周年ですね。

 

何事もなければ、楽しい企画をやれれば良いなと思います。

 

とりあえず今年はこれでお茶を濁す(?)。

 

苦情は受け付けてないです(ないです)。

 

後悔は多分ない(むしろ謝れ)。

 

とにもかくにも「Catcher In The Spy」、9周年おめでとうございます。

 

今年も来年も大事件がたくさん起きそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おあつらえ向きじゃん。

 

20周年の楽しみが過ぎる。

 

 

【参考文献】